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駅での子どもの事故、5年間で730件!気をつけるべき5つのポイント【朝ごふんコラム】

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「電車に乗った際に戸袋に子どもの手が挟まれた」「電車がベビーカーをドアに挟んだまま発車」。東京消防庁からデータの提供を受け、産総研が分析した駅・構内での事故データをみてみると、2011年から2015年までの5年間に5歳以下の子どもが駅で事故に遭った件数は730件にも上ります。約2日に1回はどこかの駅で子どもがケガしていることに。事故の事例とともに、安全対策について国立研究開発法人 産業技術総合研究所の大野美喜子さんに伺いました。
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戸袋に挟まれ、ベビーカーやエスカレーターから転落、転倒

駅での子どもの事故は、年齢別にみると1歳から4歳が目立ちます。事例別にみると、指などを挟まれたのは196件、階段やエスカレーターからの転落が189件、エレベーターから降りる際につまずくなど転倒がそれぞれ157件も発生しています。大半は軽度の事故ですが、中には重傷の場合も。どんな状況で事故は起きたのでしょうか。

『電車から降りる際、開くドアに指を持っていかれ戸袋に指が挟まれ受傷』

『グリーン車に乗車中、椅子のテーブルを収納する際に、誤って左手を挟んでしまい受傷』

『階段昇降のため、ベビーカーを持ち上げて運んでいる最中、ベビーカーの隙間から滑り落ちて約1mの高さから転落』

『駅のホームでベビーカーが後ろ向きに転落』

『駅のホームにベビーカーの前輪がつまずき転倒』

『両親とともに新幹線車両内からホームに降りる際、車両とホームの間から軌道線内に約2m墜落』

『駅の上がりのエスカレーターのステップと横のガイドの間に手を挟まれ受傷』

ベビーカーの安全ベルトを締めることで事故は減らせる

駅での事故の1つに、ベビーカーからの転落があります。階段を上がったり降りたりするとき、電車への乗り降りのとき、駅ではベビーカーを持ち上げる機会が発生します。そんなとき、きちんとベビーカーの安全ベルトを締めていなかったことで子どもが滑り落ちて怪我をしてしまうことがあります。歩きたがる子どもをベビーカーに乗せて、その都度ベルトをつけるのは大変。つい「少しの間だからベルトをしなくても大丈夫かな」と思いがちですが、面倒でも必ず安全ベルトを締めてください。それによって子どもをケガから守ることができるのです。

車両とホームの隙間にベビーカーの車輪が挟まれないために

電車に乗る際に起きやすい事故が、ホームと電車の間に車輪が挟まれたり、乗ろうと思ったときにドアが閉まりかけてしまうこと。ベビーカーのまま電車に乗る時は、車両とホームの隙間を確認し、車内もしくはホームの地面に前輪や後輪がきちんと着地しているかを確かめてから動かすことが大切です。もし、パパが一緒の場合には、2人でベビーカーを抱えて乗り降りするのが良いと思います.また、すでに述べましたが、万が一の場合に備え、ベビーカーごと電車を乗り降りするときにも、しっかりベルトをしめるようにしましょう。

ベビーカーをエスカレーターに乗せない

「安全のために、エスカレーターにはベビーカーや車椅子は乗せないでください」というアナウンスを耳にしたことがある人も多いと思います。しかし、まだまだエスカレーターに乗せるという人もいます。理由は「エレベーターがない」、あっても「遠回りになる」などさまざま。ママが気をつけていてもパパが乗せてしまうということもあるかもしれません。エスカレーターでは、バランスを崩しやすく、また万が一転倒した場合後続の人を巻き込んでしまう可能性があります。駅では必ずエレベーターを利用してください。

駅での移動は大変。階段昇降などは駅員さんの手を借りて

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「エレベーターを利用したいけど、駅に設置されていない」という場合もあります。そんなときは駅員さんに声をかけて手伝ってもらいましょう。以前、私も駅員さんから声をかけてもらっても「大丈夫です!」といっていたのですが、駅によっては専用に人が配置されているところもあるようです。また、ママ一人では危ないときも多いため、自分から声をかけてお願いすることも大切です。

ストッパーのかけ忘れに注意!

ベビーカーを止める際、ほんの少しの間でも必ずストッパーをかけてください。とくにホームによっては斜めになっているところもあります。一瞬、手を離した隙にベビーカーごとホームから転落する危険性があるので、ストッパーをかけましょう。万が一のことを考えて、ベビーカーを止める際はホームと平行にしておくことが大切です。

小さな子どもを連れて、おむつやミルク、着替えなどの荷物をいっぱい持ってのお出かけは大変です。目的地につくまではなんとかがんばれても、帰り道では疲れもあり、注意散漫になりがち。そんなときこそ上記の5つのポイントを思い出して、確認してみてください。事故に気をつけることで、怪我なく安全なお出かけを楽しんでくださいね。

毎朝みんなでゴハンを食べながら、たった5分でも家族のコミュニケーションをとってほしい」という想いからはじまった『朝ごふん』プロジェクト。
このコラムは、忙しい朝でも親子で話せる子どもの安心・安全情報について紹介しています。
生活に役立つ記事は『朝ごふん』ページで読むことができます。ぜひご覧くださいね。

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