夜中に子どもが39度の高熱!急いで病院へ行く?朝まで待つ?ママたちが判断するポイントは
昼間は元気に遊んでいた子どもが、夜になって突然高い熱を出したらママさんは慌ててしまうかもしれませんね。かかりつけの小児科は夕方までで診療時間を終えているということも多いでしょう。夜間にお医者さんに診てもらうとなると、自治体の夜間急患診療所などが考えられますが、連れて行くほどの症状なのかどうか迷うママさんもいるようです。
『21時。子ども(幼児)が39度の高熱! 夜中に急いで病院に行く? 行かない?』
夜中に熱が出たら夜間診療所へ連れて行けばいいのか、それとも翌日まで様子を見てかかりつけの病院に行けばいいのか……悩みどころですよね。子どもが夜中に熱を出した経験を持つママさんたちは、どう判断したのでしょうか。
「夜中ではなく翌朝に病院へ行く」と答えたママさん多数
ママスタコミュニティにコメントしてくれた多くのママさんは「発熱だけならば夜中ではなく翌朝まで待って、かかりつけの病院へ行く」と答えてくれました。一体なぜでしょうか?
子どもに無理をさせたくない
『39度なら行かない。41度のときはすごく迷ったけれど、この寒い中、かなり待つ夜間救急に連れて出ることが難しいと思い、朝まで待った。病院まで車で1時間はかかるし』
『高熱以外になんらかの異変がなければ行かない。夜に外来に行って、かなり待って、熱を出している子にかえってハードでしょ。』
家の近隣にあることが多いかかりつけの病院と違って、夜間診療に対応する場所は遠く、車などでの移動時間が長くなることもあるようです。また混雑具合によっては、受診まで長い時間を待たなくてはいけない可能性を考えたママさんもいました。高熱が出てつらい思いをしている子どもに、夜間診療所への移動や待機で無理をさせるくらいなら、家で寝かせておいた方が良いと考えるようです。
専門の先生がいない可能性があるから
『水分がとれて、嘔吐がひどくなければ様子見。ってしていたら41度手前まで上がって、急いで夜間病院に行って2時間も待ったけれど、ただの風邪と判断された。翌朝小児科に行ったらアデノウイルスと発覚。即入院レベルじゃないと、ちゃんと診てもらえないのかなー……。子どもに無理させただけだった』
『夜間救急は何度か行ったのだけれど、結局専門は何科かわからないその日の当番医が解熱剤を出すくらいで何にもしてくれないのよね。「明日かかりつけのお医者さんに行ってくださいね~」で終わり。夜中車に乗せて救急に行って順番を待って解熱剤だけって体に余計負担がかかるだけだから、よっぽどでなければ行かない。そしてよっぽどだったら救急車を呼ぶ』
『薬の処方も少ないんだし、それなら朝になってからかかりつけに行く方がいい』
夜間診療所は、子どもの症状に詳しい小児科や内科のお医者さんが必ずいるとは限らないようです。またお医者さんには解熱剤など最小限しか処方されず、もらえる薬が少なかったという声も。どうせ翌朝にかかりつけの病院に行くことになるのだから、わざわざ夜間診療へ連れて行くのは二度手間なのではないかと考えるママさんもいました。
どんなときは自宅で様子をみる?
しかしあまりに子どもが苦しそうにしていると、「もしや何か大変な病気なのでは……、急いで受診したほうがいいのでは?」と思うこともあるでしょう。ママさんたちは夜間病院へ連れて行くかどうか、こんなポイントを重視して判断しているそうです。
水分がとれているのなら様子をみる
『水分がとれていて様子がおかしくなければ行かない。今の時期インフルエンザだったとしても検査薬が反応するまで熱が出てから短くても半日くらいは経たなきゃいけないから、それくらいは待つ』
『熱性痙攣とかがないのなら熱があること自体は悪いことじゃないと思っている。菌と戦っているんだから。「水分が取れているなら翌日で大丈夫」ってかかりつけ医に言われている』
眠れているのなら様子をみる
『すやすや寝ているなら、行かない。ゼエゼエしていたり、意識がないのなら行くけれど』
『寝ているのにわざわざ起こす方が悪化しそうだから』
『すやすや寝ているなら翌朝! うちはそれで熱性痙攣をおこして救急車を呼んだから隣に必ず寝る!』
たとえ高熱が出ていたとしても水分がとれていたり、安らかに眠れていたりするのならば、あえて夜間診療所へは連れて行かないそうです。ママさんたちは発熱だけではなくさまざまな身体症状に気を配り、子どもを自宅で寝かせてそのまま様子見をするか、夜間の病院へ連れて行くかの判断材料にしているのですね。
判断に困ったら電話相談の活用も
子どもの熱が普段よりも高すぎたり気になる症状が出たりしているとき、医療の専門家ではないママさんでは判断が難しい場合もありますね。夜中の発熱や急な症状で、子どもを夜間診療に受診させるべきか迷ったママさんからは、「こども医療でんわ相談(♯8000)」を利用したという声も届いています。
『土曜の夜中に熱が上がって、#8000に電話したことがあるよ。さし当たってどう対処したらいいか、どんな症状が出たら警戒しないといけないか、下がらなかったらどこに連絡したらいいかなどアドバイスをくれた』
『#8000は救急にかかるべきか聞くためにかけてるよ。「39度以上の高熱でも水分とれていて意識あるなら3日くらいは子どもは大丈夫」とか、「もし今救急にかかっても解熱剤をくれてまた翌日かかれって言われるだけだから家で休んでた方がいい」って的確な感じで教えてくれる』
『深夜、娘の耳の下が腫れて痛がって泣いたから手元にある鎮痛剤を飲ませていいか聞いたことがある。看護師さんが電話に出た記憶がある』
ママさんたちは「♯8000」に電話をかけることで、小児科のお医者さんや看護師さんなどに相談することができたそうです。この番号は休日や夜間など子どもを病院へ連れて行くべきかどうか、どのように対処したらよいかなどママさんたちが判断に困ったときのための相談窓口。全国同一の短縮番号「♯8000」をプッシュすることによりお住まいの地域の相談窓口に自動転送され、症状に合わせた対処法のアドバイスを受けることができます。なお利用できる時間帯はお住まいの都道府県により異なります。
我が子が高い熱を出して苦しそうにしているときに、ママさんはどうしたらいいかと判断に困ってしまうこともあるでしょう。それほど深刻な症状でなければ、無理に夜間診療へ連れて行くことでかえって子どもの負担になることもあるかもしれません。まずはママさんが落ち着いて子どもの様子を見て、自分では判断が難しいと思えばぜひ「こども医療でんわ相談(♯8000)」などを活用してくださいね。
文・物江窓香 編集・井伊テレ子