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9月1日は「防災の日」いざというときに備える“非常食ストック”について考えよう

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9月1日は「防災の日」です。この日は大正12年に起きた「関東大震災」にちなみ制定されました。そのため、この時期は災害などについて考えるイベントが実施される機会も増えますね。大きな地震や水害などがあると、改めて家庭でできる防災について考え始めるママたちも多いのではないでしょうか?

ご家庭に「非常食」の準備はありますか?

家庭でできる「防災」といっても、何から始めたらいいか分からないというママもいるのでは? そこで今回は、ご家庭での防災準備を考えるうえで、切っては切り離せない“非常食のストック”についてお話ししてみましょう。

子どもがいる家庭での「非常食ストック」の現状

安全靴や作業着などを販売している通販サイト「ミドリ安全.com」が防災の日に先駆け、全国にお住いの子どもと同居している20~49歳までの女性600名に対し、非常食(防災食)の備えについての実態調査を行いました。ミドリ安全調べによるアンケート結果をもとに、各ご家庭での非常食の備蓄状況をみていきましょう。

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一般的に非常食を備える場合は、家族全員が3日以上対応できる量を用意しておきましょうと呼びかけられています。大規模災害に備えるのであれば、さらに多い「7日分」が理想的ともいわれていますが、まずは3日分というのが基本のようです。今回のアンケートでは家族全員が3日以上・1~2日以内・1日以上は難しい……など、段階を経た問いかけをおこないました。

3日以上対応できる……10.8%
1~2日以内なら対応できる……20.0%
1日以上は難しい……11.7%

非常食のストックをおこなっている方からの回答をみると、理想とされている家族全員が3日以上対応できる量の備蓄するというのは、少し難易度が高いのかもしれません。少人数の家庭でも3日分となるとそれなりの量になります。置く場所の問題や金銭的な問題などが、クリアすべき課題としてのしかかってくると、なかなか十分な量をストックするのは難しいのかもしれません。

意外に多い、非常食を備えたことがないご家庭

アンケート結果には「非常食を備えたことがない」と回答した方は40.7%にのぼりました。また以前は非常食などを備えていたけれど、今は備えがないと答えた方が12.3%。この二つの回答を合わせると、約半数以上となる53.0%の方がご自宅に非常食の備えをおこなっていないという実情がみえてきました。

なぜ?進まない非常食の備え

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非常食のストックをおこなっていないと回答した318名の方に、さらに、なぜ非常食を備えていないかについて聞いたところ、最も多かったのは「備えたいがつい忘れてしまう(28.9%)」でした。次いで「お金がかかる(21.4%)」、「何を備えてよいか分からない(21.1%)」となりました。これには「わかるわかる」と頷いてしまうママもいるのではないでしょうか? なんとかこれらの問題をうまくクリアできる方法がみつかればよいのですが……

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どのような非常食を備えているかという回答結果もありました。「何を備えてよいか分からない」と答えた方はこれを参考に非常食のストックを始めてみるのもいいでしょう。水に始まり、保存のきく缶詰やパン・クッキー・カンパンなどが圧倒的となりました。これらは手軽に買い求めやすいので、まず最初にと購入するのにもうってつけです。

今日から始めたい「ローリングストック」備蓄

今回のアンケートの中には、「せっかく非常食を備蓄しておいたのに、うっかり賞味期限を切らしてしまった経験があるか」という質問もありました。この問いに「賞味期限を切らしてしまったことがある」と答えたのは、非常食を備蓄したことがあると回答した329名のうち75.1%にものぼりました。このことから、非常食の管理方法について今一度、考え直す必要があるかもしれないということが見えてきました。

簡単にできる方法が長続きする

いざというときはいつ訪れるか分かりません。そのためにいろいろ試行錯誤し、非常食の賞味期限管理をやったとしても、継続するのが少しでも面倒と思ってしまうと長続きしない可能性がでてきます。そこでおすすめしたいのが「ローリングストック」というやり方の備蓄方法です。

ローリングストックとは?

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「ローリングストック」と呼ばれる備蓄方法は、とてもシンプルです。非常食を食べたらその分だけを買い足して、新たに備蓄する。たったこれだけのやり方で、うっかり忘れがちな非常食の賞味期限管理を簡単にしてくれます。この方法をおこなう場合は、普段から食べ慣れている食品を備蓄することがポイントです。食べ慣れている食品であれば、いざというときにも食べやすいというメリットもありますし、日常で消費していくものであれば未然に賞味期限が切れるのを防ぎやすくなります。

sub11しかし、アンケート結果をみるとローリングストックを実施している方は13.7%にとどまりました。「知らない」や「聞いたことはあるけど……」という方に至っては、半数を超える56.8%にもなりました。認知度や実施度がなかなか上がらないのにはどのような理由が考えられるのでしょうか。

ローリングストックを実施しない理由

認知度の低さは、実施する方が少ない現状が少なからず影響しているのではないでしょうか。では知っているけれど実施しないと答えた方の声に、何かヒントが隠されているのかもしれませんのでみてみましょう。

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「ローリングストックを実施したいか・したくないか」についての問いに、26.2%の方が「実施したくない」と答えています。その理由としてあげられたのは「お金がかかるから」が47.8%と約半数近い回答となりました。これはローリングストックに限らず、ストックをもつという点では避けてとおれない問題点となっています。次いで多かった回答は「何を備えてよいか分からない(24.2%)」、「保管スペースがない(24.2%)」となり、ローリングストックだけではなく備蓄全般に対する悩みとほぼ同じだということがわかりました。

非常食などの備蓄は、気負わず身近なところから始めよう

災害に対する備えが大切だということを、ママたちも常に感じているのではないでしょうか。だからこそ、まずは一歩踏み出してみませんか? いつも買っている食品や、お子さんが好きなお菓子を買うとき、1つ多く購入する。これだけでも十分です。それが1つなくなったらまた購入する。これこそローリングストックです。食品以外にも歯磨き粉やシャンプー、洗剤などの衛生消耗品も1つストックを置いておくだけでいいのです。何をストックしたらいいか分からない場合は、SNSなどで「#備蓄」「#防災グッズ」というキーワードで検索すると、たくさんの情報を集めることもできるでしょう。また、映画『サバイバルファミリー』では、電気や水道などのライフラインが止まったときに何が必要か、リアリティたっぷりに表現されていますのでおすすめです。
このように、手軽に気負わず「防災意識」を高めていくこともできますので、できることから始めてみてはいかがでしょう。

文・櫻宮ヨウ 編集・木村亜希

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