2019/12/20

両親から「大好きだよ」と言われて育ちましたか？子育て中のママたちの想い

子育てをする中で、潜在意識の中にある子育てのイメージは、自分が育てられたてきた環境や、育てられ方にあるのではないでしょうか。ママ自身が親からしてもらったような子育てを自分の子どもにもしている、というケースがあるかもしれません。ただ、育てられ方が自分の子育てにそのまま反映されるかといえば、それはまた少し違う話でしょう。

ママスタコミュニティに寄せられていたある質問と、それに対しての多くの反応をご紹介します。

『3歳の子どもがいて、毎日大好きって言ったりギューしたり頬にチュッとしたりしている親バカですが、自分が子どもの頃、母に「大好き」と言われた記憶がないなと気付きました。皆さんは、子どもの頃に「大好きだよ」と言われていましたか？』

愛情を感じながら育ったよ

両親から言葉や態度で愛情をたっぷり与えられたという人たちは、自分の子育てにもその表現を反映している人もいるようです。

『言われてました。私も毎日大好き！　可愛い！　ってチューしたり抱きしめたりしてる。娘も大好き！　ぎゅー！　って言いながらハグしてくれるからちゃんと伝わってるんだなって嬉しく思うよ』

『母におんぶされて子守歌を歌ってもらった。母の背中に耳を当てて、背中伝いに歌を聴いて安心して寝た記憶はある』

『替え歌に私の名前入れて可愛い可愛いって歌ってたり、高学年ぐらいまで寝る前にハグして撫でてもらってた。自分の子どもにも可愛い可愛いって言って撫で回しているよ』

『もうアラフォーだけど母の愛情は今更ながらタップリ感じる。うちの母は言葉や態度にしなくても伝えられるタイプかも』

『「大好きだよ～」と言われて育ちました。私は30半ばだけど、両親とも結構、愛情表現する方ですね。毎晩、父とハグした後、母と寝室に行き母にキスして貰ってハグして寝るような家庭でした』

言われた記憶はないけど、自分の子育ては愛情をこめて！

実は、ママスタのママたちに1番多かったのが”親から「大好きだよ」と言われたことは“覚えていない”という回答。記憶がなくても、自分の子どもへの愛情表現は欠かさないママたちがいました。

言われなかった、あるいは覚えていないからこそ「大好きだよ」と子どもに伝えることを大切にしているという回答からは、お子さんへの深い愛情を感じます。

『言われたことない。下に3人弟妹がいたからかな。自分の息子にはギューしたりチューしたり沢山している(笑)』

『母は弟しか見てなかったから1度も言われた事が無いな。我が子には沢山「大好きだよ」って伝えてる。小さかった時の自分を救う為に伝えてる気もする』

『記憶がある年齢からは言われてた覚えはない。年少くらいかな。母と弟がラブラブしてたのは覚えている』

『上にも下にもいたから雑に扱われてた気がする。昔の人は子沢山。自己肯定感ゼロ。その恐怖からか子どもには毎日大好き言っています』

『そういえば言われた記憶ない……。自分の子どもにはものすごく愛情表現してる。あと自分が言われて嫌だったこと言わないようにしている』

不安があるからこそ愛情を伝えたい……。ママたちの子どもたちへの想い

自分の子育てに不安がない親なんていないでしょう。誰しもが手探りで我が子への愛情をそれぞれの形で伝えているものです。

『親に大好きと言われた事は覚えてないけど、今こうして子どもたちに愛情表現しているってことは、私も親に沢山言われて育ったんだろうなと思う。子どもも成長したら、私がしてきた愛情表現なんて忘れちゃうかもしれないけど、子どもたちも私と同じ愛情表現をして子育てしていくと思う』

『高校生の息子と娘が小さいころ、「大好きだよ」って言ったこと何回もあるけど、聞いてみたら「覚えてないわ」て。悲しい』

『今、「大好き、大好き」って伝えてる子どもたちも、大人になったら「言われた事ないわー」って言うのさ』

言われた記憶がないという人たちは、言葉ではなくても愛情を感じていたと言いました。
自分が育った環境が、思い出したくないようなものだった人たちもその分、自分の子どもには、自分が子どもの頃に求めていた愛情を伝えているという意見も少なくありませんでした。
愛されて育ったという記憶は子どもの人生において大切になるものです。たとえ親に愛された記憶や経験がなくても、今、目の前にいる自分の子どもに溢れんばかりの愛情を注ぎながら子育てをしている人はいるでしょう。

子どもたちが大きくなったとき、ママから愛情表現を受けたことをもしかしたら覚えていないかもしれません。それでもママが注げるだけの愛情を注ぎながら子育てをしていってくださいね。

文・鈴木じゅん子　編集・しのむ　イラスト・Ponko