ママ友から距離を置かれた……。私、なにか悪いことした？
「ママ友」といえば、うわべだけのつきあいというネガティブなイメージを持つ人もいるようです。園や学校、習いごとなど、子ども同士が同じグループに所属している間だけのつきあいとなることがあるため、多少のトラブルは「期間限定だから」と割り切ることでガマンできることもあるかもしれません。しかし実際はそのおつきあいに悩むママも少なくないようです。
ママスタコミュニティで見つけたのも「ママ友に、最近そっけない態度を取られるようになった」という悩みでした。
どうして？ママ友が冷たくなった原因がわからない
子ども同士を同じ幼稚園に通わせているという、投稿者さん。
『なぜかわからないのですが、仲よくしていたママ友から距離を取られるように。ほかのママ友と仲よくするようになったのですが、その方からも……。なんだか距離を感じるのですが、私の思いすごしでしょうか？ 子どもが園庭開放でいつも遊びたがるので、その間は他ママたちといっしょにいなければならない。毎日ゆううつです』
コメントをくれたママたちは、少ない情報の中から原因をつきとめようとします。
『なにか気にさわることを、言っちゃったんじゃない？ 自分にとってはなんでもないことだけど、相手はすごくイヤだったとか』
『ママ友ってさ、子ども同士も仲よいときしか成立しないと思うのよ。子ども同士の仲はどう？ 相手のお子さんが投稿者さんの子以外と仲よくなったのなら、それが答えかなと思うけど』
『なにが原因か、考えてもわからないときってあるからね。子どものケンカやトラブルが原因だったりしない？ そうじゃないのなら、元々合わなかったのかも。よくあるのは自慢のつもりがないのに、相手に自慢話だと誤解されたとか』
『子どもが原因かな？ あとは自分の子どもがまわりにしていることに気づかず、注意もしていないとか。うちの子が幼稚園のときに、そういう人がいた。私も話しかけられたら返すけど、自分から話しかける人はいなくなったよ』
自分自身は気づかなくても、あれこれ”やっちゃっている”可能性もあるかもしれません。
気づいていないところで、気持ちが態度に出ていたかも？
本当に「友達」と呼べる相手であれば、はっきり「これがイヤだった」と話してくれることもありそうです。そこまでお互いをさらけ出していない「ママ友」だからこそ、なにかあっても口には出さず”距離を取る”というやり方になるのでしょう。
ママたちからの推測を受けて、投稿者さんからはまた新たな情報が。
『子ども同士の仲はよいと思うけど、うちの子はハッキリものをいうタイプだから困るときもあります。あと、私はつねに子どもを見ています。どちらかといえばママ友が見ていなくて、他ママたちとおしゃべりしている感じ。子どもの誰かが走ったりすると、私ひとりが追いかけるパターンです』
ママスタコミュニティのママたちがここから導き出したのは、こんな答えでした。
『お子さんがハッキリ言うタイプなら、それが原因かも。それによって傷ついている子がいて、まわりも限界とか』
『親が子どもを見るのが当然だと、私も思う。でも中には「あの人って子どものほうばっかり気にしてて、いつも私たちの話を聞いていないよね？」って思考の人もいるよ。投稿者さんも無意識のうちに「あなたたちいつもしゃべってばかりで、なんで子どもを見ないの？」っていう思いが表に出ていたのかも。どっちにしても価値観合わない相手だった、ってことかもね』
考えても仕方がないこともある。気持ちを切り替えよう！
どれも推測でしかないのですが、たしかなのは「気にしないほうがよい」ということ。
『距離を取られたのではなく、たまたま他の人と仲よくしているだけかも。でもママ友さんに期待したり執着したら、自分が苦しくなるだけだよ。あまり深く考えないようにしたほうがいいと思う』
『気にしない、気にしない！ 考えてもキリがないし、相手の気持ちなんてわからないから。自分は自分の生活を充実させて、楽しく過ごすことが一番だよ。そのママたちに執着しないで、子どもと楽しく過ごすことを考えよう』
『なにをしたのか思い当たらないのなら、「しょせんママ友」って割り切って気にしないほうがいい。そのママ友の本性がわかって、よかったじゃん。気は重いかもしれないけど、挨拶だけはしといたほうがいいよ』
『距離を感じるなら、無理に関わらなくてもいいよ。相手の態度や機嫌に振り回されるようになったら、それこそしんどいし。他のママさんと知り合えるチャンスだと思って、自分らしく過ごしてほしいな』
落ち込んでしまう気持ちはわかるものの、「原因がわからないことに振り回されるなんて、時間がもったいない」とアドバイスが寄せられました。たしかにそうですよね。
子どもを同じ幼稚園に通わせているかぎりは、ママ友たちとのおつきあいは続きます。毎日の挨拶だけはきっちりして、あとはこれまで以上に子どもたちを見守るほうに気持ちを向けてみてはどうでしょうか？
文・鈴木麻子 編集・しのむ
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