子どもの髪のカットは難しい!子どもが苦手な美容院を2ヶ月かけて克服した道のりとは
息子ちぃくんは、注射をするところである病院、歯の定期健診やクリーニングをする歯科医院は平気。しかし同じ”院”がついても、痛いことも怖いこともまずない美容院だけは苦手らしく、私の悩みの種となっていました。
2歳半を過ぎる頃には、私の散髪の腕では難しいと感じるようになってきました。そろそろ美容院へ連れて行きたい! 私はそう考えて、まずは同じくらいの子どもがいて、キッズカット専門の美容院へ最近連れて行ったというママ友に相談しました。
するとママ友からは「キッズカットなら大丈夫だろうと思って行ってみたけど、それでも泣いて大変だった」という感想を聞くことに……。
どうやら美容院が苦手な子にとっては、たとえキッズカット専門であろうがおもちゃがあろうがDVDを見れようが苦手なよう。息子が初めて美容院に行ったときも、おもちゃや絵本があるにも関わらず、大荒れしていました。ママ友の話を聞いて、これは簡単にはクリアできなさそうな問題だなと感じました。
私はまず、息子に散髪がどういうものなのかイメージを持ってもらおうと思い、私自身がいつも行く美容院でカットされる様子をそばで見せることにしました。うまくいけば息子のカットも……という淡い期待も抱きながら。
カットは平謝りでキャンセル。結局また、お店にご迷惑をかけることになってしまいました。お店のスタッフさんは「残念ー!」と明るく対応してくださいました。すみません……。
スタッフさんからは、「同じくらいの子どもがカットをしている様子を見る方が息子さんも安心するかもしれない」と、キッズカット専門のお店をオススメされました。
後日、ひとまずキッズカット専門の美容院の前で中の様子を見せてみることに。
めげずに数回お店を見せているうちに息子の反応が変わり、ついに「あれ(車)乗りたい」という言葉を聞くことができました。スポーツカーの椅子が魅力的に見え始め、乗りたいと思ってくれるようになったようなのです。
私は息子に「あの車に乗るにはチョキチョキできなきゃいけないんだけどできる?」と確認。少し緊張した様子でしたが、息子は「できる」とうなずいてくれました。
乗り物大好きな息子ですが、普段乗り物に乗った時のような笑顔はなし。終始こわばったような真顔のままでしたが、あれだけ嫌がっていたカットを初めて泣かずに終えることができました。
たくさん美容院を見せて、息子と話をして、やっとのことでの初成功!
ただ髪を切るだけのことにとても時間が掛かってしまいましたが……。
これからはもう、自宅で切った髪を散らかしてグッタリ! カット後の息子の髪型を見て自分の技量にガッカリ! そんな思いをしなくていいんだと、私はすごくホッとしました。