スザンヌ:第3回 男の子がポケットにダンゴムシ入れるのって何なんでしょうね(笑)
テレビ番組やファッション誌などで活躍するタレントという顔以外に、5歳の男の子のママとしての顔も持つスザンヌさん。そんなスザンヌさんの男の子育児はどのような感じなのでしょうか? ママスタが誇る大人気インスタ企画「#産後カルタ」の書籍化を記念して、「#産後カルタ」のエピソードを交えて、男の子育児に奮闘するお話を伺いました。
子どもの代わりにお世話をしているうちに、愛着が湧いてきたカブトムシ
──ママスタの人気インスタ企画「#産後カルタ」では、男の子ママによる、“男の子育児あるある”も投稿されています。お子さんは今5歳になられたということで、虫などにも興味を持ち始めませんか?
そうそう、去年もカブトムシ3匹とクワガタ3匹を飼っていたんですよ。ママ友から孵化したからもらってほしいと言われたり、子どもが自分でとってきたりしてうちでも育てていました。でも子どもは大してお世話をしなかったんです。私の方がカブトムシのゼリーをあげているうちに、愛着が湧いてきちゃいました(笑)。
──虫は大丈夫なんですね!
いや、大丈夫になりました。それまでは虫は苦手で見るのも嫌だと思っていましたけど、去年クワガタとカブトムシを飼ううちに慣れました。毎日お世話をしていると愛着が湧くんですよね。田舎なので探しに行けばカブトムシなどの虫もたくさんいるんですよ。
これからの季節はダンゴムシですかね。うちの子はダンゴムシをポケットに入れて持って帰ってくるんです。そのまま洗濯してしまったママ友もいるので、洗濯前にはしっかり確認しています。ポケットにダンゴムシを入れるのって何なんでしょうね(笑)。
──ポケットに入れたままにするのは遠慮してもらいたいですね(笑)。お子さんは虫以外の生き物も興味はありますか?
そうですね。見たことのないような虫とか、川にいたカニとか、雨の時期には大きなカタツムリとか、生き物をいろいろと持って帰ってくるんですよね。田舎のいいところでもあるし怖いところでもあるのですが。カタツムリを持って帰られても、どうお世話したらいいのかわからなくて。
──確かに難しそうですね。熊本では虫なども大きいのですか?
すごく大きいです。蛾とか蝶は顔ぐらい大きいものもいます。あとヤモリなどもたくさんいます。東京にいるときは見ることもなかったですけど、今はよくいるので私も慣れて、近くにいても「あ、いるな」という感じです。
──お子さんが今ハマっていることは何ですか?
虫のほかに少し前に放送されていた『宇宙戦隊キュウレンジャー』が大好きでハマっていました。ソフビの人形をよく戦わせていましたね。好きすぎて、1話につき20回ぐらい観ていて、セリフも覚えてしまうぐらいなんです。私も一緒に観ていたので変身前と変身後の名前も覚えましたし、夏のイベントに参加するために大阪まで行きました。
──お子さんも自分が好きなものをママが一緒に楽しんでくれて嬉しいですね。
虫を見ても「わ〜! すごいね」とよく言っているから、ママが喜んでくれると思っていろいろな虫を持ってきちゃうのかもしれませんね!
子どもは“マザコンのイケメン”に育てたい
──お子さんは何か習い事をしていますか?
プールが大好きでスイミングを習っています。夏休みも半分以上プールに行きましたよ。市営のプールやホテルのプールなどいろいろ行きますが、大きいプールだと私もずっとプールの中で見守ることになるので、なるべく小さい規模で外からでも見守れるプールに行っています。
──男の子育児で大変だなと思うのは何ですか?
体力ですね。朝から晩まで一緒に遊んでいると、こちらが昼寝したくなるぐらい疲れますよね。最近では戦隊ごっこにつきあっているんですが、だんだん子どもの体も大きくなってきて。向こうは冗談で私に乗ってきてじゃれているつもりでも、乗られた場所によってはすごく痛いんですよ。これ以上激しさを増すと遊んであげられないよと言っています。子どもは遊びの延長で乗ってくるんですけど、ノーマークのときに乗られたらキケンです。
──ふざけていても本気で痛いときがありますよね(笑)。逆に男の子育児で楽しいとか嬉しいと思うことはありますか?
男の子だからかわからないですけど、すっごく「ママが大好き」って言ってくれるところかな。冗談で「マザコンのイケメンに育てたい」と言っていたら、本当にマザコンになってきちゃって大丈夫かなと思っているところです。「ママ、愛してるよ」とか「大好きだよ」とか、「地球がひっくりがえってもママが一番好き」とかいろんなワードで私への愛を、寝る前に言ってくれるんです。それがすごくかわいくて嬉しいです。でもちょっと心配になります、大丈夫かなって(笑)。
──そういう風に言ってくれるということは、スザンヌさんもしっかり言葉で息子さんに愛情を伝えているということですよね。いつも言葉で伝えているのですか?
そうですね、「生まれてきてくれてありがとう」っていうのは、生まれてきたときからずっと毎晩寝る前に言うようにしています。子どもは寝る前の「おやすみなさい」みたいな感じで思っているのか、「生まれてきてくれてありがと」って言って寝る準備を始めることもあって。そのときは「あ、眠いのかな」ってわかります(笑)。それを聞いて私も急いで寝る準備を始めています。
何歳になっても寝顔はかわいい
──「#産後カルタ」では、育児中の幸せな気持ちをうたったカルタもあります。育児していて幸せだなと実感するときはいつですか?
子どもって体温が高くて、寝る前も暖かいですよね。子どもにくっついて寝たり、寝顔を見たりしていると明日もまた頑張ろうって思えます。あれだけ寝てほしいと思っていたのに、寝たら寝たで起こしたくなっちゃいます。何歳になっても寝顔はかわいいですよね。
──最近お子さんがしてくれたことで嬉しかったことは何かありますか?
最近は仕事から帰ってくるときに、妹と一緒に駅まで迎えに来てくれるんです。このあいだは遅い時間だったんですけど頑張って起きていてくれました。改札に着いたときに妹のことは見えたんですけど、子どものことは見えなくて。息子が急に改札の目の前にいて「おかえり!」って言ってくれたのがすごく嬉しかったです。
寝る前に「生まれてきてくれてありがとう」と毎晩伝えているというスザンヌさん。インスタなどで見るスザンヌさんとお子さんとの写真がステキなのは、お互いを思い合う愛情が溢れているからなのかもしれません。
取材、文・山内ウェンディ 編集・横内みか 撮影・曽我美芽
「#産後カルタ」の書籍には、ここでご紹介したカルタ以外にも、ママたちの感じた“産後あるある”がたくさん載っています。育児に疲れたり、悩んだりしたときの心のサプリになるこちらの書籍、ぜひご覧くださいね。