「姑がお世話になってます」と言ったら義母に怒られた。どこが間違っているのか教えて!
日本語というのはとにかく難しく、ややこしい気がしませんか? 敬語だけでも大きく分けると「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3つにわかれます。すべて完璧に使うことができればいいのですが、なかなかそうもいかず、知らないことがあっても仕方ないのかもしれません。
『姑のお世話になってる人に、姑が私のことを「うちの嫁です」と紹介したんです。だから私はその方に「いつも姑がお世話になってます」とあいさつをしたら、後から姑に「非常識だ」と怒られてしまいました。どこがいけなかったのでしょうか』
お姑さんに怒られてしまった投稿者さん。一体何がいけなかったのか知りたいとママスタコミュニティへ投稿したようです。さて何がいけなかったのか、ママスタコミュニティに集まったママたちの声に耳を傾けてみましょう。
お姑さんを「姑」と他人に言ってはいけないの?
『姑がいつもお世話になってます』
投稿者さんが言ってしまったこの言葉。「姑」がいけなかったのか、「お世話になってます」がおかしかったのか。はたまた文章すべてがおかしかったのか……。間違いがわからないことには、改善もできませんよね。疑問に思ったことをそのままにしておかないのは、とても大切なことです。ママスタコミュニティで質問した投稿者さんの勇気は素晴らしいですよね。
「姑」ではなく「母」が正解
『「姑が」じゃなく「母が」だね』
『「母がお世話になっております」が正解だね』
ママたちの声を見てみると、投稿者さんが相手の方に言ってしまった「姑が」の部分が間違いであると指摘しています。これに対し投稿者さんはさらなる疑問を感じたようで、ママたちに新たな問いを投げかけました。
『「娘」って言われたら「母」っていうけど……。嫁の対義語は姑じゃないのかな?』
投稿者さんは、さらに混乱している様子です。母と娘が対義語となるならば、姑の対義語とは一体……? 悩みが増殖するそのとき、なぜ姑という言葉を使ってはいけないかについての答えが出てきました。
「姑」の正しい使い方
『「姑」は失礼なので呼びかけに使われることはありません。第三者との会話の中で用いられる言葉です。本人がいない場合には「お」をつけて「お姑さん」という呼び方が一般的です』
例えば、家ではお母さんのことを「ママ」と呼んでいても、外で「ママがお世話になっています」とは言いませんよね。それと同じで、「姑」ではなく「母」が正解のようです。よその方にお姑さんを指して、「姑が」という言い方をしてしまうと、お姑さんに対しても失礼にあたるようですから気をつけたいところです。
「お世話になっております」はあり?
『「お世話になってます」は上からだからとかじゃないかな? 普通に「嫁の○○(名前)です。よろしくお願いします」で良かったのかも』
「姑」というキーワードが問題だったという指摘の中、突如現れた新たなポイント。「お世話になっています」というキーワードはこの場合、適しているのでしょうか?
『身内だから「お世話になっております」はいいんだよ』
「お世話になります」「お世話になっております」という言葉は、さまざまなシーンでよく登場する言葉です。だからこそ間違えないように正しい使い方を覚えておくほうがいいでしょう。身内に対して使うのは「あり」ということですね。
分からなかったら聞く、調べる。その積み重ねでレベルアップしていこう
それぞれのシーンでその都度、一番適した言葉を使えることは理想です。しかし、意外に知らないことも多いのではないでしょうか。誰かにとっては「常識」でも、それを知らない人にとっては「常識」ではない。だからこそ、素直に調べることもときには必要なのかもしれません。
今回の投稿者さんの場合は、「姑」の部分が「母」であることが正解だったようです。このように失敗を繰り返さないよう、何が悪かったのか、間違っていたのかをきちんと理解しようとすることはとても大事ですよね。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」という言葉もありますので、くじけず、めげず、レベルアップしていきましょう!
文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ イラスト・Ponko
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