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首都圏でも風しん流行の兆し。妊娠20週頃までの妊婦さんは要注意

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現在、首都圏で風しん流行の兆しが見られ、厚生労働省が注意を呼びかけています。これは2013年の大流行の前兆に似た状況で、今後全国的に感染が拡大する可能性があるとのこと。特に妊婦さんが風しんに感染すると赤ちゃんに影響があることから、妊婦さんや周囲の方が感染しないように注意が必要です。

30代から40代男性の感染者が多い

国立感染症研究所が2018年8月21日に出した緊急情報によると、風しん患者累積報告数は139人。2017年の年間報告数は93人だったにもかかわらず、今年は7月23日~29日に19人、7月30日~8月5日に22人、8月6日~12日には39人と急増しています。千葉県や東京都からの報告が多く、特に30~40代の男性が感染しています。30代から50代の男性は、風しんの抗体価が低い人が2割程度いることが分かっています。

風しんはどうやってうつるの?

風しんは、14〜21日の潜伏期間を経て、くしゃみや咳などの飛まつ、また接触によって感染します。また、発疹の出る1週間前から症状が消えるまでの期間、感染力があります。
感染すると、発熱、首の後ろのリンパ節が腫れる、全身の薄い赤色の発しん、眼球結膜が充血し眼が赤くなるなどの初期症状がみられます。症状が出ない不顕性感染も15〜30%みられます。

妊娠20週頃までの妊婦さんは要注意

妊娠20週頃までの妊婦さんが風しんウイルスに感染すると、お腹の中にいる赤ちゃんにも感染して、赤ちゃんの眼や耳、心臓に影響が及ぶ先天性風疹症候群(※)を発症するおそれがあります。20週までの妊婦さんは風しんにかからないように十分に注意しましょう。

(※)先天性風疹症候群とは、主に妊娠初期ですが、妊娠20週頃までの妊婦が風疹ウイルス感染することによって、難聴、心疾患、白内障などの障害をもって生まれた赤ちゃんのことを言います。その赤ちゃんは、その後、発育の遅れがみられることがあります。

風しんの抗体検査を受けて免疫の有無を確認

妊娠中は風しんを含むワクチンの接種を受けることができません。妊娠初期に行なわれる風しん抗体価検査の結果、風しんに対する抗体価が低かった場合は、人混みを避けて感染を予防しましょう。また家族や職場の同僚など、周りにいる人には風しんの罹患歴・予防接種歴を確認してもらいましょう。

妊婦さんの周囲の人はMR(麻疹風疹)ワクチンの接種を

もし夫や家族など身近な人の中で、風しんの罹患歴がなく1歳以上で2回の予防接種の記録がない人がいた場合は、MRワクチンの接種を急いで受けてもらいましょう。
成人女性や夫などを対象とした風しん抗体検査や、予防接種の費用助成事業が行われている自治体もあります。お住まいの市区町村の保健担当部署に問い合わせをして利用してください。

30〜50 代男性は風疹の免疫を持っていない人が多い年代。もしご自身が妊娠している場合には、旦那さんや身近な人にぜひ予防接種の記録を確認してもらいましょう。もちろん、子どもが1歳になったら、忘れずにMRワクチンを接種したいですね。妊娠中心配なことがあれば、かかりつけの先生に早めに確認してください。

文・山内ウェンディ 編集・木村亜希

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