子育ては知らなかったことだらけ!一番大きかった産前と産後のギャップといえば何? #産後カルタ
初めての子育てはわからないことばかりでしょう。ほのぼのと遊ぶ親子を見て「ああ、楽しそうに遊んでいるな。うちもあんなふうになるのかな」と想像していたら、ママの体力がついていかなかった、子どもがやんちゃ過ぎた、といったこともあるかもしれません。産前に抱いていた子育てのイメージと、産後の子育ての現実とのギャップに悩むママは少なくないようです。
『初産の子育てで一番大変だったって思ったのはなんですか? みんなそれぞれ違うのかなー』
抱いていたのは”幻想”だった……。ママたちが肌で感じた子育ての厳しさ
『赤ちゃんとか子どもというものに抱いていた幻想と理想に対する現実とのギャップ。とにかくこれに参った』
特にどれ、というわけではなく赤ちゃんや子どもについて抱いていたママのイメージと子育ての現実がまったく違っていた、というママがいました。赤ちゃんは寝るもの、おっぱいを上手に吸ってくれるもの、おっぱいを飲ませたらすぐにおとなしく寝てくれるもの……? 幻想と現実のギャップはいかばかりだったでしょうか。
『授乳かなぁ。乳首が切れて毎回痛いのが地味に陣痛よりつらかった……。あと毎日毎日同じことの繰り返しもつらかった……』
筆者も乳首が切れてしばらく授乳がつらかった記憶があります。産まれたての赤ちゃんはまだママのおっぱいを吸うことに慣れていませんから浅く吸うこともあるのです。さらにママのおっぱいも吸われることに慣れていないため、吸われるときに痛みを感じたり、乳首が切れたりすることもあります。ママはいろんな痛みに耐えて授乳(ミルクも!)に慣れていくのですね……。
『夜泣きが一番大変だった。他の子どもと比較できないから死にそうになりながら夜泣き対応していたけど、既に2児の母だった従姉妹が実家に遊びに来たときに、うちの子の夜泣きを見てビックリしていた』
赤ちゃんはよく寝てくれるもの、とイメージしていたママがいたら、夜泣きをして寝ない赤ちゃんのお世話は少しつらいかもしれませんね。寝てくれる赤ちゃんもいる、という話を聞くと余計に負担を感じてしまいそうです。
『赤ちゃんが腰が座る前、買い物から帰宅して玄関の鍵を開ける作業。抱っこしてもまだ安定しないけど荷物は持たなきゃいけないしで筋力が毎回悲鳴を上げていた。車から家に入るまでの為に抱っこ紐つけるのも手間だし』
片腕で赤ちゃんを抱っこしながら何か作業をしなくてはいけないシーンは、産後少なからず出てきます。ほんの少しの時間ですが赤ちゃんを放り出すわけにはいかないし……、とママは悩んでしまうでしょう。筋肉で何とかするか手間をかけるか、毎回悩みそうです。
育児について周囲からの声。親切心かもしれないけれど……
『姑との考え方の違い。いろいろ口出しされてウザかった』
『授乳。切れて血が出た。治る暇なんてなくてずーっと出血してる状態。足りないだの頑張れだのぐちぐち周りから言われてうつになった』
『周りの期待や関心が多すぎたことかなー。もっとのんびり子育てしてあげたかった』
初めての育児にママは迷うことばかりでしょう。ママ自身が迷っているところに家族からあれこれ言われて混乱したりイライラしたりした、というコメントがありました。育児の最新知識は日々アップデートされています。実母や義母が出産したころの育児の知識と、ママが出産した現在の育児の知識にはギャップが少なからずあるでしょう。ですが母親の先輩として”良かれとおもって”言ってくれるアドバイスをむげにもできない……、という事態もあるかもしれません。難しいところですね。
育児の”どれか”ではない!大変だったのは”すべて”でした!
『なんかもう、全てが大変だった。初めての事だらけすぎて、考えが凝り固まっちゃって、育児書見ながら「こうしなきゃ、こうでなきゃいけない」って考えすぎちゃって、ミルクとか、食事とか、夜泣きとか、思い通りにいかないとめっちゃイライラしたり、ブルーになってた』
『何もかもかな。初めてで正解が分からないから、これで大丈夫なのかっていう不安感』
『全てのことに一喜一憂していた。泣き、睡眠、母乳、肌着、洗剤、気温、空調。生きる全てに。疲れていた。とても』
育児のすべてが大変だった! というママも少なくありませんでした。赤ちゃんは目の前にいるママやパパがお世話をしないと生きていけません。待ったなし! の育児で目が回るような日々を送ることになるでしょう。正解のわからない中での育児は”大変”としか言いようがないのかもしれません。
子育てが一段落して思うことは……「育児に正解はない」は本当
『でもさ、育児に正解なんてなくて、2人目産んだ後は割とどうでも良くなってて、何であんなに1人目の時気にしてたんだろうって思う』
ママがひとりひとり違う人間であるように子どももまたひとりひとり違う存在です。子どもの個性は違うので、育児書に掲載されていることと同じようにいかないことがあっても不思議ではないでしょう。ママは正解のない育児のなかで少しでも正解に近づくべく毎日努力していますよね。”正解がない”ということは、裏を返せば”めったに間違いもない”と考え方もできなくはありません。ママが我が子にとって”良い”と考え、選んだことであればそれはママとその子どもにとって正解のない中での最善の選択となるのではないでしょうか。
もし迷いがあるのならSNSや子育てセンターなどで同じ立場のママたちを探して相談してみるといいかもしれません。今産前産後のギャップの最中にいるママさん、決してひとりで悩んだり苦しんだりしないでくださいね。