夏休み中のプール開放が中止される小学校が続々!水中にも潜む熱中症の危険
かつては夏休みにつきものだった小学校も多いであろう、プール開放。しかし近年「夏休みのプール開放が中止になった」という声を聞くようになってきたと思いませんか?
ママスタコミュニティにも学校からの「プール中止」のお知らせに、びっくりしたという投稿がありました。寄せられたママたちのコメントを見ていると、「うちの学校ではふつうにやっている」という声すらないほど。いったいどうして、こんなことになったのでしょう?
暑すぎてプールにも入れない!今の小学生はかわいそう?
最初にあがったのは、こんな投稿でした。
『暑すぎて学校のプールが中止になった。私が子どものときは、そんなことなかったのに。どれだけ暑いんだ! って話だよね』
子どもたちが同じ状況というママたちからも、賛同のコメントが集まります。
『去年もなった。今年はもう最初からプール開放なし。暑すぎて、危険だよね』
『あるある。小学4年生の娘は4時間めにプール授業ができたけど、気温が上がってきた5時間めの6年生は中止になったよ』
小学生時代は暑い日に冷たい水の中で友達と遊ぶのを、なにより楽しみにしていたママもいそうですよね。今の子どもたちに同情する声もあがりました。
『うちの学校は、昨日も今日もプール開放中止だよ。もともと2日間しかなかったのに、1日しか入れなかった。私が子どものころは毎日プールに行ってたのに、今の子どもはかわいそうだなって思う』
『殺人級の暑さだからね。小学校のプール開放は去年からないし、授業自体も4回しかなかったよ。本当に今の子たちはかわいそうだよ。遊ぶところもないし、この暑さだし。公園に行ってもうるさいだのなんだので、追いやられるし。生き苦しい世の中になったよね』
登下校中も水泳中もつきまとう、熱中症のリスク
中止になる理由は、もちろん暑さ。そこからさまざまなことが想定されるようです。
『昨年もそれで半分ぐらい中止になった。今年も今日、暑すぎてはじめて中止になった。学校から来たメールには「登下校中の熱中症の心配もあるから」って、書いてあったよ』
『冷たい水なら体温が逃げるからだいじょうぶだけど、水温が高くなるとぬるま湯につかってるのと同じだから、どんどん汗をかいて脱水していくのよ。だから水温が上がってるプールは危険』
『日差しで体力も奪われるしね。それにプールに入ってると喉の渇きを感じにくいけど、水分補給しないと脱水状態になるよ』
『高温注意情報が出ると、プールだろうがなんだろうが外での活動控えるようにってやつよね。今朝も市から防災がメールが入っていたな』
気温と水温を足した合計の数字が65〜70(℃)になると「プール中止」となる学校や自治体もあります。
環境省の「熱中症予防情報サイト」の「運動・スポーツ活動時の注意事項」によれば、屋外プールで水泳の練習中に熱中症を発症することがあるようです。水の中では汗をかかないようなイメージですが、水中でも発汗や脱水はあるとのこと。また、プールサイドはコンクリートでできているところが多く、日よけもなければ、炎天下では高温になりがちです。
やはり暑さのレベルがママたちの時代とは違っていることが、大きく影響しているようですね。
レジャープールだって危険は同様。無理をしないことが一番!
学校のプールはもちろんですが、高温のときはレジャーで行く屋外プールでも熱中症に気をつける必要がありそうです。
『今日2歳の子どもを連れて屋外プールに行ったんだけど、歩くところはヤケドしそうだし、水もぬるくて疲れただけだった。まだホテリがとれなくて、保冷剤で冷やしてるよ』
小学生よりも体力のない、幼児であればなおさらですよね。
水温が高いときは長くプールに入らず、こまめにプールから出て木陰などで休んだほうがよさそう。クーラーボックスの中には保冷剤や濡れタオル、スポーツドリンクなど身体を冷やすためのグッズが必須です。
とはいえ気温が高い日は、やはり屋外でのレジャーを避けるのが一番です。冷房の効いた屋内施設に予定を切り替えるなど、無理せずこの暑い季節を乗り越えましょう!
文・鈴木麻子 編集・しらたまよ
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