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マニキュアの除光液に注意!子どもが誤飲すると中毒事故となる可能性が。対策は?

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安全なはずの家の中でも子どもの事故が起こることがありますね。例えば、硬貨タバコといった子どもの口に入るサイズの物を誤って飲み込んでしまう事故。独立行政法人国民生活センターが2000年度から2004年度にわたって調査したところによると、誤飲事故を起こす子どもの年代は10歳未満に多発しているとのことです。決して10歳を超えたら安心、というわけではありませんが、9歳までのお子さんを持つママたちには特に注意が必要かもしれません。

家庭内で起こる事故の中には、誤飲事故に加えて有害物質による中毒を起こすケースもあります。ママや子どもの指先を飾るアイテム、マニキュアや除光液に、子どもにとっては危険な物質を含んでいることがあるのはご存じでしょうか? マニキュアや除光液には、「アセトン」や「エタノール」が含まれる場合があり、誤飲すると中毒症状を起こすことがあります。日本小児科学会こどもの生活環境改善委員会の傷害注意速報によると、2004年に家庭内における子どものアセトンによる中毒事故が発生しています。このケースでは子どものそばでママがマニキュアを除光液で落としていた時に換気をしなかったため、除光液のアセトンが気化して部屋にたまり、子どもが一晩中アセトンを吸い続けた結果中毒が起こりました。こういったケースは稀だということですが、他にも除光液の誤飲事故が発生しており、マニキュアを使う人は使い方や保管方法に注意が必要です。

除光液やマニキュアを誤飲するとどのような症状が起きるのでしょうか。

アセトンを誤って飲むと化学性肺炎を起こす可能性がある

アセトンの液体を誤って飲んでしまった場合、化学性肺炎という症状を引き起こすことがあります。日本救急医学会によると化学性肺炎とは、

『経気道的に吸入した気体や粉塵あるいは液体の化学作用によっておこる肺傷害』

とのことです。つまり、飲み込んだ液体が気化したことによる化学反応によって肺に良くない影響を及ぼす症状のことです。アセトンを誤飲することによって影響がある臓器は肺だけではありません。喉の痛み、吐き気、嘔吐、咳、頭痛といった比較的軽く感じられる症状から、消化管からの出血、昏睡のような深い眠り、肝臓や腎臓の障害といった重い症状までが出るおそれがあるとのこと。また皮膚が乾燥するほか、目にも刺激を与えます。

エタノールを誤って飲むと吐き気や嘔吐などの中毒症状が

エタノールを飲み込んだときに起こりうる症状は、酔っぱらったような状態になること、吐き気、嘔吐、呼吸が早くなること、心臓の鼓動が早くなることなどです。

家庭における中毒事故を予防するために注意したいこと・できることとは

マニキュアや除光液による事故を防ぐためには、どのような対策をすればいいのでしょうか?

商品を購入前に確認する

除光液を購入する場合、購入する前に店頭やホームページなどで商品にどのような成分が含まれているかを確認してから購入するようにしましょう。アセトンが含まれていない除光液も販売されています。

乳幼児がそばにいるときはじゅうぶんに部屋を換気する

気化したアセトンは空気より重いので、床面に近いところに気体が溜まることになります。子どもの口や鼻に近い位置です。マニキュアをするとき、あるいはマニキュアを落とす作業をするとき、同じ部屋に乳幼児がいる場合は、必ず部屋の窓を複数開け、空気の通り道を作るなどして十分に換気をしましょう。

除光液が染み込んだティッシュやコットンは部屋の中のゴミ箱には入れない

マニキュアや除光液をふき取るために使ったティッシュなどのゴミは、部屋の中のゴミ箱に捨てないようにしましょう。吸い取られたマニキュアや除光液にアセトンが含まれていた場合、気化して室内に溜まってしまうおそれがあるためです。

子どもの目と手の届かないところに保管する

マニキュア液や除光液は子どもの目と手の届かないところに保管しましょう。子どもの手は届かないけれど、子どもから見えるところに保管した場合、興味を掻き立てられた子どもが何とかして触ろうとしてしまうおそれがあります。中身の見えないふた付きの箱などに入れ、さらに棚の奥にしまう方法はいかがでしょうか。

有害物質が含まれているからといってマニキュアをやめる必要はありません。正しい知識を持って、正しい使い方をしながら安全に指先のおしゃれを楽しみましょう。

文・しのむ 編集・しらたまよ

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