夏休み中に頻発する「きょうだいゲンカ」にママは限界。どう乗り切る!?
きょうだいが家庭でともに過ごす時間がふえる、長~い夏休み。「きょうだいゲンカ」が後を断たない、というお家も多いのではないでしょうか? ママスタコミュニティでは「気が狂いそうです。助けて」という、ちょっと切実なタイトルでこんな相談が寄せられました。
『年少と年長の息子たちが、夏休みに入ってケンカばっかり! 毎日くだらないことでケンカをしていて、こっちの頭がおかしくなりそう。とくに次男が物を貸せない・物を横取りするのオンパレードで、私のイライラが爆発しそう。みなさん、ケンカが減る方法を教えていただけないでしょうか?』
きょうだいゲンカに「気が狂う」思いのママたち
「弟がおもちゃを取った!」・「お兄ちゃんが叩いた!」などなど、相容れないお互いの主張で頻発する「きょうだいゲンカ」。それを毎日何度も目の当たりにして苛立ちが募るママの気持ち、筆者も分かります。同様に、投稿者さんの悩みに力強くうなずくママは多く……。
『うちも年少・年長の男きょうだいで、毎日しょうもないことでケンカ。ケンカのたびに私は怒鳴って、ほんとに疲れる』
『投稿者さんの気持ち、痛いほど分かる。正直、こんなにも子育てと虐待が背中合わせだと思っていなかった……。自分がいつ大爆発してしまうか、怖くてたまらない気持ちがある』
ママたちが実践中の”ケンカ回避”テクニック
投稿者さんの相談を受け、ママたちから”ケンカ回避”テクが集まりました。きょうだいゲンカを減らすべく、ママたちはどんな努力に励んでいるのでしょうか?
「上の子の言動を褒める」テクニック
まずは、歳が大きい上の子の、望ましい言動に着目! ママに褒められたときの嬉しい気持ちを活かし、きょうだいに良き行いを伝えていく作戦です。
『うちも2歳差で、小1と年中のころは地獄絵図だったな。下は上が羨ましくて、上は下が疎ましい……なのに、くっついて遊ぶ。私は、上の子をすこし特別扱いしました。上の子に「よく我慢したね」と言ったり、「今譲れたの、ママ見てたよ!」と伝えたり。すると、下の子も褒められたくて、譲ったりできるようになり、今では仲良しです』
「ママの願いをうったえる」テクニック
ケンカが勃発したとき、ママはつい苛立ちの感情を優先してしまいがち。でも、裏には親としての真の願いがあるハズです。その願いをわが子に伝えるため、自身の感情を上手にコントロールする、やり手のママもいましたよ。
『怒らず冷静に、「お母さんは、あなたたちがケンカしているととても悲しい」と素直に話せばいい』
「とにかくエネルギー発散させる」テクニック
きょうだいゲンカに直接アプローチする作戦ではなく、あり余るわが子たちのエネルギーを解き放つ方法も効果的かもしれません。
『子どもは家の中で体力をもて余していると思う。元気な証拠だね! ケンカばかりだと親が疲れるから、いっぱい外出しよう!』
『私は下の子が生まれてから、ずーっと気が狂ってるよ(汗)。今、小1と年中だけど毎日出かけている。今年は上の子の宿題があるから、お出かけ後はクタクタの自分の体に鞭打って宿題を見る……下の子に邪魔されながらさ。家事もあるし、「どれだけハードなんだ。実働何時間だよ!」って自分に突っ込んでる(笑)。大変だけど、とりあえず出かけた方がいいよ!』
「”学びの機会”と心得る」テクニック
ママは「またケンカ!」とうんざりするものですが、きょうだいゲンカは子どもにとって学びの機会にもなっているハズ。その側面に目を向けるママたちの心得をご紹介します。
『みずから体験して考えて、子どもは学んでいく。放置はNGだけど、怪我をするようなケンカでなければ見守る。「貸して」と言えたり、謝れたり、順番を待てたり……ささいなことも褒めてあげて、子どもに「こうしたらいいんだ!」と学ばせる。仲良く遊べているときは、「仲良く遊べると楽しいね」と声をかける』
『放っておく。そのうち自分たちで解決策を見つけるさ』
『そんなもんだと思って、よほどでない限り口を出さずに見守り、子どもに学ばせるしかない』
ママたちが取り組んでいる”ケンカ回避”テク、あなたが実践したいと思う方法はありましたか?
ママの心が、軽くなりますように
夏休み中に頻発するきょうだいゲンカに、切羽詰まった気持ちを抱いている投稿者さん。そんな気持ちを少しでも救うべく、ママスタコミュニティでは温かいコメントが集まりました。
『きょうだいだもん、ケンカもするよ。ケンカ相手がよその子だと、親はちょっと大変でしょ。家の中でやったりやられたり、私は素晴らしい環境だと思うよ、羨ましい。それで、痛みや対人関係を覚えるんだと思う。だから、ある程度はやらしておけばいい。頻繁に仲裁に入ると、「味方した」だの不満も出そうだから、頻繁には間に入らなくてもいいんじゃないかな。気が狂いそうなら、「ママはいったん休憩しまーす」とか言って場を離れてもいいんじゃない?』
『私は信頼する園長先生に、子育てには自我の発達の観点からどうしても育てにくい年齢差がある、と聞いた。先生いわく、いちばん大変なのは、投稿者さん宅と同じの、2歳差の男の子の2人きょうだい。ある意味、双子を育てるより難しいらしい。
「毎日嵐の中だと思った方がいい。だけど嵐はいつか静まる。難しい子育てを頑張る自分を”素晴らしい”と認めて」と言われたよ。投稿者さんも今は嵐の中だね。子どもも、自我をもってすごいスピードで成長中。見守って、褒めて、抱きしめて、辛ければ一緒に泣けばいい。仲良くたって、きょうだいゲンカは当たり前だよ』
『子どもは、親の思い通りに育ってくれないよね。情けないけど、私は何度か子どもの前で泣いたことがあるよ。ケンカが減る方法は私も知りたいくらいだけど、同じように頑張っているママがいると思うと励みになる。おたがい頑張ろう。子どもを寝かしつけた今がご褒美。自分、今日もよく頑張った!』
夏休み中の育児は、いっそう困難を極めますが(汗)、ママのストレスは少なく、親子そろって笑顔で過ごせる時間が多くなったら嬉しいですね。夏休みの良い思い出、たくさんできますように!
文・福本 福子 編集・山内ウェンディ
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