NHK教育『できるかな』のノッポさんとゴン太くん、動画で「プラスチックごみ削減」を呼びかけ
NHK教育で20年以上に渡って放送されていた『できるかな』。主人公のノッポさんが身近な素材を使って乗り物やロボット、動物、家などをあざやかに作り上げ、相棒のゴン太くんと一緒に遊ぶ楽しい工作番組でした。
このたびノッポさんとゴン太くんが出演する動画が新たに公開されました。お菓子の紙パッケージで折り鶴を作り、メッセージを書いて大切な人に気持ちを伝えるという内容。楽しい折り紙工作を通じて環境問題を考え、「プラスチックごみの削減」を意識するきっかけにしてほしいとのことです。
覚えてる?『できるかな』のノッポさんとゴン太くん
『できるかな』はNHK教育テレビで1970年から1990年まで放送されていた造形教育番組です。主人公のノッポさんは、すらっと背の高いお兄さん。チューリップハットにサスペンダー、そしてパンタロンがトレードマークでしたね。番組では毎回、華麗なダンスを踊りながら身近な素材でいろいろなものを作っていました。そして相棒のゴン太くんは、ノッポさんといつも一緒にいる「けものでもなく、人でもない」不思議な生きもの。工作のお手伝いをしたり、出来上がった工作で遊んだりしている姿が印象的でした。
一言もしゃべらずにあざやかに工作を生み出す”ノッポさん”は、番組終了から30年近く経った今でも、見ていたママたちに強い印象を残しているようです。
『ノッポさん知ってる? 確かしゃべらない設定だったよね? いい人そうな感じだった。ゴン太くんも懐かしい』
『ノッポさん、めっちゃ脚長かったよね』
『『できるかな』の最終回にしゃべったのを覚えてるよ』
『昔、NHKのイベントで見かけた。番組とは違ってバリバリしゃべってたのを見た』
『ノッポさんと聞くと「でっきるっかな、でっきるっかな」って思わず歌ってしまう』
プラスチックごみの削減「できるかな」?
動画はチョコレート菓子「キットカット」の外袋が、2019年9月よりプラスチックから紙パッケージに変更されることに伴って公開されたものです。販売元のネスレではプラスチックごみの課題解決に向けた取り組みを加速するため、製品の包装材料を2025年までに100%リサイクルあるいはリユース可能にする予定だそう。日本で販売される「キットカット」大袋タイプ5品の外袋を紙パッケージにする取り組みにより、年間約380トンのプラスチック削減が見込まれるとのことです。
また外袋が紙になったことで、パッケージを折り紙工作として再利用できる仕掛けも。折り鶴やお菓子箱、四つ葉のクローバーなどを折り、メッセージを書いて大切な人に想いを伝えてみては……と新しいコミュニケーションの方法を提案しています。
動画ではノッポさんが折り鶴をつくってメッセージを書き、ゴン太くんに感謝の気持ちを伝えるシーンが描かれました。ノッポさんやゴン太くんの当時と変わらない姿や、『できるかな』のテーマソングが流れる動画に、小さい頃番組を見ていたママたちは思わず懐かしい気持ちになれそうです。
“ノッポさん”こと高見のっぽさんからは動画への出演にあたり、「私たち個人ができることは小さな一歩ですが、こういった活動を通じてみんなが環境問題を考えるきっかけとなり、小さな人たちの未来が、少しでも良いものになれば嬉しいです」とのコメントも寄せられています。子どものことを「小さい人」と呼び、子どもにも大人にも敬意を持って接する高見のっぽさん。これからもさまざまな活動を通じて、子どもたちにメッセージを伝えていってほしいですね。ママも身の回りにあるプラスチックごみの削減を意識するなど、ノッポさんとゴン太くんの動画を環境問題を考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
文・井伊テレ子 編集・山内ウェンディ
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