離乳食が足りない時にちょい足しできる!ストックしたい食材リスト(離乳食中期編)
離乳食についての厚生労働省の調査によると、約半数のママが「食べる適量がわからない」と回答しています。十分作ったつもりでも、赤ちゃんの食欲が旺盛で想定よりも量が足りなかったということはよくあることかもしれません。我が家では、離乳食が足りないことが頻発。また離乳食を作っている最中に空腹に堪えられない子どもが買い物袋に入っていた白菜を食べていた……なんてこともありました。そんな事態に備えて、忙しいママでもサクッと離乳食が準備できるストックしたい便利な食材リストを紹介します。
おかゆやヨーグルトにのせて栄養強化できる乾物3選
のり・乾燥ゆば
のりや乾燥ゆばはおかゆに乗せるとミネラル等の栄養が強化できて便利な食材です。乾燥ゆばはお湯でさっと戻すだけで食べる状態になります。味のりは離乳食中期の赤ちゃんには味が濃すぎるので、焼きのりを砕いて使ってあげてくださいね。
きな粉
きな粉はヨーグルトに乗せるだけで、たんぱく質や脂質をさらに足すことができます。
あると便利、常温保管できる6食材
煮大豆
パウチになっている大豆の水煮をストックしておくと便利です。。パックを開けて、(濃度や温度調整のため)必要に応じてお湯を入れ、スプーンの裏で潰すとタンパク質たっぷりな離乳食が完成します。大豆の皮が気になるならフードプロセッサーにかけてペースト状にしてもいいでしょう。ママが皮を手で取り除ける量ならやってあげてくださいね。
食パン
お出かけにも便利な食パンは主食として与えるだけでなく、一食分の量が足りない時にも便利なアイテムです。
アボカド・りんご・バナナ・キウイ
その他フルーツは切るだけですぐに準備完了できる離乳食の心強い味方です。我が子が特に好きだったものはアボカドとキウイ。柔らかいものをあげると赤ちゃんが食べやすいので、硬さに注意してあげてください。赤ちゃんが気に入ったフルーツを常備できたら手軽な栄養源として重宝するでしょう。
冷蔵庫にあると安心。お助け食材4選
しらす・納豆(ひきわりなど小粒が便利)・豆腐・ヨーグルト
上記4つの食材は赤ちゃんにあげる直前にスプーンなどで潰しつつ、そのままあげても大丈夫な食材。しらすはお湯につけて塩分を除去するとよいでしょう。しらすや納豆は、おかゆや豆腐に乗せると一品料理が完成。スプーンで取り出すだけのヨーグルトなら、ちょい足しが苦になりません。
アレルゲンには要注意
今回ピックアップした食材のうち、乳製品は食品表示法において特にアレルギーを起こしやすい「特定原材料」に、また、大豆、りんご、バナナ、キウイは「特定原材料に準ずるもの」に指定されています。初めて赤ちゃんに食べさせる時には耳かきに乗る程度の少量から始める、万が一アレルギー反応があった場合に備えて、病院診療可能な午前中に与えるなど注意しながら、離乳食に使える食材を増やしていくといいでしょう。
離乳食中期は食事の品目が増え始め、母乳やミルクから食事に少しずつ切り替わる大切な時期です。市販のベビーフードは、毎日使おうとすると経済的に難しいこともあるかもしれません。とはいえ赤ちゃんの食欲コントロールは難しいので量が足りない、作っている間に待てずに泣いてしまうなど予期せぬ事態が起こることもあるでしょう。栄養ある食材をストックすることで、忙しいときでも離乳食がすぐに準備できるようになるといいですね。
文・森屋千絵 編集・しのむ