朝から晩まで24時間子どもと一緒の夏休み。1日30分でも「自分だけの時間」を
先日、公園で小学校1年生くらいのお兄ちゃんを怒鳴っているママさんを見かけました。
まわりにいる人たちが驚くほどの勢いで怒鳴るママさんは、抱っこひもで抱いた赤ちゃん、怒られているお兄ちゃんと、その後ろに3歳くらいの男の子、3人のお子さんを連れていました。怒鳴っているそのママさんの表情に、全く余裕はありません。
外に出るのもいやになるくらい暑い日々。夏休みでパワーを持て余している子どもたちを連れて公園に来るだけでも、とんでもないパワーを使っていることは、同じ母親として想像できます。なので、怒鳴っているママさんのことを見ていて、とても他人事には思えません。「あぁ、あのママさんに1人で休める時間を……」。そう思わずにはいられませんでした。
ママたちにとっては、日中、数時間だけあった1人の時間がほぼなくなる夏休み。夏休みがスタートして最初の一週間は、最もママたちのパワーを削られる期間ではないでしょうか。
この時期、ママスタコミュニティにも「夏休みが辛い!」というママたちの悲鳴ともいえる投稿が増えるのです。
夏休みが辛い……ママたちが悩む「子どもたちとの夏休み」の現状とは
お子さんの年齢によっても、夏休みのママたちの負担は変わります。小学校の高学年以上になると、塾や習い事、友だちと遊ぶ約束などで比較的ママにも1人の時間があるようですが、幼稚園や小学校の低学年だと、まだまだ一緒に過ごす時間が多いので、ママたちの負担も多くなりますよね。
『毎日きょうだい喧嘩、上の子は反抗期でコロコロ気分が変わってやりにくいし毎日ため息が出る』
『夏の預かり保育に入れているけど、土日がしんどい』
『ギブアップとまではいかないけど、うるさいなぁとは常に思う。早く学校始まってくれないかなっていうのが本音』
『亭主元気で留守がいい、と同じ。子どもたちも元気で学校へ行ってくれー!』
『母親って子どもに必要とされる存在だからね。子どもにずっと側にいられるとうっとおしくもなるから愚痴りたくなるよね』
『毎日「遊ぼう」、「何処か行こう」、「遊んで」を連発されて限界に近いわ。毎日毎日子どもが好きなDVDばかり見て私の好きなテレビも見られない。ニュースすら見られない』
『一日中、喉乾いた、お腹すいた。喧嘩ばっかりで下の子は一日中泣いてる……。もー! うるさくて何回怒鳴ったか分からない』
『朝から宿題もせずダラダラテレビを見てたくせに、やっと動いたと思ったらお菓子食べたい、ジュース飲みたい。イラつきすぎて頭痛くなってきた』
『自分と子どもたち合わせて4人分のお昼ご飯が面倒……。出したら、「えー? 今日これー?」とか言われちゃったりするし……』
『普段あんまり怒鳴らないのに2日連続怒鳴ってしまった。疲れる~』
ママにとって大事なのは、30分でも自分の時間を持つこと
家事と育児に追われ、自分の時間なんてない! 持てない! というママもいるでしょう。でも、お子さんが寝たあと、30分だけでも「自分のために使う時間」を意識してみてください。
ドラマを見たり、読書をしたり、顔パックをしてみたり。何でもいいので、自分のために使う時間を作ることがリフレッシュにつながります。
土日は、パパや実家に頼んで1日、もしくは半日の1人時間を過ごすことも大事です。
『軽くパートの仕事して子どもを学童に入れてる。たまの仕事の休みは一人の時間ができる。本気で幸せだ』
『今日はライブ参戦して夜遊びしてくるぞ!』
『うちは、子ども2人がうるさいから、旦那が休みの時は連れ出してくれる。家事はなにもできない旦那だから家事は私がやるけど、子どもがいない時間がたまらない』
最後に、大変なときは「大変だー」と声に出してみることも大事です。聞いてくれる友だちがいるなら、「夏休み、疲れるよね~」と愚痴ることです。
「母親なのにこんなこと言っちゃだめだ」なんて、我慢する必要はありません。それよりも、ちゃんと自分の気持ちに耳を傾けて、溜まってしまったストレスをうまく抜く方法を見つけることが、長い夏休みにママもお子さんも笑顔で過ごせるために必要なことではないでしょうか。
文・鈴木じゅん子 編集・しのむ
関連記事
※「夏休み家でも外でもヘロヘロだ」夏休みの子どもたちを迎え撃つママたちの心構えとは #産後カルタ- 参考トピ (by ママスタコミュニティ)
- 夏休みもうギブ ひとりになりたい