小4男子がまったく言うことをきいてくれない!ママたちの対処方法とは?
だんだん成長していく我が子は頼もしいものですが、何度言ってもやるべきことをやらなかったり、理屈をこねられたりされるとママたちはイライラすることもありますよね。小学校も高学年になると身体的にも知的・社会的にも成長し、子どもたちの気持ちが揺れ動きはじめる年齢でもあります。そんな小4の息子さんに振り回されるママさんからママスタコミュニティに投稿がありました。
『小4の息子と毎日のように言い合いになります。朝からテレビに夢中で着替えない。ご飯を食べて歯を磨かない。靴は踏むし電気はつけっぱなし。部屋は汚い、忘れ物がひどいなど、毎日毎日言わないとやらないので疲れます。最近は返事もしないし、うざいって部屋へ行ったり……もう何にも言わないでいいですかね? そんなに自分勝手にやるならあなたのお母さんをやめると言いました。それもシカトしたので今日はご飯を作らなくていいですかね? もう毎日怒って私自身も疲れました。どうしたらいいの……』
同じような悩みを持っているママはたくさんいるようで、みなさん長く丁寧なコメントをしてくれました。
わかる!すっごくわかる!共感してくれるママたち
『そりゃ疲れちゃうよね。ご飯作らなくていいよ。小4だもん、お腹空いたら自力でなんとかできるし』
『お疲れ様。男の子の反抗期、大変だよね。
うちも親子関係荒れ果てて大変だった。
イライラするけど、毎日コツコツ言って行くしかないんだと思うよ。
うちの息子もう中3だけど、うちも周りも未だに色々できないよ』
何度言ってもやろうとしない息子さん。小学生のお子さんを持つママたちの中には、投稿者のママの気持ちがよくわかるという方もいるのではないでしょうか。何度言っても、怒っても、言うことを聞いてくれなければさらに怒りは倍増していきますよね。投稿者の息子さんはパパの言うことは聞くのだとか。でも、ママさんが止めに入るくらいパパが厳しく叱るようで、パパに言うのをためらってしまうのだそうです。
『我が家も旦那がすごく怖いこともあって、旦那の前と学校では褒められるくらいお利口さん。けど私しかいない時は人が変わったかのよう。旦那に言いたくても叱り方が半端なく見ていられないぐらい叱るから言いにくい。うちはまだ小1だからある程度聞きわけはあるけどこれからが不安……』
『うちの長女がそう。父親が厳しいからいない時に思いっきり息抜きしているのかなー。私も頭にきた時は、ご飯とおかずあるから温めて食べなさいってしている』
相手がパパとママとでは態度が違うという子どもも少なからずいるようです。ママの言うことを聞かない子どもたちは多いようですが、同時に「家の外では問題ないみたい」とママたちは言います。どうやら問題は、家でのママに対する態度のようです。
お母さんに甘えたいという気持ちを汲んであげて
『もう4年生で自分の思いとか考えとかもあるんだから、素直にハイハイ従う子どもの方が気持ち悪くないかな? 私も投稿者のママみたいに怒ることもあるけれど、よく考えたら親のそういうところが嫌いだったし』
『たぶんママを試してるというか甘えたいというか。うちの小4の次男がそうで、下に赤ちゃんができてからさらなる加速。学校へはちゃんと行ってる? たまにママとじゃれたら喜ばない? 自分がイライラするのが伝わっていくんだな』
あんまり怒りすぎて、家の中で子どもが委縮してしまうのは可哀そうですよね。4年生にもなれば自分の考え方があり、人から何かを押し付けられたらいやになってしまいます。学校や塾など家ではないところで子どもも頑張っているので、お母さんに甘えたい気持ちも出てくるのかもしれません。スキンシップをとったりじゃれたりして、しっかりと子どもに甘えさせてあげることも大切なことかもしれませんね。
家庭は子どもがくつろげる一番の場所
『おうちが安心するから何をしてもいい場所ととらえてしまっているんですかね……。でもそれってお母さんがずっとあたたかく見守ってきたからだと思いますよ。うちも言うこと聞きませんが、これだけは! ってところは主人にも伝えて2人でうまく修正していくように頑張っています。お互い気を揉み過ぎず、長い目でがんばりましょう』
『学校での生活が特に問題なければ大丈夫なんじゃない? 内容を見る限りでは、お母さんに甘えたいって気持ちがつたわってくるのですが。「部屋が汚いくらいでは死なない」と思うようになったら楽になりましたよ』
いわゆる個人の人格という言葉はパーソナリティーと言い、語源は「仮面」を表すペルソナです*。人間関係を円滑にするために、子どもも外では本音を隠していろいろな仮面をつけています。時と場合でいろいろな仮面を付け替えることは上手に生きるコツなのかもしれません。ママにだけわがままを言えるのは、仮面をとって息抜きができているからでしょう。
何度言っても我が子が言うことを聞かないとママも疲れますが、子どもも外で頑張っているのだと思って、ママもケーキを食べたり、友人と話したりしてまあ仕方がないと思えるよう、なるべくストレスをためないようにしたいものです。
筆者の、やはり小4の男の子がいるママ友は、子どもに紙にやるべきことを箇条書きで書いて「これをやってね」と渡すそうです。
幼児期の漢字教育法の創始者で著名な石井勲先生の著書『かなから教えていませんか?』(家庭教育研究会)によると、知識の83%が目から入るのだそうです。耳からによるものは11%で、その他の合計が6%とありました。
『やってもらいたいことを耳だけに訴えるのではなく、目にも訴えると効果は抜群』
とあるように、子どもが何度言ってもやるべきことをやらない場合は、やるべきことを書いた紙を子どもに渡したり壁に貼ったりして、目に訴える方法は効果があるかもしれません。子どもはそれぞれにタイプが違いますから一概には言えませんが、ためしてみるのもいいかもしれませんね。
文・岡さきの 編集・山内ウェンディ
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