「叱らない育児」ってできるの?「怒る・叱る・言い聞かせる」を使い分ける子育てとは #産後カルタ
初めての子育てをするとき、ママたちは育児書を読んだり先輩ママに子育てのアドバイスを求めたりしますよね。集めた育児に関する情報の中から、ママたちは自分が良いと考える育児をしていくのでしょう。しかしママが10人いれば10通りの子育てがあります。
その中から「叱らない育児」を実践したい、と考えているママの意見をご紹介します。
『3歳まで怒らない育児していた方いますか? できれば怒らないで育てたいんです。コツを教えてください』
善悪の区別をつけさせる!「怒る」と「叱る」は違います!ママたちが実践する「子育て」とは
『三つ子の魂百まで。良いことは褒める、悪いことは怒る』
『今のうちの善悪の判断が重要だよ。子どものためになるよ。怒ると叱るは違う。私も叱るほうを心掛けている……。なかなか難しいけど』
『私は3度までは同じ説明をする。4回目したら少しきつめに話して5回目で怒る』
「叱らない育児」を実践したいママの気持ちが寄せられました、しかし「叱らない」という言葉だけではどのような育児をすればよいのか、具体的な例が見えてきませんよね。ママたちからは「怒ると叱るは違うよ」というアドバイスが寄せられました。「怒る」は「起こる」と同じ語源です。感情が高まる様子を意味しています。「叱る」は相手のよくない言動をとがめることです。「子どもは怒るのではなく叱る」という考え方は、ママの感情を出すのではなく、子どものためを思った教育が必要という意味ではないでしょうか。
幼い子どもはまだ善悪の判断ができていませんね。良いことと悪いこと、やってはいけないことを教えることは親の大切な役割のひとつです。子どもが悪いことをしたら「叱る」ことも親には必要なことでしょう。
「叱らない子育て」の結果、子どもがわがままや繊細になった!?
『友達の子どもはすごいワガママなって凄いことになっている。友達は初めての女の子で怒りきれなかったんだけどね。3歳頃から、もうすごいワガママだしお母さんたたくし。人それぞれだろうけど、これをみると失敗例だとおもう』
『叱らない育児していた人いたけど、どんなイタズラしようとも親は「○○ちゃんダメよ~」しか言わない。たまに止めたかと思うと他の子供をつねったり叩いたりしていた。ダメよ~で止める子供ならいいけど、こういう子どもって叱られても余計に調子づくし、他人に叱られると暴言吐きまくりで手に負えない。叱られ慣れてないと、幼稚園で些細なことで泣いたり落ち込んだりして、先生も大変って言っていたし』
『1歳半までは本当に怒ったことがなく、3歳でもほぼ怒ることがなかったよ。子の性格がすごく穏やかだったから。でも、それをしていたら集団生活で浮いた子になったからガツンと叱るようにした。精神的にも強くなったよ』
ママたちの周囲で「叱らない子育て」を実践したママ友さんたちの話をみると、「叱らない子育て」をした結果、わがままになってしまったというコメントや、叱られることに慣れていないために、繊細な子どもに成長していた、というコメントが寄せられました。また性格が穏やかな子どもだったために3歳までほぼ叱らずに済んだものの、集団生活をするようになって浮いてしまった、というママの体験談もありました。
「叱らない子育て」をしようとするとき、ママ自身が「叱らない」かわりに子どもにどのように接していくのかを決めておくことが必要になるのではないでしょうか。子どもが悪いことをしたときでも「叱らない」ことだけしか決めていなかったら、ママはどうすればよいかわからなくなってしまいますよね。
『保育士をしていますが、叱らないならわかるまで「言い聞かせる」をきちんとしないと取り返しのつかない大変なことになりますよ』
幼児たちと毎日向き合っている保育士さんの言葉には、経験からくる言葉の重みがありますよね。「叱らない」けれど「言い聞かせる」ことが「叱らない育児」の基本的な方針といえそうです。「叱らない子育て」を目指しているママは今日から「言い聞かせる子育て」を心がけてみてはいかがでしょうか?
関連記事
※子どもを叱るとき、夫の役割は?- 参考トピ (by ママスタコミュニティ)
- 三歳まで怒らない育児