悩みを相談している人に「離婚すれば?」はないでしょう!匿名性があるネットの世界だからこそ注意したいこととは
ママスタコミュニティも含め、ネット上には相談事や愚痴を書き込める場所がありますよね。匿名性が高いこともあり、目を合わせているときはいえないようなことを書き込む人もいるかもしれません。でも匿名性が高いからこそ、相談をしている人の気持ちを考えた発言が必要なのではないか、と考えているママいました。
『相談している人に対して、すぐ「離婚すれば」と言う人はなんなの? シングルや再婚できた人、旦那に不満のない人がよく言っているイメージ。すぐに離婚できない事情を抱えているから相談しているのに、離婚の一点張りって……。例えば経済DVで子どもも小さく実家もない人の場合、シェルター以外行き場所がないのに簡単に家出られないよね。包丁で刺されそうになったレベルならまだしも。真剣にトピックを投稿した人へのレスを考えている人もいるのに、すぐ「離婚しな」とか「なんでそんなやつと結婚したの?」というコメントを見るとイライラしちゃう。結局はみんなネットだから軽々しく離婚しなよって言えるだけだよね?』
投稿者さんはネットの相談トピックの中で、すぐに離婚をすすめる人に不満があるようです。では他のママたちは、離婚で解決するような意見に対して、どう考えているのでしょうか。
「それ、わかる!」投稿者さんに同意するママも
『あー、わかる。現実的なようで、一番非現実的なんだよね。「離婚しないなんて信じられない!」は気持ちの温度だからなおさら』
『投稿者さんの意見少しわかるなー。DVとかはさすがに心配して離婚をすすめるかもだけど……。投稿者さんが普通に相談しているだけで、離婚という言葉は出していないのに、「なんで離婚しないの?」とか、「慰謝料とって離婚するべき~」とか「私ならすぐ離婚するわ~」とか本当に多いよね』
投稿者さんの考えがわかると、理解を示すママもいました。トピックをたてた本人も、離婚までは考えていないケースもあるかもしれません。むしろ離婚をしないで解決したいと考えていることもあるでしょう。トピックをたてた本人の気持ちを踏まえて、コメントをしてあげることも必要かもしれませんね。
「離婚」に対して人それぞれ考えが違う
『軽々しくというか、その人にとっては離婚レベルなんだと思うよ。「明日、離婚届を提出しろ」という話じゃなくて、離婚するつもりで準備しろということ。「離婚できないし……」とうじうじ悩んでいる間に事態が深刻化することもあるから、一概にその言葉が悪いとは思っていない』
『1番は離婚しない方法を考えるよね。でもさ「離婚以外なくない?」という事例もあるし、ママスタには大勢の人がいるんだもの。価値観が皆違う。簡単に言っている人もいるかもしれないけれど、許せる許せないのラインは皆違うから離婚っていう結論が大勢いることもあるんじゃないの?』
トピックにコメントするとき「離婚」を持ち出すのはコメントするママ個人の価値観に基づいていますよね。返事をしたママの中では「離婚すべき事態」と判断したのかもしれません。離婚に対する考え方や、ママスタコミュニティで相談するまでの過程が違うので、離婚という結論を出すママがいてもおかしくはないのかもしれません。
ネットの世界を理解してスルー力も必要
『中には具体的なアドバイスを書いてくれる人もいるからさ。いろいろなコメントがあってこそ、それに同意したり、違う意見を発見したり。ひやかしにはスルー力がいるし、勉強になるし、自分自身の振り返りにもなると思っています』
『ネットだから皆、責任なく言えちゃうの。真に受けちゃダメなのよ。ネットの世界では憂さ晴らし程度でやるのが一番よ。自分にいいなと思った意見や励ましだけ貰って、批判やあまりに適当な回答はスルーしたほうがいいんだよ』
匿名性があるネットの世界では、発言への責任が軽く感じてしまうこともあるかもしれません。そのため発言を受け止める側は参考にする発言を選んだり、スルーしたりすることも必要になるようです。
本当に悩んでいたら専門家に相談すべきでは?
『緩和したいなら専門家に相談すべきでは? 自分が我慢するか相手が変わるのを期待して待つか、はたまた離婚するか、全て決めるのは自分。離婚は意見だから聞くも聞かないも本人次第だよね。他力本願の人が多いからいけないのもあると思うけど?』
『さんざん愚痴った挙げ句「でも離婚はしたくない」という要望をふまえてアドバイスもらいたいなら、カウンセラーでも行ったら……と思うこともある』
夫婦間の問題に真剣に悩んでいて、どうしても解決をしたいのであれば、専門機関に相談した方がいいのでは? という意見が出ています。ネット上で自由に書き込みができる場所では、返事をする人が専門的な知識を持っているとは限りません。間違った意見を取り入れてしまうと、さらに事態が悪化してしまうこともあるでしょう。事態の悪化を避けるためにもカウンセラーを含め専門知識を持った人への相談をすすめるママも少なくありませんでした。
相談している人の気持ちを考えてポジティブな意見を
『離婚は最終手段、解決まで行かなくても、前向きになれるようなコメントしてあげる方が良い。知らない人たちだけれど、応援されたら勇気でるよ』
ネット上で相談ができる場所には不特定多数の人が参加しているので、ネガティブ・ポジティブそれぞれの意見が出てくるでしょう。投稿者さんの悩みに真剣に答える人がいる一方で、冷たい内容のコメントもあるかもしれません。
ネットで相談する側に立ってみれば顔が見えないネットだからこそ、心の内をさらけ出して相談できる、というメリットもあるでしょう。悩みを相談している投稿者さんは実際に行動にうつせて、問題解決ができるような前向きなアドバイスを待っているのではないでしょうか。最終的に”離婚”などの手段を提案するとしても、それ以外にも投稿者さんがポジティブになれるような声かけも忘れずにしたいものですね。
文・こもも 編集・しのむ
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