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小学生「いつも同じ子ばかりが受賞」するのは、親の圧力?

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お子さんには、なにか得意なことがありますか? 勉強や運動など目立つ分野はもちろんですが、ゲームやお菓子作り、昆虫採集にピアノなどなど子どもの個性の数だけあるものですよね。小学生になれば、そうした特技にスポットが当たる機会も増えてくるようです。作文に感想文、絵画や工作に書道、夏休みの自由研究などは、その代表格。校内での優秀作品に選ばれたり、自治体などが主催するコンクールに入賞したりと、その才能がひときわ目立つ機会もあるでしょう。

ママスタコミュニティに、そうした機会にいつも同じ子ばかりが選ばれているという疑問が寄せられました。「なんでいつも、あの子ばっかり?」。選ぶ側の学校は、バランスというものを考えていないのでしょうか?

ひとりの子にばかり、賞がかたよりすぎ。バランスを考えて!

ママが小学生だったころも同じだったかもしれませんが、クラスを見渡すと優秀で運動も勉強も図工もなんでもできてしまうような子がひとりくらいいる、という状況は変わらないのかもしれません。どうやら投稿主のお子さんの、クラスメイトにもいるようです。

『この1年だけでも……授業で描いた絵→県のコンクール入賞、夏休みの自由課題→コンクールに選出、授業で作った粘土の作品→県のコンクール入賞、習字教室で書いた作品→協会内外のコンクール入賞。習字は学校に関係ないからともかく、それ以外はその子にかたよりすぎていると思いませんか? 学校も全体のバランスを考えないのかな? もしかして、親がクレーマーとか?』

その子が数々の賞に選ばれるぶん、ほかの子どもたちは選ばれないことになります。投稿主さんは、そこにちょっとジェラシーを感じているようですね。
ほかのママたちから寄せられたのは、「そんなことはふつうにある」という意見。実際に同じような状況を体験しているママたちも、少なからずいました。

『うちの学校にもいますよ。賞をもらいまくりで習いごとでも優勝して、生徒会長もやっています。なんでもできちゃうんでしょ? 努力もされていると思いますが』

『息子の学年にとても優秀な子がいて、文部大臣賞とかも取っちゃう。その子がなんでもほぼ受賞するけど、まわりの親からクレームなんて出ないよ。だって作品がすごいもの。息子に「がんばってよ」って言うけど、「あの子はレベルが違うから」って言われる』

意外に大変?優秀な子どもを持つママたちには気苦労も

選ばれる子には、確実に実力があるのでしょうね! そんな家庭はきっと鼻が高いのだろうなと思いましたが……そうとばかりはいえないようです。「親がクレーマーだから選ばれる」という最初の投稿を受けて、優秀な子どもを持つママたちの悩みも寄せられました。

『こういう考えの人がいることは、覚悟しています。我が子も立て続けに選んでいただいているのですが、祝福してくれる人、イヤミを言う人、陰であることないこと振りまく人など、いろんな人がいます。先生もかたよりは意識されていましたが、「でもよいものはよいので、ぶれたくない」という公正な判断をしてくださいました』

『うちの子も美術関係は、出せばかならず入選するよ。募集する自治体から求められるとかで、担任からいつも「出して!」と言われて困るくらい。学年全員が出した自治体のコンクールでうちの子が連続で最優秀賞を取ったときは、授賞式で苦笑いされた。学校のママ友には、とくにイヤミは言われない。だって飛び抜けて絵心があるんだもの。作文とかは、まるでダメだけどね』

『うちの娘たちも、そんな感じだわ。賞状やメダルだらけで、いつのなにかわからないくらい。イヤミっぽいことを言われることもあるけど、実力でいただいているものだからね』

『うちの子も、一度に4部門で表彰されたことがある。子どもががんばったことだからほめてあげたい気持ちはあるけど、「これ、いいのかな?」「ほかの子も出してほしいんじゃないのかな?」って思った』

正々堂々としていればよいはずなのに、嫉妬を受けることもあるのですね。まわりに必要以上に気を使わなければいけない大変さは、お気の毒でもあり、うらやましくもあり……ではないでしょうか?

受賞する子は努力をしている。それは当たり前のこと

そもそも学校側は、どんな基準で選んでいるのでしょう? 寄せられた中に教師をされていた方からの声がありましたので、ご紹介しますね。

『実力があるなら、ありえること。学校推薦をした作品が入賞しないのであれば、万が一だけど先生がひいきをしている可能性はある。でも入賞しているのなら、才能と努力のおかげとしかいえない。審査員は賞ごとに変わるし、先入観を持たないために学校名や氏名を伏せて審査することも多い。
いろんな賞を総なめにする子は、教え子にもいたよ。読書感想文を書くために夏休みに何十冊も読んで、一番感銘を受けた本への意見をまとめてきた。冬休みの書き初めは、家で何百枚と練習していた。つねに人一倍の努力をしている子だったけどそれを人前で見せないから、やっぱり「ずるい」と言われて妬まれていたよ。そんなのは、相手にもしていなかったけど』

「どうしてあの子ばっかり……」と悔しくなってしまうのも、我が子をかわいく思うゆえのこと。共感できるママも少なくないでしょう。でもその悔しさを表情や言葉に出してしまっては、子どもの優秀さだけでなくママの人間性でも負けてしまっていることになるのでは? 「どうして」ではなく「次はうちの子も!」とママと子どもができる努力を一緒にする、といった考え方をすればいいのではないでしょうか。

文・鈴木麻子 編集・しのむ

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
同じ子が受賞一人占めする事ってあり得ます?