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うちの子、まだ時計が読めないけど大丈夫?小学校入学前に準備したいことと入学後の心構え

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4月からの新学期準備を慌ただしくしているママも少なくないでしょう。特に、保育園や幼稚園と異なり科目の勉強が始まる小学校は、準備しなければいけないことがたくさんあって不安や心配事があふれているかもしれません。そこで筆者が、2月7日に行われた小学校入学準備に関するイベント「【楽天ママ割】ママの学校 – これだけで大丈夫!入学準備 講座 –」に参加し、リアルな準備物や選び方、そして一年生ママの心構えを学んできました!

小学校入学前に勉強面で焦る必要は全くない!

イベントではまず、子育てメディア「HugKum」の編集者である村上奈穂さんが、最先端の教育現場や多くの親子を取材してきた経験と2児の母としての自身の見地から、小学校入学に関する親としての心構えを伝授してくれました。

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小学校に入学する前の段階で、子どもが時計を読めなかったり平仮名をきちんと書けなかったりして授業についていけないことを心配するママは少なくないかもしれません。しかし村上さんは「遊びができることが何よりも大事!」と断言します。その理由は「子どもの頃から集中して遊び込むことができる子は、この非認知能力が発達する」から! この“非認知能力”はいま教育現場でも話題のキーワードだそうです。

非認知能力が発達することによって子どもは将来大人になった時に、失敗しても何度も立ち上がる忍耐力や人と協力して物事をやり遂げる社会性がついたり、柔軟な発想、感情のコントロールができるようになると言われています。社会に出てから役立つ力は、子どもの頃の遊びによって鍛えられるのですね。

そのため小学校入学前の時期に親ができることは「早く勉強をできるようにならないと」と焦らせることではなく、集中して遊んでいる子どもをしっかりと見守ることなのだとか。「うちの子はまだあれもできないし、これもできない」と悩む必要は全くなく、お絵かきや外遊びを頑張る子どもを見守りながら、ゆったりとした心構えで小学校入学を迎えることが肝要であるようです。

先輩ママが教える、入学後の具体的なアドバイス

また現在小学校1年生の子どものママである村上さんから、小学校入学後における具体的なアドバイスも話されました。

まずは、可能な限り小まめに学校に行くこと。幼稚園や保育園と異なり、先生が子どもや親ひとりひとりと向き合う時間がとても少なくなる小学校。親自身が直接先生と接することで、心配事や懸念材料を減らすことができます。行事やPTAなど、可能な範囲で学校に行き、関わりを作ることがおすすめだそう。

また、極端に増えるプリント類の保存方法も大きなポイントになるそうです。大事なお知らせや授業や行事で必要な持ち物などがプリントの隅の方に小さく載っていたり、だいぶ前のプリントに書かれてあったりといったことが頻繁に起こるようになります。もらったプリントはすぐに写真に撮ったり時間がある時にしっかりと目を通したりすることが、プリントの見落としによる忘れ物や準備不足を防ぐコツなのだそうです。

さらに村上さんは、近所のママ友や先輩ママとの情報共有もおすすめしていました。PTAや行事のことなど、学校の説明では知ることのできない裏話を教え合ったり相談できたりする存在は、保育園以上に大きいそうです。

年間の一覧表を把握しているだけで準備がラクに

次にキッズ&ベビー用品の「カラフルキャンディスタイル」マーケティング部部長の中井歩さんから、小学校入学準備のために必要な物の選び方のお話がありました。

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入学後に必要な物は4月が最も多く、5月以降は季節や行事ごとに準備しなければいけないものがたびたび出てくるそうです。小学校からの案内は直前が多く「来週までに〇〇を用意しておいてください」といった告知も珍しくありません。

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学校から知らされる突然の連絡や通知に備えるために、年間行事などを一覧表でなんとなくの目星を付けておくことがおすすめなのだそうです。中井さんも自身の経験から「”7月にはこういうものが必要になるんだな”とわかっているだけでも、余裕ができ、余計な時間を取られることなく準備できる」と話していました。

大量の名前付けも親子で一緒に楽しんで

保育園や幼稚園でも大変だった名前付けは、小学校の入学準備でも必須です。小学校では使う道具や物が一気に増えるので、大量に名前付けをしなくてはいけなくなります。時短のためにも直接ペンで書いたり縫ったりするのではなく、子どもでも簡単に名前付けができるシールやスタンプのタイプを活用しましょう。

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イベントでは最後に、小学校入学を控えた親子5組が、実際に名前付けのワークショップを行いました。シールやスタンプはあらゆる素材や大きさに対応したものを選べば、バッグや靴下、鉛筆など、ほとんどすべての物に名前付けができていた様子。ワークショップに参加した子どもたちが、真剣に名前付けに取り組んでいた姿が印象的でした。

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ワークショップを見て名前付けを親子で一緒に行うことで、子どもと小学校入学のワクワクを共有できるだけでなく、物を大切に使うことやありがたみを教えることができ、学習意欲も促すことができると筆者は感じました。名前付けを乗り切るコツは、時短を意識しつつ、親子で楽しみながら行うことでしょう。

小学校入学に向けてさまざまな準備をしているママは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

文・AKI 編集・しのむ

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