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気になる?まだ気にならない?更年期障害の症状とは。人によって悩みは千差万別!

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みなさん、“更年期障害”という言葉にどんなイメージをお持ちですか? イライラする・動悸や息切れ・異常な汗などをイメージされる方もいらっしゃることでしょう。まだまだ自分には関係ないと思っている方、そろそろ気になってきたという方、今まさに悩まされている方では、更年期障害についてのイメージもそれぞれ違うかもしれませんね。40歳を過ぎたころから見られる、さまざまな体調不良や情緒不安定などの症状をまとめて更年期障害といいます。また人によって年齢や程度も違い、体調の変化もさまざまなので「ただの体調不良なのか? 更年期障害なのかな?」と不安に思うこともあるようですね。ママスタコミュニティでも、体調の変化に悩むママたちがご自身の更年期症状の不安について話し合っていました。

汗に悩む方たち。ホットフラッシュとは……

『私も汗だく。朝の通勤、外が0度でも窓を開けて半袖でいるときもある』

『全然暑くないのに突然のぼせたみたいに上半身だけがカーッと暑くなって汗が出るときがある。特に首から頭。これがホットフラッシュ?』

『首から上だけ何かの圧力がかかったみたいになって、その後頭から汗がダラダラと垂れてくる』

『暑い日やたくさん動けば汗をかくという程度だったのに、今は静かにしていても突然体がほてって汗が噴き出してくる。外出中にホットフラッシュになると軽くパニックだわ』

ホットフラッシュ」とは、上半身ののぼせ、ほてり、発汗などが起こる症状です。急に顔が熱くなる、汗が止まらなくなるなどといった症状が、外出中に起こってしまうとせっかくのお出かけも楽しめませんね。しかものぼせやほてりには、ほかの病気が隠れていることもあるようで……

『私も血圧200近いときがあって、ビビった。降圧剤飲み始めたよ』

『血圧が高く疲れやすい、上が200近くあるときもある。息切れして、心臓がバクバク』

『血圧が170に98とかずっと続いています。更年期症状が治ったら戻るのかな? 血圧が高いとこわいですよね』

のぼせ・ほてりには血圧や甲状腺に異常がある可能性もあります。「ホットフラッシュだから……」と自己判断せず、婦人科で検査してもらうことが大切です。

何をしても疲れる、だるい……

『気分転換に体を動かしても疲れ、寝ても疲れ。朝起きたときに「はぁー疲れた……」と思いながら目覚める。生きているだけで疲れが湧き出る。「うぉぉぉぉー! 絶好調!」という日が久しくない』

『起きた早々しんどいよね。もう何をしてもしんどい!』

『とにかく体がだるくて、何をやるのも億劫です』

起きた瞬間から「疲れた……」というのは、きっと想像以上につらいはずでしょう。なかには疲れやすく、だるいということに併せ、睡眠のお悩みを持つ方もいらっしゃいました。

『常に「眠い」と「眠れない」の繰り返し』

『夜中に意味もなく何度も目が覚める。ゆっくり寝ていい休みの日も、いつもの時間に目が覚める』

『睡眠障害かな。とにかく眠りが浅い』

良質な睡眠をとれないことも更年期障害の症状のひとつ。食事の取り方・入浴方法・運動など、日常生活を改善することで不眠が解消されることもあるようです。「寝られない」ことは、肉体的にも精神的にもストレスのかかることですよね。まずはできる範囲で規則正しい生活を心がけてみるのはいかがでしょうか。

更年期に悩む方たちの心の叫び

『もともと気圧による頭痛もあるので、1日調子がいい日というのがない。そしてとにかく眠いし、耳鳴りがすることもある。年上のママ友に「病院行こうかな」って言うと「まだ40だし更年期には早いよ」って言われるのだけれど、つらい』

『やる気が出ないし、興味や関心が薄れた。何をしても楽しくないし、できれば何もしたくない。外出もお風呂も面倒くさい。何もかも面倒くさい。人に会うのも宅配便とか受け取るのも憂鬱。早くこんな状態から脱出したい』

『人が怖くなった。外出もできなくなった。つらくて、つらくて、生きていることもつらい』

『つらくてパートに行けない日もたまにある。ベッドの中で自分を責めてしまい、苦しくて泣く。会社ではチャキチャキと明るい人を演じているけれど、帰ったら前のめりに倒れてしまう。夜中、泣いたりする』

精神的な更年期症状に悩まされている方たちの声も届きました。イライラ・不安感・うつ症状などは一見わからないこともあり、家族にも友人にも理解されないこともあるようです。普段は明るく元気な人も、もしかしたら悩んでいるかもしれませんね。身近な人がいつもと何かちがう気がすると感じたら、そっと寄り添ってみてあげてください。

更年期障害を知る

『婦人科で治療しています。ほとんど症状が治まって、イライラしなくなって、心も身体も凄くラク。快適になったよ』

『漢方薬や病院で処方された薬でやっと。最近は出かけられるようになりました』

更年期症状に悩む方たちがいる一方で、症状が治まったと話す方たちも。一般的に治療には、ホルモン剤などの薬物治療や漢方療法、予防的な意味合いの食事療法などがあるそうです。どの症状にはどんな治療が効果的なのか、1人1人治療法も異なるはずです。決して自己判断せず、まずはお医者さんに相談してみてくださいね。

更年期の初期症状は、だるい、寝付けないなどの曖昧なものであるため気付かないこともあるようです。そのため「不調はいつまで続くのか」や「この症状は更年期なのかな?」と悩んでしまうことでしょう。まずは更年期障害になる前に、正しい知識を知ることも大事なのではないでしょうか。
男女ともに40歳を過ぎた頃から見られる更年期障害。ご夫婦でもお互いの体を気づかい、話し合うきっかけにしてみてくださいね。

文・荻野実紀子 編集・山内ウェンディ

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
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