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スカッとできない?人気のバイト「スーパーのレジ打ち係」の内情 教えます!

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子どもが以前より手がかからなくなりふと「働いてみようかな」と思ったとき、どんなアルバイト(パート)先を選びますか? ママスタコミュニティ内で、盛り上がっているトピックがありました。書き込んでいるのは、スーパーでレジ打ちをしているママたち。つねに募集が多い、シフトがはっきりしている、短時間でもOKなど、子どもがいても働きやすい条件がそろっているだけあり、身近な職種なのでしょうね。
相談やグチなど話題もさまざまですが、部外者にはわからなかった「へぇ!」と思うようなこともたくさんありました。いくつかご紹介していきましょう。

笑顔で淡々とお仕事しているように思えたレジ係の、実情とは?

レジを打ってもらっている=お客さんではわからなかった、意外な苦労。みなさんスマートにレジ打ちされているように思えていましたが、内情はいろいろのようです。

『うちのお店は年配の方が多い客層で、大きな店舗でもないのに毎日混む。こう言っては申し訳ないけど、買い間違いの返品が多いんだよね。本社の管理が厳しいから、返品・返金作業の場合は書かなきゃならない書類が多くて。混んでいるときにやられると、パニックになる』

『どこのメーカーだったか丸い入れ物に入っているキムチのバーコードが、はしっこギリギリにあって機械で読み取れない。レジ待ちの人は並んでいるし……。思わず「フタを開けてもよろしいでしょうか?」とお聞きして、開けて読み取らせていただきました。本当はよくないんだけどね』

『お客さまのミスでも、品出しの人が値引きシールを間違えて貼っても、すべてレジ係のミスとしてカウントされる。事務所で始末書と改善策を書いて、提出しなきゃいけない。しかも毎月レジ係全員の名前が事務所に大きく貼り出されて、ミスの回数を書き込まれるの。精神的に追い込まれる!』

『ライバル店に負けないためか、金銭授受のチェックみたいなのがひんぱんにある。気づくと社員が柱の影からじーっと見てる(笑)。笑顔! 目線! 発声! ま、基本的なことなんですけどね。いつ見られているかわからないから、ストレスだわ』

『日曜日は朝市。すんごく混むから、トイレにさえ行けないんだよね。ふだんは順番に昼休憩があるけど、朝市のときは最低でも午後2時まで休みなし。5時間トイレに行けない。どんなに行きたくても、抜けられる状況じゃない。生理2日めとかに当たると、本当に最悪』

どんな仕事にも苦労はつきものですが、レジ打ちも例外ではないのですね……。

あの人気番組は嘘じゃなかった!スカッとしない困ったお客さま列伝

またふだんは大きな声で言えないだけに、多かったのが困ったお客さんについての嘆き。お客としてレジに並んでいても、ときおり「えっ! この人何?」と思うような人を実際に見かけますよね。涼しい顔でやり過ごしているように思えたレジの方々も、内心はいろいろ思うところがあるようです。

『レジ通しも会計も終わって次のお客さまのレジ通しをはじめるギリギリ前、いつも「あ、タバコも!」って言う客がいる。ほぼ毎日来る。だから今日は会計前に「タバコはよろしいですか?」と聞いたら、舌打ちされた。不機嫌そうに「大丈夫です!」と言うからお会計済ませたのに、「やっぱりタバコお願い」。「申し訳ありませんが、最後尾にお並びください」と言ったらまた舌打ちして、店内の自販機で買ってた。若い女の人なんだけど、ストレスが溜まっているのかな』

『つまんないことだけど、グチらせて! 釣り札、カード、レシート、すべてなぜチョキで受け取るの? グーを突き出してやろうか! って思ってしまう』

『毎回お会計のときに、ものすごくゆっくりとお金を出す常連客。今日も激混みの中に来たから、お金を出すまでのあいだに次のお客さまのレジ通ししていたら、突然急いでお金を出してきた。よし! と思ったら、次はポイントカードを探してまたゆっくり……。また次のお客さまのレジ通しをはじめると、サッとカードを出してきた。さらにすべて会計が終わったのに、なかなか動かずお釣りをゆっくり財布に入れていたよ。あまりに邪魔なので商品をサッカー台に運んでやったら、「チェッ!」だって! 絶対にわざとだよね!』

『オープン前の準備中、まだ手動でしか開かないドアをこじあけて勝手に入ってきた客がいた。注意すると「私は常連なんだから、少しくらいいいじゃない! 融通の効かない店員ね。あなたの名前、覚えたから!」と、本社にクレームを入れられた』

『無料のビニール袋を、大量に持っていく母親。食品を1枚ずつ入れているならまだ許すけど、ビニールだけごっそり。わざと「こちら、処分してよろしいでしょうか?」って聞いちゃったよ。でもそんなことではひるまず、「いります」だって。子どももいっしょなのに、そんなことして恥ずかしくないのか? そんなの100均で買ってくれ! はぁ、今日も疲れた。明日もがんばろう』

なんといってもスーパーは、多くの人が日常的に利用するところ。幅広すぎるお客さんが訪れるだけに、こんな事態も起こりえるんですね。『痛快TV ◯カッとジャパン』に登場するようなエピソードが、リアルに山盛りです。

いいこと尽くしではなかった? エコバッグにまつわるあれこれ

さらに最近定着してきた、マイバッグ。エコな習慣としてよいことをしている気分になりますが、お店側にとってはそれにまつわる苦労もあるようです。

『うちの店はかなり混まない限り、店員が袋詰めしなきゃいけない。マイバッグ使用率が高いのはいいんだけど、明らかにバッグの大きさと商品の量が違いすぎることも。どう考えても入らないのに「レジ袋はお金がかかるから、買いたくない。あなたが上手く入れてよ!」と、キレる客が……』

『年配の男性に「レジ袋はご利用でしょうか?」とお聞きしたところ、「それ以外にどうやって買ったものを持ち帰る方法があるんだ? ああん? 頭使え!」とお叱りを受けました。最近はおひとりでも奥さまといっしょでも、エコバッグ持参の年配男性が多いのですが。たまにこんなお客さまに遭遇すると、ワナワナしてしまいます。もうこの方には二度とお聞きしないようにと、心に誓いました。”魔女みたいな顔をしたおじさん”って、覚えましたから!』

『エコバッグを出されるのはいいんだけど、パンはこの袋、飲み物はこの袋、生モノはこの袋と指示しないでほしい。だったら、自分で入れてください』

『”レジ袋ご辞退”カードがあるのに使わず、口で「持ってる」とも言わないので「レジ袋、ご利用ですね」と言ったとたん、「持ってるよ! これが見えないのか!」とにらんできたおじいさん。うち、レジ袋有料じゃないんだけどな。「申し訳ございません」と頭を下げたけど、最後は舌打ちしていかれた』

ここまで読んできて、「レジ打ちはバイト先の候補だったけど、大変そうだな」とブルーになってしまったママもいるかもしれません(苦笑)。
でも中にはちゃんと「常連さんから話しかけられるのがうれしい」「よく来るお客さんにがんばってね! と、買い物した中から栄養ドリンクを1本もらった」などの温かいエピソードもありましたよ、念のため!

また女性の多い職種だけに、いわゆる”お局さま”の先輩に苦労しているママもたくさんいました。そのスーパーのレジまわりがどんな雰囲気なのか、バイト応募する前にはじっくり下見をしておいたほうがよさそうです。

文・鈴木麻子

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
スーパーでレジしているかた