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海外志向、サッカー人気、高収入希望へと変化?30年前と現在の「小学生が将来つきたい職業」ランキングを比較!

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子どもが抱く将来の夢は、時代の流れや経済状況などを反映しているとも言われます。たびたび発表される「将来つきたい職業」のランキングでは、親の思いとのギャップに関心が集まることも。そんな中、学研ホールディングスは1989年(平成元年)に『1~6年の学習』の読者だった小学生3,600人を対象に行ったアンケート調査の結果を公開しました。今回は特に「将来つきたい職業」についてピックアップ。2018年の調査結果と比較しつつ、この30年間で小学生の将来の夢がどのように変化したのかを見ていきます。

野球はサッカーへ変わり、医師人気が上昇!

それでは早速ランキングを見てみましょう。男女合計の小学生の「将来つきたい職業」ランキングの、1989年調査結果と2018年調査結果はこちら。

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第1位に輝いた職業は1989年が「保育士・幼稚園教諭」で、2018年は「パティシエ(ケーキ屋さん)」でした。パティシエなどの洋菓子職人は、この30年間で職業としてすっかり定着。海外で働いたりコンテストで優勝したりする人も増えてくるなど、世界で活躍するイメージもあるでしょう。子どもにとっては美味しいケーキやお菓子を作ることができる、素晴らしい職業なのかもしれませんね。

1989年の2位が「プロ野球選手」だったのに対して、2018年の2位が「プロサッカー選手」と競技が変わった点にも注目です。Jリーグ開幕が1993年、日本が初めてFIFAワールドカップの本大会に出場したのが1998年。この30年は世間的にもサッカーの盛り上がりが高まった時代だったと言えるでしょう。女子サッカー日本代表・なでしこジャパンの活躍もあり、男女問わず現代におけるサッカー人気がうかがえる結果となりました。

また1989年は第3位が「小・中・高校の先生」、第4位が「一般サラリーマン」だったのに対して、2018年は第4位が「警察官」、第5位が「医師(歯科医師含む)」。30年前はランク外だった「医師」の人気が上昇している背景には、社会的地位や収入が高いイメージがあるのかもしれません。なお30年前にはなかった職業「YouTuberなどのネット配信者」が、2018年の第3位にランクイン。小学生の興味を引く動画も配信されていることで、YouTuberは近年人気を集めているようですね。もし来年以降にアンケート調査をしたら、さらに上位に食い込んでくるのでしょうか。

1989年の小学生が職業としてイメージしやすかったものは

次に、1989年のランキングを男女別に見ていきます。30年前の男の子と女の子では、将来なりたい職業に大きな違いはあったのでしょうか。

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男子の第2位には「一般サラリーマン(※1989年調査時の表現をそのまま利用)」がランクインしていました。1989年は日本中がバブル景気に沸いていた頃といえます。ビジネススーツに身を包んだサラリーマンは、家族のために頑張る身近なお父さん像としてだけでなく、トレンディドラマでも格好良く取り上げられていた姿。当時の小学生男子にとっては、“憧れ”の対象として映っていたのかもしれませんね。
また第4位の「警察官」は、2018年における男女合計の全体ランキングでも第4位に入っていることから、30年経っても変わらず小学生に人気の職業であることがわかります。

一方、女子のランキングを見ると、上位にはいずれも他者の育成やサポートをするような職種が選ばれています。1986年に男女雇用機会均等法が施行されたばかりで、1989年当時はまだまだ女性が男性と同じように働く体制を整えていた職場は多くなかったことでしょう。そのため小学生女子にとっては、女性が活躍する保育士や看護師といった職業が、より“将来の夢”としてイメージしやすかったのだと想像できます。

将来つきたい職業のイメージが広がることは、夢が広がること

現代は30年前より仕事で活躍する女性も増えて、男女ともに将来働くことが当たり前と考えている子どもが多いかもしれません。かつては女性の職業と考えられていた保育士や看護師を志望する男性が増加しているなど、性別によって仕事が限定されるイメージも緩やかになってきているようです。またYouTuberなど、30年前であれば思いもつかなかったような新たな職業も登場。今の小学生は男女どちらの性別であっても、さまざまな職業を希望しやすくなっているとも言えますね。
子どもたちが将来つきたい職業のイメージが多様化するということは、子どもたちの夢や未来も多様化するということ。人生の可能性を大きく広げてあげられるよう、親はぜひ応援してあげたいものですね。小学生をお持ちのご家庭は将来について話し合い、お子さんのなりたい職業や夢をじっくりと聞いてあげる機会を持ってみてはいかがでしょうか。

【調査概要(1989年)】
■調査方法:はがき調査
■調査時期:1989年
■調査対象者:1989年調査時期に小学1~6年生であり、月刊『1~6年の学習』の読者。
■有効回収数:各学年 男女300人ずつの各学年計600人 6学年総合計3,600人【調査概要(2018年)】
■調査方法:インターネット調査
■調査時期:2018年9月6日(木)~9月11日(火)
■調査対象者:日本全国の小学生(1~6年生)のお子さんをもつ保護者を約377万人のモニター母集団から抽出。保護者付き添いのもとで小学生本人が回答
■調査対象者:1~6年生、各学年で男子100人と女子100人ずつとその保護者(計1,200組)

文・秋山悠紀 編集・井伊テレ子

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