安田美沙子:第4回「喜びを感じながら育児をしてくれる主人を見るのが嬉しい」
2014年にデザイナーであるご主人と結婚、2017年5月には第一子となる息子さんを出産された安田美沙子さん。インタビュー第4回は、安田さんの育児における旦那さんとの関係について、じっくりお話を伺っていきます。
ママスタセレクトの人気コンテンツ「#産後カルタ」のひとつ、“育児の中でパパとママのプライドがぶつかりあう瞬間”について、安田さんご夫婦の場合はどうだったのでしょうか?
【産後カルタ】
――こちらはママの泣ける思い出、笑える出来事など、産後に感じた喜怒哀楽をカルタで表現した「#産後カルタ」のエピソードです。子どもが初めて呼ぶのは「パパ」か「ママ」か、というお話ですが、安田さんの息子さんが最初に言ったのは、パパでしたか? ママでしたか?
息子が最初に言ったのは「パパ」だったんです。一時期、何度も「パパ、パパ」って呼ぶときがあって、主人はすごく嬉しそうでした。
最初に「パパ」と呼ばれたときは、得意げな顔をしながら「“ママ”って言ってあげなよ~」と息子に言っていました。でも最近、息子は愛犬「ハンナ」の名前ばっかり呼んでいます(笑)。
――最初に話したのが「パパ」だったのは、ショックでしたか?
「パパと呼んでくれた~」と嬉しそうにしている主人を見ていると私も嬉しかったです。喜びを感じながら育児をしてくれるほうがいいので、「負けた~!」とか悔しい気持ちはないですね。
――旦那さんは、育児に関していろいろやってくれるほうですか?
やってくれます。キレイ好きなので、オムツを替えるのもすごく得意なんです。
よく、“ウンチの時はオムツを替えてくれない旦那さんがいる”って聞くんですが、主人はそういったことはなかったです。最初の頃には「オムツ替えたわ~」ってドヤ顔で言うので、「1日のうちの何回分の1回?」って思ったことはありましたけど(笑)。
息子が1歳になって意思の疎通もできるようになってきたことで、主人はより一層かわいく感じているようです。前よりいろいろやってくれるようになりました。
――育児の中で、これは旦那さんに任せよう!と思う、旦那さんが得意なものはなんですか?
最近は私より寝かしつけが上手ですね。抱っこして、ゆらゆら~と寝かしつけたり、主人が抱っこ紐で抱いたりするとすぐ寝てくれるんです。
息子は朝までぐっすり寝てくれます。昨日は息子が夜の7時半に寝ちゃって、朝の6時半まで寝ていました。主人が寝かしつけをしてくれて、そのまま朝まで寝てくれると私もすごく楽です。
――子育てに関して、旦那さんと意見がぶつかったことはありますか?
主人は料理ができないので、息子のためにパンを買ってきたりするんですが、「まだ1歳には早いよ!」というものばかり買ってくるんです。私は月齢にあった食べ物を調べて考えて作っているのに、主人はなんとなくの感覚で買って与えようとするので、それはやめてほしいなと思うときがあります。虫歯も気になるし、自分で調べなくてもいいのでせめて聞いてほしいです。ぶつかるほどではないけど、困りはしますね。
あとは主人がキレイ好きなので、「食事をこぼすのもイヤだし、汚れたら拭くということを覚えさせたい」と言うんです。でも私は自由にさせてあげたい派なので、言い合いになることもあります。
ただ何が原因でも子どもが見ているまえでケンカすることは気をつけようとは思いますね。
――旦那さんは、ファッション関係のお仕事をされていますよね。息子さんに着せる服へのこだわりでご夫婦がぶつかったりすることはありますか?
コーディネートというよりは……暑い日に長袖を着せたり、そうかと思ったらブルマパンツを1枚履かせただけみたいな日があったりします。着せたい服でぶつかるのではなく、主人はちゃんと気候や季節に合わせて着せられていないんです……。
――息子さんは1歳になったばかりですが、教育についての話し合いをすることもありますか?
私は英語も勉強してほしいし私学受験も考えているんですが、主人は「幼児教育にどんなメリットがあるの?」という考え方なんです。「近所に友だちがいたほうが楽しいと思う」とも言います。
ただ私は「選択の幅は広げてあげたいな」と考えています。息子の進むべき道については、「最初からこれ!」と絞ってしまわないように、いくつか選択肢があるようにしてあげたいという話はしていますね。
1歳になったばかりの息子さんの教育についても、すでに話し合いをしているという安田さん。育児をしながら、喜びを感じている旦那さんを見ていると嬉しいと話す安田さんは、幸せなオーラに包まれていました。次回もお楽しみに。
取材、文・上原かほり 撮影・chiai