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アレもコレもできない我が子は残念?子どものできない部分に目がいくときは

幼い子どもが何かできるようになるには、ある程度の時間が必要ですよね。日々根気強く教えているのに、なかなか上手にできるようにならない我が子に、ちょっとイライラするママもいるかもしれません。

ママスタコミュニティにも、3歳の子どものできないところが気になりイライラしてしまうというママがいました。

『鼻をかむ、ガラガラうがい、スプーンの持ち方など、毎日毎日教えていても自分でコツがつかめるまではできなくて、ずーっとできないままです。まだ3歳だし……とも思うのですが、毎日毎日繰り返し伝えても同じ間違いばかりで、正直イライラします……
夫も同じようで、けっこうそそっかしくてやらかしてばかりいる長男に怒ることが多いです。夫婦揃ってガミガミ言うのが嫌なので、イライラせずに長男に向き合える方法を教えてください』

アレもコレもできない我が子は残念?子どものできない部分に目がいくときは1
まだ3歳だと分かってはいるものの、できない子どもが“残念”に見えてしまうそう。イライラせずに子どもに向き合うには、どうしたらいいの?

3歳の子ども、いろいろできるのは当たり前なの?

3歳の子どもと言ってもさまざまで、早くできる子もいればできるまでに時間がかかる子も。寄せられたママたちの声から、同じように悩むママは自分だけではないとわかります。

『我が家の息子も3歳のときは鼻をかむ、うがい、スプーンの持ち方、着替え、かなり時間がかかりました。
入園すると周りの子とどうしても比べてしまって発達障害かも? と思ったりもしましたが、徐々に周りに感化されて普通にできるようになりましたよ』

『えっごめん、鼻かみ、うがい、スプーンの持ち方、どれもちゃんとできてない気がするようちの3歳……。元気だけど、偏食で家ではほぼ白ご飯ばっかり』

『集中力がない、こだわりが強い、偏食というより食事に興味なし、すぐ飽きる、とにかく我が強くて、できるはずなのにやらない、といった3歳娘がいるけどどう?
私は「できないことは仕方ない」って思えるけど「できるくせにやらない」にイラつくよ。あと食事中にすぐ飽きるところもイラつく』

同じように子どもができないことに困ったり、そんな子どもにイライラする自分に悩んだりしている声が多々寄せられていました。

どう考えたら、イライラしない?

子どものできる、できないにイライラせず向き合いたいという投稿者さん。子どものできないことが気になってしまうとき、ママたちはどのように子どもと向き合っているのでしょうか?

まだ生まれて3年!できないこともたくさんあって当たり前

『まだ生まれてから3年しか経ってないんだから、長い目で温かく見守ってあげて』

『まだ生まれてきて3年です。できなくて当たり前。集中力がなくて当たり前。今から覚えていくスタート地点に立ったところです』

『まだたったの3年しか生きてないんだから大目に見てあげて』

まだ生まれてたったの3年しか経っていない子どもは成長過程。できないこともたくさんあって当たり前と自分に言い聞かせることもママには必要かもしれません。

いつか必ずできるから大丈夫

『そんなに3歳児に求めなくてもいいと思うけどな。そのうち鼻もかめるようになるし、ガラガラもできるようになるし、スプーンだって普通に持てるようになるって』

『子どもを観察してるとさ、何かをできるようになるときって、徐々にできるようになるわけじゃない。焦らず教えてると、全くできなかったことがあるときパッとできるようになってたりするんだよね。
あまり怒らず叱らず、コツコツ教えてじっと待つのが大事だと思うよ。
できなくても死なないから。あんまり怒ってたら萎縮しちゃうよ。
こんな緩い私のような母親でも上の子ごく普通に育ってるから気楽にいこうよ』

『怒ることじゃないよ。怒ったってできるようにはならないよ。
自信をなくして、自己肯定感が育たないよ。もっと伸び伸び育てて良いんだよ。
そのうち、できるようになる』

根気強く教えていたらあるとき急にできるようになるという声もありました。怒ってもできないものはできないですよね。今できなくても、少し大きくなれば必ずできるようになるという言葉も、忘れないようにしたいものです。

よその子と比べない

『まだ3歳でできないことはあると思うよ。
焦る気持ちは分かるけど、その子の発達によって違うんだから、焦らず育てようよ』

『まだ生まれて3年だよ。何十年も生きている自分たちより全然できなくて当たり前。
何ができないかより、何をできるようになったか数えてみなよ。
立って、歩いて、物を認識して、言葉覚えて、大人がゼロから3年でこれだけやれと言われたらできないようなことやってるよ? そう考えたら大らかになれないかな』

