わが家へ遊びに来た子どもが物を壊した……親に弁償してもらうのはアリ?
ママスタコミュニティに、こんなエピソードが寄せられていました。小学1年生の息子が、自宅の庭で近所のお友だちと一緒に遊んでいたときのこと。集まった4人の男の子は、停めてあった大人用の電動自転車に興味を持ち、交代でまたがって遊びはじめたそうです。
もともと大人用の電動自転車は、小学1年生の子どもがサドルに座ることを想定していません。そのため子どもたちは自転車のチェーン部分のカバーに足をかけてよじ登っていました。しかし、本来の使い方であればそこは決して足が乗ることなどない場所。無理な力がかかったのか、カバーは割れて壊れてしまったそうです。
このママによると、壊した男の子が正直に申告してくれたため、その親と連絡をとり弁償してもらうことになったとのこと。しかし本当にそれでよかったのかどうか悩んでいるそうです。あなたならこんなときどう対応しますか?
そんな時のために相手も保険に入っているはず。「弁償してもらう」というママの意見
今回のケースでは、相手のママは個人賠償責任保険に加入していました。それは、子どもが誤って他人の物を傷つけたり壊したりしてしまったときに補償を受けられるものだったそう。そのため保険会社からママの方へ連絡があり、保険金を使って電動自転車のカバーを直すことでこの件は決着しました。トピックではほかのママたちから、そのための保険なのだから堂々と補償してもらえば良いという声があがっていました。
『保険でなおすんじゃないの? うちも、万が一子どもがよそ様の物を壊したときのために保険入ってるよ』
『うちは自動車保険を契約したとき、その特約でくっついてたよ。子どもが物を壊したときの賠償も』
『保険で直すって言ってるんだし、それでいいんじゃない? そのために入ってるんだから、もやもやすることもないよ。もしうちの子が壊した側だったら、申し訳ないと思うもん』
『子どもが保険入ってる場合は、そんなに気にしなくていいんじゃない? うちも物損の保険かけてるから、もし壊したときは遠慮なく言ってほしい』
わだかまりが残るのは避けたい。自分なら「相手の親には連絡しない」というママも
一方で、自分だったら弁償を求めることはしないというママも。カバーの破損が起きた現場ではわが子も一緒に遊んでいました。壊れたときに足をかけていたのが、たまたまよその男の子だったというだけかもしれません。弁償させたことで、もし相手のママとお互いにモヤモヤした気持ちが残ってしまったら……? 今後もご近所づきあいが続くことを考えると、あえて連絡せずに済ませたいと考えるママもいるようです。
『そのカバーって高いの? 購入してからしばらく経ってれば劣化もしてるよね……。私なら弁償までは言わないかも』
『壊した現場を目撃したわけじゃないんだよね? 私だったら弁償なんて言えないや。これからのこと考えるとね。ご近所だから特に』
『相手から謝罪があって申し出てくれたなら受け入れるけど、自分から弁償してとはなかなか言い出しにくいなー。仮に相手にもっと落ち度があったとしても』
『自分の子どもも同じ遊びをしていたわけだから、その子にだけ弁償させるのはちょっと酷かもね。私だったら、今後のつきあいを考えて弁償は求めない』
ちなみに電動自転車のカバーの修理代金は5,000円ほどだったそうです。壊れてしまったことにショックを受けたママの気持ちには共感しつつも、その程度の金額ではわざわざ連絡しないという意見も。相手に連絡して補償してもらうかどうかは、損害のレベルにもよると考える人もいるようですね。
もし壊れたカバーで子どもがケガをしてしまったら?ママが気をつけるべき点とは
コメントのなかには、遊んでいた子どもたちがケガをしなかったのは幸いだったと気づかう声もありました。ママは現場を見ていなかったとのことで、もしかしたら男の子4人はずいぶんと危ない遊び方をしていたのかもしれません。カバーの欠片が子どもたちに傷をつけたり、電動自転車が倒れ込んできたりするような事態になったりしなくて良かったですね。
『電動自転車にまたがって倒れたりしたらケガしてた可能性もあるよね』
『私なら、割れたカバーでよその子がケガをするより、自分の電動自転車が壊れただけで済んでよかったと思うかな』
『割れただけならまだしも、その破片とかがその子の足に刺さったりしなくて良かったじゃん』
『カバーが割れたときにケガしなくてよかったね。自転車が子どもの上に倒れてこなくてよかったね』
電動自転車で遊んでいた子どもたちが無事だったことは何よりでした。きっとママが真っ先に考えるべきだったのは、カバーを弁償させるよりも子どもたちの身を心配すること。危ない遊び方をしていた子どもたちを注意することだったのでしょう。
ちなみにこのママは旦那さんに、この先もご近所づきあいは続くのだからうまくやるように、と言われたそう。言い方ひとつで相手の心証は変わるもの。気づかいが先方に伝わった上で、カバーの代金を弁償してもらうという話になったのであれば、お互いわだかまりを残さずに済むかもしれませんね。
もしある日、遊びに来たよその子どもが物を壊してしまったら? 逆に、遊びに行ったわが子がよその家の物を壊してしまったら? そんなときにはぜひこのトピックに寄せられた声を参考にしてみてくださいね。
文・井伊テレ子 編集・山内ウェンディ
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