「煙突がないのにサンタさんはどこから入ってくるの?」毎年演出に苦戦するママにオススメの絵本『まどから おくりもの』 #ママの悩みに寄り添う絵本
子どもたちがサンタクロースの来訪を待ちわびる時期になってきました。ママたちはそろそろ子どもたちのクリスマスプレゼントを準備する頃でしょうか? 毎年クリスマスプレゼントをどこに置くか、子どもたちにバレないようにするにはどうするか、わが家には煙突がないけどどこから入ってきてもらう設定にするかなど、演出までも考えているママがいるかもしれませんね。今回はそんなクリスマスプレゼントの準備に忙しいママたちも、思わずほっこりしそうな絵本『まどから おくりもの』をご紹介します。
「ツリーの下」「ベランダに吊るす」ママが子どもにクリスマスプレゼントを渡す演出は?
ママスタコミュニティには
『クリスマスプレゼントを小学生の子どもにバレないように渡す演出を教えてください』
というトピックが立てられています。ママたちは子どもにクリスマスプレゼントを渡す演出を計画しているのでしょうか?
『毎年ツリーの下に置いてる』
『子どもたちが起きて朝食を食べてるときに、ベランダにプレゼントを吊るしておく。下に戻ってしばらくしてから「あれ? 今、何か2階から音がしたよね?」とか演技して、子どもに見てきてもらう。プレゼント発見! 的な。「今年のサンタさんは寝坊したのかなー?」って言う』
『宅配便』
『サンタクロースの格好をした友人にプレゼントを渡しに来てもらう』
ツリーの下、ベランダ、宅配便に加えてサンタクロースの格好をした友人に協力してもらうなど、子どもたちに気付かれないようにママたちが工夫している様子が伺えますね。ママたちは子どもがプレゼントを受け取る喜びまでも考えて、プレゼントを置くところから演出にもこだわっているようです。
演出の最大の難関「うちには煙突がないけどサンタさんはどこから入ってくるの?」
「サンタさんは、煙突から入ってくる」。このサンタさんの設定は、なかなかママの頭を悩ませますよね。
うちの子どもが幼稚園に通っていたとき、12月になるとクリスマスソングを教えてもらったり絵本の読み聞かせをしてもらったりしていました。クリスマスソングのひとつ、「あわてんぼうのサンタクロース」は、身振りや手振りを交えるので子どもたちはとても楽しそうに歌っていました。歌詞にはサンタクロースが煙突から入る様子が登場します。
ある日、わが子が「うちには煙突がないけどサンタさんはどこから入ってくるの?」と私に聞いてきたことがありました。煙突はないしどんな風に返事をしようか迷っていたある日、幼稚園のイベントで先生が読み聞かせをしてくださった絵本が『まどから おくりもの』でした。大型絵本だったのでインパクトがあったのはもちろん、そのお話やしかけ絵本の展開が衝撃的だったのを今でも覚えています。
絵本『まどから おくりもの』のあらすじ
『サンタクロースが やってきて
まどから おくりものを
くばって まわります。
まどの なかの かおや
からだのもよう、かたちを みて
サンタさんは
だれの うちか はんだんして
おくりものを えらびますが……』
絵本『まどから おくりもの』は、穴あきのしかけ絵本です。サンタクロースが窓から見える動物たちの体や形から、それぞれに似合うプレゼントを配っていきます。しかし窓から見えている姿は本当の姿とはかけ離れていて……? あわてんぼうのサンタクロースの思い違いで、ページをめくるごとに予想外の展開が待っています。しかけと驚きで2倍楽しめる絵本に、思わずほっこりしてしまいますよ。
「うちには煙突がないけどサンタさんはどこから入ってくるの?」我が家の答え
私は読み聞かせをしてもらった後、すぐさま絵本『まどから おくりもの』を購入して子どもたちに改めて読み聞かせをしました。子どもたちには絵本のお話の通りに「サンタさんは窓からプレゼントを届けてくれるのかもしれないよ」と伝えました。子どもたちは何も疑うことなく、わが家に来てくれるときは窓から入ってきてくれるのだと信じるようになりました。それからわが家にサンタクロースが来てくれるのは煙突ではなく窓からということに。わが子たちは未だにそれを信じてクリスマスプレゼントが届くのを心待ちにしています。
絵本『まどから おくりもの』
作・絵:五味太郎
発行所:偕成社
価格:1,080円
子どもたちはサンタクロースの存在を信じるあまり、どこから入ってくるのかにも興味を示すことがありますよね。もし返答に困ったときは絵本『まどから おくりもの』を読み聞かせて、ほっこりした気分でクリスマスを迎えてみるのはいかがでしょうか?
文・藤まゆ花 編集・しらたまよ
- 参考トピ (by ママスタコミュニティ)
- クリスマスプレゼント渡す演出教えてください!