あの「ゴジラ」の新キャラ誕生!泣き虫の怪獣王”ちびゴジラ”
子どもたちにとってもママにとっても、2018年の秋にお気に入りのキャラクターがひとつ増えることになりそうです。それが、この……ん? やけにかわいいけれど、ゴツゴツとした頭はどこかで見たことがあるような? そうなんです、キャラクターのもとになっているのはあの「ゴジラ」。愛くるしいデザインを手がけたのは”Suicaのペンギン”でも知られる、さかざきちはるさんです。
「うちの子みたい!」と、ママにも共感を覚えさせる”ちびゴジラ”
最近では映画『シン・ゴジラ』の大ヒットやハリウッド版『ゴジラ』など、世界観をさらに広げている「ゴジラ」。第1作めとなる『ゴジラ』が公開されてから、今年で64年となるそうです。生誕65周年にあたる2019年に向け動きはじめたのが、子ども向けキャラクターである”ちびゴジラ”のプロジェクト。
”ちびゴジラ”のコンセプトは、「はじめましてのゴジラ。共感できるゴジラ。」。「ゴジラ」のことを知らない子どもがはじめてふれる「ゴジラ」であり、子どもたちが共感できて好きになる「ゴジラ」を目指しているのだとか。
強がりで負けず嫌いだけど、本当は泣き虫な”ちびゴジラ”。0〜5歳の子どもたちにとっては、まるで自分自身のようであり、あのお友達のことかもしれません。さらに親にとっては、我が子に重なる存在かも。「これってうちの子のこと?」と感じられるくらい、すべての家庭に共感してもらえるキャラクターにしていきたいのだそう。
”ちびゴジラ”の活躍は、10月下旬に発売される絵本からスタートする予定です。その後もおもちゃやグッズなどのアイテム発売、映像化など多角的な展開になっていくそうです。「ゴジラ」だけでなく今後は熱狂的なファンも多い「モスラ」や「キングギドラ」たちも登場する予定とか。どうやら子どもとママだけでなく、パパもファンの仲間に加わる予感が濃厚ですね。
デザインは「Suicaのペンギン」「チーバくん」で人気のさかざきちはるさん
10年後20年後も「ゴジラ」が広く愛される存在になってほしいという思いからはじまったという、このプロジェクト。デザインを手がけたさかざきちはるさんは、こんなコメントを寄せています。
「子ども向けの新しいゴジラのキャラクターを作りたいというお話をいただき、ゴジラ戦略会議の方とともに『ゴジラ』のことを1年近く考え続けてきました。子どもが共感できるゴジラ→子どものゴジラ→大人と違って大きくない、強くない→小さくて弱い→だけど強がりで、負けず嫌い。少しずつそんなふうにイメージが固まり、小さくて丸っこくて健気でいっしょうけんめい、本当は泣き虫な”ちびゴジラ”が誕生しました。はじめて出会うゴジラとして、子どもたちが”ちびゴジラ”と仲よしになってくれたら、こんなにうれしいことはありません』
ひと足早く”ちびゴジラ”の絵本情報を、少しだけご紹介すると……。
”ぼくは、つよくて おおきい ちびゴジラ。
でも、ぼくには ひみつがある。ゴジラが子どもだったころのおはなし──。”
2018年10月下旬刊行予定
さかざきちはるさんの個性であるやわらかく愛らしいタッチの”ちびゴジラ”。思わず手をふれてみたくなりますよね。小さくて弱いけれどいっしょうけんめいがんばる姿が、それぞれの家庭の”ちびゴジラ”たちを元気づけてくれそうです。
文・鈴木麻子 編集・しのむ