カタカナが覚えられない小学1年生の子どもに焦る……ママたちおすすめの学習方法は?
子どもが小学校に入学すると、授業についていけているかどうかママは不安になるものです。特にこれからの学習の土台となる文字の習得は、親としては見過ごせないポイントではないでしょうか。小学校にはいってみんなと一緒に学習したら自然と身についていくかと思っていたら、お子さんが「読めるけれど書けない」という状態でつまずいてしまった場合、ママとしては焦る気持ちがおこりますよね。
ママスタコミュニティにも、小学1年生の娘さんをもつママからこんな相談が寄せられました。
『1年生です。読めるのに、 書けません。
宿題で出てほとんど私に聞かないとわからない状態で、これはいけないと思い、お母さんと練習しようと言っていろいろ問題を作ってみました。そしたら「そんなん、やりたくない!」「絶対嫌だからね!」「なにこの変な問題」などなど、文句タラタラ。「復習すると習ったことを忘れにくくなるから、お母さんと頑張ってやってみよう?」と何度も何度も優しく誘いかけ、言い聞かせました。でも全然ダメ。
いつも、「お母さんトイレついてきてー」「2階行くのついてきてー」「お風呂で体洗ってー」と、甘えるだけ甘えておいて、勉強はやるべきなのにやらない。ものすごく腹が立つ』
娘さんの様子を普段からよく見守り、甘えにも付き合ってあげているママ。励まし工夫してはたらきかけているママの努力に反して、お子さんは文句ばかりで勉強してくれず、ママはストレスを感じているようです。2学期になってこれから学校での授業が本格化していくことを思うと、カタカナが書けないことを放っておけない気持ちになりますよね。ママたちからたくさんのアドバイスが集まりました。
何かを教えるって難しい!まずは気持ちに寄り添ってみて
『わからない自分の嫌な気持ちを隠すために文句を言うんじゃない?』
『文句タラタラなのはママへの甘えとできないことを知られたくないっていう娘さんの気持ちが表れてるね』
カタカナを覚えられないことは、きっとお子さんが一番に感じているのでしょう。ママとしては心配して焦ってしまい、勉強しないお子さんにイライラしてしまいますが、まずは自信をなくして強がってしまっている子どもの心に寄り添ってあげることが必要なようです。
とはいえこれは実際にやるのは難しいことですよね。もし自分ができないことにぶつかったら……と、ママ自身の出来事に置きかえて、自分に優しくすると思ってお子さんに寄り添ってみましょう!(私は必死にそう言い聞かせています)。
さて、それでは実際に「カタカナを身につける」ためにはどんな方法があるのでしょうか?
勉強としてではなく遊びの延長線上で
『パソコンで好きなキャラクターの画像を貼り付けてプリントアウトして、カタカナを書かせてます』
『好きな物の名前は? うちの息子は恐竜が好きなので、恐竜の名前を読ませています。あと、カタカナブロックもいいですよ』
『ウチは恐竜とポケモンが大好きで本や図鑑で覚えたよ!』
勉強をうながすと「できない気持ち」が邪魔してしまって素直に受け入れられないお子さんには、遊びとしてふれさせるというアドバイスが届きました。まずは興味をもっているものでカタカナをよく読んで覚える、そして絵を見ながら書くというようにステップを踏んでみてはいかがでしょうか?
恐竜やポケモン、図鑑などが好きでないお子さんのママたちは頭を悩ませるかもしれませんね。筆者は少しおませになってきた娘と交換日記をしながら文字の練習をしたことがあります。女の子には、プリキュアの登場人物の名前や、魔法の呪文やおまじないを練習台にしてみてはいかがでしょうか?
やらされることを嫌がる子なら自分で調べさせてみる!
『聞いてきたら教えるんじゃなくて、これからはカタカナ表を渡して、わからない時は自分で調べて書かせたら?』
『2年生です。つい先日カタカナを全部覚えました。うちも「読めるけど書けない」だったけど、夏休み始まってから毎日五十音をノートに書き出しさせました。わからなかったところは教科書で自分で調べさせました。はじめは嫌がってたけど、どんどん書ける字が増えていくと楽しくなったみたいですよ』
書いてみようとしても手がとまってしまうと、どうしてもカタカナを書くことが嫌になってしまいます。そこで、自分で調べられるカタカナ表を子どもに与えて、自分で学ぶ方法がおすすめされました。今では100円ショップでもカタカナ表を取り扱っているお店もありますし、無料のカタカナ表をパソコンでダウンロードすることも可能です。もちろん、学校で使っている教科書を活用しても、実際に授業中にカタカナを忘れてしまったときに自分で調べることができて安心です。
ママとぶつかってしまう……プロに任せるという手も
『親の言うことを聞かないなら、お金出して教えてもらえばいいんだよ』
『先生に相談したら? ママが教えるより効果的な気がする』
ママは生活面も子どものことを見守っているので、文字が書けない・勉強をうまくできない時に他の生活態度まで思い出していらだってしまうことがあります。また、ママには甘えたい気持ちがでて素直に教えを聞くことができないお子さんもいますよね。そんなときは家庭の外に頼ってみては? 担任の先生に相談をする、学習塾や書き方などの習い事でプロの先生にお任せすると、親子ともにストレスがなくなるかもしれません。
焦らないで。気長に見守ることも大切
『カタカナはそのうちわかるようになると思う。
あまりに強制しすぎて勉強嫌いになっても困るし、気長にやればいいんじゃないかと思いますよ~』
『カタカナだけ苦手な子わりといますよ。漢字が覚えられるならそのうち覚えると思います。ある程度親がうながしながら無理なく気長に待ちましょう』
『まだ1年生の2学期だからもっと長い目で見てもいいと思う。親が一生懸命な時は覚えてくれないけど、ほっといたら意外な場面で興味を持ってすぐに覚えた……ってことよくあったよ。元小学校教諭です』
具体的なアドバイスの他に、「焦らないで」というメッセージが先輩ママからたくさん届きました。少しだけ長い目で見ると、その子のやる気がでれば難なくクリアできることだったりするそうです。強制しすぎて勉強が嫌いになってしまったり、ママに頼るのを嫌になってしまったりしては本末転倒ですものね。
習得すべき時期に子どもができないことがあると親は心配になってしまうもの。ママとしては焦ってなんとか解決したい、手助けしたいと思いがちですが、その子にあったペースやタイミング、やり方があります。今回ご紹介した方法をぜひ参考にしてみてくださいね。子どもが手助けを求めたときに寄り添う準備をととのえて、あまり焦らずに見守ってあげることが大切なのではないでしょうか。
文・小栗あゆみ 編集・しらたまよ
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