仕事も早く片付いて、職場の人間関係も良くなるために必要なものとは?
仕事をしているママも多いと思いますが、「エクセルのこの操作が分からないんだけどどうすればいいの……?」といった仕事上でわからないことがあったとき、どのように解決しているでしょうか? 「仕事能力が高い人は人の力を借りるのが上手です」というのは生活コスト削減コンサルタントの生方正さん。困ったときにすぐ助けてもらえるような人間関係を作るために、普段からやっておくといいことがあるようです。
苦手なことは自力で奮闘するよりも専門知識を持った人に聞き、時間を短縮
あなたはもし仕事上でわからないことが出てきたとき、どのように解決していますか? 周りに迷惑をかけないように、自力でなんとかしようと考える方もいると思いますが、何十分もかけて一人で奮闘するのなら、同じ部署や隣の部屋で、それが得意な人に聞くのが最も効率が良く、仕事が早く片付きます。
仕事ができる人は、人の能力を上手に使うことに優れています。例えば経営者は、仕事を少しでも早く、安くできる方法を考えているので時間やコストに対してすごくシビアです。やるべきことが多く、全部自分でやることができないため、専門家の手を上手に借りるのです。多少コストがかかっても、仕事が片付くのであれば積極的に委任して、本業に集中して利益を高めようと考えます。自分が苦手なことは得意な人に聞くのが、効率良く仕事を進めるコツです。
周りの方とコミュニケーションを取りやすい差し入れ
でも人に聞くのが良いからといって、困った問題が起きたその時にいきなり人を頼っても、相手からしたら「突然なに?」となったり、「忙しいから」と教えてもらえなかったりするかもしれません。そうならないためにも、普段からお菓子を配るなど、コミュニケーションを取って人間関係を築いておくことが大切です。
実は、私も自衛隊に勤めていたとき、広報関連の部署でカメラマンの仕事をしていたのですが、役職が上がりネットワークの担当者になったことがありました。前任者も不在で、誰も聞ける人がいなくて困りましたが、隣の部署にネットワークが得意な人がいると聞き、お菓子を持って頻繁にあいさつに行ったのです。その方はネットワークの知識がプロ並みで、私が2日かかるところを30分くらいでできてしまう能力の持ち主でした。そんな方に質問することで、自分の仕事が予定の何倍も早く終わるばかりか正確な知識も身につきました。
何も持たずにコミュニケーションは取りづらいので、その方を含めた周囲の方にお菓子を配り、普段からちょっとした会話をするなどしておくと、本当に困ったときに頼りやすいのです。
値段がはらずに気軽に渡せるものでコミュニケーションを
コミュニケーションをとるために差し入れを持って行くとき、毎回高価なスイーツを買って行ったら生活費を圧迫してしまいます。コンビニなどで買える100円~300円くらいのお菓子をたまに配るのがいいですね。おいしいお菓子で普段から良好な人間関係を作っておくことも、仕事を効率的にするための一つの方法なんですよ。
取材、文・山内ウェンディ 編集・井伊テレ子