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毎回号泣しながらウンチと格闘!子どもの「便秘」の原因と生活習慣の見直しとは?おすすめの食材もご紹介

※2019年2月時点の情報です。

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「便秘」に悩んでいるのは大人だけではありません。実は、「便秘」に悩む子どもも多くいるようです。園児のいるママを対象に子どもの排便についての実態を調査した結果、子どもの慢性的な便秘は10人に1人の割合でいることが分かりました。

 3割の子どもが「便秘になりやすい」。慢性的な便秘状態は1割

32.1%の子どもが「便秘になりやすい」と答え、「便が硬くてコロコロだ」という悩みも多い結果でした。また、排便時にお尻が切れてしまう、3~4日便が出なかったりして、毎回排便時に号泣するという声も。
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排便の頻度は「3、4日に1回程度7.8%」、「週に1回程度2.4%」と合わせて10.2%の子どもが、「便秘」状態という結果が出ました。
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調査者:サンケイリビング新聞社、森永乳業
調査対象:2018年11月6日~12日、子どものいる20~40代女性432人対象

赤ちゃん期以降の便秘の悩みは2~5歳の子どもに多い

自分の意思で便を我慢できるようになるのは1~2歳頃で、逆にウンチを出さないといけないと理解できるようになるのは年長くらいとされています。そのため、便意を我慢することで引き起こされる慢性的な便秘症は、2~5歳で起こりやすいようです。ママスタコミュニティにも、この年齢の子どもを持つママから、子どもの便秘で悩んでいるという投稿が度々見られます。筆者のママ友からも、トイレトレーニングはほぼ完了しているものの、ウンチのみトイレでできずに足をクロスさせて我慢して泣きながら格闘している、という話をよく耳にします。筆者の息子も2~3歳頃にオムツやトイレで頻繁に長時間格闘していました。よく食べるタイプのためか、1~2日ウンチが出ないと、出すときにお尻が痛いと叫んだり、汗だくになったりしていました。

参考:日本小児栄養消化器肝臓学会「こどもの便秘」

慢性的な便秘症は排便を我慢することで引き起こされる

生まれつきの病気で起こる便秘など、何か特別な原因がある場合もありますが、一般的に子どもの便秘は、排便を我慢することで引き起こされるようです。排便を我慢すると便が腸に溜まってしまい、大腸が便の水分を吸収して便が硬くなってしまいます。排便しない状態が続くと、直腸が伸び広がって便意が起こりにくくなってしまいます。広がった直腸にさらに便が溜まり硬くなっていきます。そうすると、排便時に痛い思いをすることになり、またその恐怖から排便を我慢する悪循環が起こります。便秘が悪化すると、手術して便を取り出す事態になることもあります。

便秘を解消するためには生活習慣の見直しと医師への相談

日頃の生活習慣から気をかける

運動は腸の動きを活発にさせます。散歩や掃除のお手伝いでも良いので、毎日体を動かすようにしましょう。また、食事療法も効果的です。便秘には水分と食物繊維を積極的に取り入れると良い、と聞いたことがあるかもしれません。食物繊維には、水溶性と不溶性があります。水溶性食物繊維は水に溶けやすく、ドロドロになって胃や腸の中をゆっくり進み、腸の粘膜を守り、善玉菌を増やしてくれます。不溶性食物繊維は水に溶けにくく、胃や腸で水分を吸収して膨らみ、便の量をかさ増ししてくれます。どちらかの食物繊維に偏らず、水溶性と不溶性の食物繊維をバランス良く取り入れるようにしましょう。また、オリゴ糖、発酵食品も腸内環境を良くするとされています。便秘にはゴボウ、納豆、乾燥プルーン、おから、豆乳、味噌、ヨーグルトなどがおすすめの食材です。ママスタコミュニティにも、生活習慣を見直したり、便秘に良いとされる食材を食べさせたりして便秘予防しているというママ達の声がありました。

