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小学校のクラス替え、学年主任が受け持つクラスは問題児が多いって本当?

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新入学や進級シーズンになると気になるのは、クラス分けや担任の先生が誰かという方も多いのではないでしょうか。ママスタコミュニティでもクラス分けについてのさまざまな疑問や質問がたくさん投稿されています。今回はその中から、学年主任の先生が受け持つクラスについての疑問に注目してみました。

『学年主任が担任のクラスには問題児が多いって本当?』

投稿者さんのお子さんは、これまでずっと学年主任の先生が担任を受け持つクラスに在籍しているそうです。学年主任のクラスには問題児が多いという噂があり、我が子は問題のある子どもだと思われているのではないかと不安に感じているようです。クラス分けについてはさまざまな噂があるようですが、実際のところママたちはどう感じているのでしょう。ママたちの声に耳を傾けてみました。

学年主任の先生のクラスは問題児が多い?

『そういう噂はある』

『全員ではないけど毎年メンバーみてるとその傾向はある』

『問題児が多いか、優秀な子ばかりか。偏りはある気がする』

学年主任の先生のクラスに問題児と呼ばれる子どもたちを集めるという噂は、筆者も子どもが小学生のときに聞いたことがあります。ですがあくまでも噂の域を超えないような気もします。小学校のクラス分けでは平均を取ることが重要視されるという話もあり、あまり偏りを作ってしまうと先生も学校も大変なのではないでしょうか。

問題があるのは子どもだけではない

『子どもに問題ありなときもあるだろうけど、親が問題ありなときもある。親への対応が難しいから学年主任に任せるのかも』

『学年主任のクラスはモンペ(※)が集まりがち。きちんと対応できないと収集つかなくなるから』

保護者への対応も学校や担任の先生の重要な仕事の一つです。問題を抱えているご家庭や、癖のある親御さんに対応できる人材をと考えると、学年主任が適任とされるのかもしれませんね。

※モンペ:モンスターペアレントの略称で、学校や教育委員会などに対し、理不尽な要求をしたり、苦情を繰り返したりする保護者をモンスター(怪物)に例えた言葉。

配慮が必要なケースはいろいろある

『うちの子は持病があるからかずっと学年主任のクラスだよ』

『学年主任のクラスになるのは、引っ越ししてきたことも関係ありそうだけど』

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問題という言葉の響きのせいで、手が付けられないような状態をイメージしてしまいそうですが、個別の配慮が必要になるレベルや内容はさまざまなようです。学年主任の先生のクラスになったからと言って、一概にお子さんが問題児と決めつけることはしなくても良さそうです。保護者側への対応が必要な場合にしてもさまざまな要因がありそうですので、悪いイメージだけが先行しないようにしたいものです。

噂の真相に迫る中、湧き上がる疑問と新たな噂

『それが本当なら、学級崩壊しちゃうんじゃないの?』

『問題児って一人じゃないよね。学年主任のクラスにばかり問題児を集めたらさばけないんじゃない?』

いくら学年主任とはいえ、問題を抱えた複数のお子さんや保護者の方に一人で対応しきれるものでしょうか? ママたちもそのことについて疑問に感じているようです。子どもも保護者も一癖あるとなれば、先生の対応力が問われそうですので、学年主任の先生だけに負担がかかる状態が発生するかもしれません。

問題児を受け持つのは学年主任だけではない?

『問題児が集まったクラスに新任があてがわれてクラス崩壊したことある。あと、途中で担任が産休に入り代理講師がきてやっぱりクラス崩壊した』

もし配慮が必要なお子さんが一つのクラスだけに集中したならば、先生にはかなりの負担になりそうです。ですから児童数の多い学校などでは、できるだけ先生の負担が偏らないように子どもたちを振り分ける工夫をしているでしょう。ですがママから寄せられた声のなかには、学年主任の先生以外のクラスに問題を抱えたお子さんが多く集まり、学級崩壊してしまったケースもあったとのことです。担任の先生の力量によっては、難しいクラスをまとめきれない場合もあるのかもしれません。

学年主任のクラスは優秀な子が多いという噂もある

『問題児か面倒見のいい優等生かの2パターンあるから気にしない方がいいよ』

『問題児に手がかかるから、プラスしておとなしい、しっかりした子を入れるみたい』

もしクラスに問題児ばかりを集めてしまうと収拾がつかないため、学年の中でも面倒見のいい子どもや、手のかからない優しい子を交えてクラス編成するという話も出てきました。いろいろな子どもをうまく混ぜることで、学級運営がうまくいくのかもしれません。

噂は噂。あまり振り回されないようにしよう

『学年主任のクラスは安心できるからいいかなって思う。別に問題児だと思われようがいいよ。本人が元気で楽しく学校に行ってくれれば!』

このママの言葉が全てを物語っているのではないでしょうか。学年主任のクラスが必ずしも問題を抱えた子どもたちばかりではないと思います。学校のクラスというのは、いろいろな子がいて、子どもたち同士で助け合い、支え合いながら小さなコミュニティを作っています。偏りはあるかもしれませんが、だからといって学年主任の先生のクラスを問題児クラスと思い込むのは、あまりよくないのではないでしょうか。それよりも振り分けられたクラスの中で、我が子がどのような成長をするのかを見守ってあげるほうがいいかもしれませんよ。

文・櫻宮ヨウ 編集・井伊テレ子 イラスト・はなめがね

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
学年主任が担任のクラスには問題児が多い