『できないことを叱らないで、できたときに誉めてあげて。大人のペースで見ないで、その子のペースがあるから、焦らないことだよ』

『全然大丈夫! よその子にはなくて長男くんにしかない良いところが必ずあるし、子どもって3歳から4歳、4歳から5歳と一年の間にすごい成長しますよ! 走るのが早くなったり、ハサミを上手に使えたり、着替えも大変だったのが急に早く着替えれるようになりますよ』

『がんばれがんばれ! みんな一緒だよー!』

『色々周りの子と勝手に比べたりして、親は本当にイライラしたりする事ありますよね。できた事はしっかり褒めてあげて下さいね。
その子なりに少しずつ成長していけば良いんです!』

他の子と比べて、我が子のできないところが気になるという投稿者さん。でも子どもにとってできるようになる時期はさまざまです。できないところに目を向けるより、できることに目を向けてという声も寄せられました。その子のペースで歩んでいけたらいいという声も。

「まぁいっか」を口癖に

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『ザ長男(笑)。そんなもんでしょ。何歳になってもず~っとそのまま可愛い長男です』

『気持ちはわかる。でもまだ3歳だよ。もう少し大らかな気持ちで見守ってあげたらいいんじゃないかな。ごはん食べて眠って遊んで笑って、それだけで上出来だよ』

『「まぁいっか」を口癖にして、イラついたらとりあえず呟く。
イラつきで頭がいっぱいになって、今の可愛さを見逃したらもったいないもんね。今は良いけど、きっと身勝手にも10年後くらいに後悔するに違いないよ』

子どもはそんなもの、できなくて当たり前。そんな風に思って、イライラしそうになったら「まぁいっか」を口に出してつぶやくのもオススメだそう。今できなくてもきっとできる日がきます。まずは肩の力を抜いてみては?

「先生ごっこ」をやってみる

ママがイライラしそうになったときにやってみると意外といいという方法も教えてくれました。

『子どもに「先生」って呼んでもらって、自分が幼稚園や保育園の先生になったつもりで接するの。そうすると「もう早く食べなさいよ!」ってなってたのが、「◯◯ちゃんどうしたのかなー? もうちょっと頑張って食べようか? 先生がアーンしてあげようか?」とかって、赤ちゃん扱いが割り切ってできるよ。
自分の子だとつい「できるんだからやれ!」って気持ちになるけど、先生だと思うと不思議と「まだ3歳だもん、仕方ないわよ~」って気になれる』

「ママ」ではなく「先生」になりきるというこちらの方法は、いつもなら怒ってしまいそうな場面も、先生らしく振舞うために怒らずに伝えることができるのだそう。怒られないから子どもも素直に甘えたり、やってみようとしたりするのだそう。ママの接し方を変えたい時に有効なやり方かもしれませんね。

先輩ママたちが振り返って思うのは……

子どものできないことに、同じようにイライラしてしまうことがあったというママたちが、当時を振り返って思うこともあるようです。

『うちの長男もどんくさかったから、投稿者さんの焦る気持ちわかるよ。でも大きくなった今、「かわいそうなことしたなー」って何であんなにイライラしてたんだろーって反省後悔の日々だよ。だって、いつか必ずできるようになるんだし。自分で考えて自分でできる範囲でやっていくよ。だから、あんまり焦らずにいっぱい愛情あげてね!』

『私もそうだった。その度に一人反省会するんだけど、また直ぐにいらいらしちゃう。
今も変わらないな性格は。今小学6年生になった息子に「すぐにイライラしない!」って怒られてるよ。懐かしいな。
あの頃に戻ってもう一度抱き締めたい』

『うちの子も投稿者さんでいう残念な長男だけど。今小3、優しくて思いやりのある男の子だよ。小さい頃あんなに心配したのに、いい子に育ってるなって思ってる』

できないとイライラしていたことに、反省や後悔の思いがあると打ち明けてくれたママもたくさんいました。また、子どもの頃は成長がゆっくりで心配していたお子さんが、今優しくて思いやりのある子に育っているという心強い声も寄せられています。目先のことが今できなくても、きっとその子のいいところがあるはず。時間がかかる子は、じっくり自分の道を歩んでいくのですね。

日々子どもに向き合っていると、今我が子ができないことが気になり、怒りたくなることも多々ありますよね。でも子どもはそれぞれ成長のペースが違うもの。できないところを咎められて育つ子どもより、できたところを褒められた子どもはきっと、その後の人生も粘り強くさまざまなことに挑戦していくのでしょう。親としては、その子なりに日々できるようになったことを一緒に喜んであげたいものですね。
子育ては思い通りにいかず悩むことも多いですが、頑張りすぎずに肩の力を抜くことでうまく回り始めることも多いかもしれません。イライラしたらまず、「まぁいっか」とつぶやくことから始めてみてはいかがでしょうか?

文・山内ウェンディ 編集・井伊テレ子 イラスト・カヲルーン

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
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