参考:「腸内フローラ 免疫力アップレシピ」(株式会社扶桑社 2015年8月31日発行)
参考:文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)第2章」

『うちは冷たいものを避けて水分をこまめにとって、野菜スープや果物、おいもとか乳酸菌で解決するけど。冬だから運動場不足もあるかな。うちの子三輪車こがせるとすぐでるけど』

『たくさん歩かせる。運動するとよくでるよ』

『油分、水分足りてないと便秘になりやすいよ。発酵食品も便秘予防に良い。納豆にオリーブオイル混ぜてあげるのもオススメ』

『食物繊維と水分を一緒にとる。お芋やかぼちゃ。あとはひじきなどの海草類がおすすめ。すごい便秘のうちの娘も、いろいろ試して2日に1回は出るようになったよ』

『ここ1ヶ月納豆ブームに入ったあたりから、柔らかくてするんと出るようになったよ!納豆の粒そのまま出てくるときもあるけど、うちの子のお腹には納豆が効果あったみたい』

『うちの長女も赤ちゃんの頃から便秘体質でずっと悩んでいたけど、4歳頃かはオリゴ糖をヨーグルトにかけて食べるようになって、便がかちかちじゃなくなって、6歳の今はカスピ海ヨーグルトを毎朝食べていて、効果があるのか大きくなったからかわからないけど、便秘もだいぶ解消されてきたよ。毎朝トイレに座らせている? 出なくても習慣づけするのも大切だよ!』

医師に相談し下剤などの薬を服用

生活習慣に気をつけていても便秘に悩むこともありますよね。小児科や専門医へ相談して、まずは溜まった便を排出して直腸を空っぽにすることが大切です。子どもにも処方される下剤は、習慣性のない、もしくはあったとしても少ないと考えられているもののようです。薬を利用して便を溜め込まず、排便の習慣をつけて、伸びきった直腸を元の動きの良い状態に戻してあげましょう。ママスタコミュニティにも、医師の指導の下、溜まった便を出すために浣腸したり、下剤と併用したりして排便リズムをつけさせたら、便秘が解消したという声もありました。

参考:NHKエデュケーショナル すくコム「何をやっても便秘がよくならない。どうしたらいいの?」

『酸化マグネシウムとラキソベロンは毎日使っていました。とにかく便秘にならないようにと、かかりつけ医の指示で。4歳くらいからラキソベロンのみになり、5歳の今は薬なしで出るようになりました。成長と共に必ず出るようになるから、気長に見守ってと、かかりつけ医に言われて。本当にその通りでした』

『近所の小児科では一年通ったけど全然だめで、大きい病院の小児外科に紹介状出してもらいました。2日に1回浣腸薬しています。忘れると3日目朝に勝手に出すようになりました。いま、2ヶ月目です。うちは早産、未熟児だから腹筋が弱いそうです。あと、便を出すことの必要性を感じていないから我慢しちゃうそうです』

『3歳のときにとりあえず2日に1回浣腸をして、出ても出なくても30分トイレに座る生活をして! と初めて行った小児科の先生に言われました。浣腸もすごく嫌がるし、下の子もいて30分以上トイレにつきっきりは辛かったですが、みんなでトイレに籠って頑張りました。1年くらい続けていたら、浣腸せず2日に1回座らせるだけで出るようになりだんだんと自分からうんち! と言ってトイレに行けるように。1年半経って排便もほとんど毎日になりました。たまに2日空きそうなときは、トイレに無理矢理座らせています。そうすると大抵出ます。とにかく少量ずつでも溜めずに出すことが大事なようです』

排便の習慣が規則的につくように手助けしてあげて

便秘に悩む子ども達は、排便が痛いと思い込んでいることもあります。日頃の生活習慣に気をかけて、排便リズムをつけさせることに重点を置いて、ウンチが出るとスッキリする、という印象を付けさせてあげたいですね。
文・ゆかりんご 編集・横内みか

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