2019/05/02

服や小物を選ぶときに最優先するのは「素材」！骨格診断タイプ別、老けて見えない素材とは

年齢を重ねると気になってくるのが自分の見た目。家事や育児に日々追われて疲労感が漂い、年齢よりも老けて見えるかも……と悩むママもいるのでは？　「自分に似合う素材を身につけると自然と若く見えます」とおっしゃるのは一般社団法人骨格診断ファッションアナリスト認定協会代表理事の二神弓子さんです。年相応でありながら若々しく見える服の選び方を教えていただきました。
二神弓子さん骨格診断

歳を重ねてきたら気をつけたいカジュアルの着こなし

――年齢によって選ぶ服は変えたほうが良いのですか？

35歳くらいまでは好みの服を好きなように着ればいいのではないでしょうか。服の好みなどはあまり変わらないものですが、35歳以降は年齢を重ねるごとに服の選び方も気をつける必要があります。年だからと地味にするというわけではありません。変に卑屈になることなく、ポジティブに大人のファッションにシフトしていくのがいいと思います。

――ママだと動きやすい服装になりがちですが、気をつけることはありますか？

カジュアルな服装は注意が必要です。動きやすさや洗いやすさを重視するとカジュアルになりがちですよね。40歳を過ぎて上下スウェットなどのラフすぎるものを着てしまうと、オシャレというよりも疲れた感じに見えることがあります。カジュアルな服を着たい場合は、靴はバレエシューズやフラットパンプスを履くなど、どこかで「キレイ目」と呼ばれるアイテムをいれるといいですよ。

年齢が出やすい部分は服で隠す

――今まで着ていた服なのに、なんとなく違和感を覚えることがあります。

よくある話だと思います。年齢を追うごとに服装で気をつけたいのは肌の露出です。20代や30代前半までは好きな服を着ていいと思いますが、35歳頃からは短いスカートなどは似合わなくなるかもしれません。40歳を過ぎたらタイツを履いていても太ももは見せないほうがいいですし、50歳以降はひざも出さない方がいいですね。その基準は「年齢が出やすいパーツが見えている」からではないでしょうか。年齢が出やすいパーツとは、ひじやひざなどがあげられます。若い頃からスタイルが変わらなくても、肌の質感は確実に変わっていきます。スタイルをキープした上で、その肌感を隠すような服を着ていたら年齢を感じさせずに自分を演出することができます。歳が出てしまうような身体の部分は服で覆っていくことが大事ですよ。

年齢の出る部分は隠す

服や小物を選ぶときに最優先するのは「素材」

――服の素材も重視したほうが良いのでしょうか？

重視したほうがいいです。服のアイテムを選ぶ際、自分の肌にハリがある・柔らかいといった生まれ持った肌の質感と、洋服の素材の調和ができるだけで印象が大きく違いますよ。自分に合うものを身につけると自然と若々しく見え、大人っぽく垢抜けて見えます。反対に、素材が自分に合っていないと老けて見えたり、違和感があって若作りに見えたり、無理しているように見えたりします。服や小物などを選ぶときは、色や形、素材、柄などのうち素材を最優先しましょう。
服の素材の似合うものは骨格診断タイプによって違います。まずはこちらのチャートで自分のタイプを把握してみてください。
骨格診断チャート

ストレートタイプが似合うのは、張りのある上質な素材

ストレートタイプに合う素材は、しっかりとした張りのある上質なもの。こんなものが似合います。

コットン　キメが細かく高級感のあるもの

ウール　ハイゲージ（細かく密に編みこまれたもの）ニット

サテン　ハリがあり、高級感のあるもの

革　ハリ感や高級感のある、ツヤが少ないもの

シルク　厚手でハリがある高級感のあるもの

カシミヤ　リッチできめ細かい肌触りのもの

レース　上品で模様が細かすぎないもの

一方で、ベロアやシフォン、モヘアなどは着太りしてしまう傾向があるので苦手です。また、麻、ツイード、エナメル、ハラコなどの素材は生地にハリが少ない場合はチープに見えるため、この素材を選ぶときは値段ではなく「高見え」するかどうかで判断するといいですよ。服を選ぶ際にはキメが細かくハリがある素材を選びましょう。バッグなどの小物を選ぶ際には革がいいですね。高級品ではなくてもいいので、安くても高級に見えるものが似合います。