いつでも、どこでも、ママに寄り添う情報を

ママだからこそ「恋バナ」が必要!『寝起き男子』で何気ない每日にトキメキを

育児にはじまり、洗濯・掃除・食事の支度と、ゆっくり鏡を見る時間もなく、慌ただしく一日が過ぎる。ママになるとそんな日常が当たり前になり、女性としての自分やトキメキからちょっと遠ざかってしまうかもしれません。

「ママになっても昔の恋愛を思い出したり、ワイワイ恋バナしたりする瞬間って楽しいと思うんですよね」と話すのは、現在、第二子を妊娠中のフォトグラファー・花盛友里さん。
180606_0107
女性のヌードを撮影した『脱いでみた。』や女の子の寝起き姿をテーマにした『寝起き女子』などの作品がある花盛さんは、5月21日に写真集『寝起き男子 – boys in the morning –」を出版。「寝起き男子は主婦の方にこそ読んでほしい」と語る花盛さんに、その真意を伺いました。

ママだからこそ「恋バナで盛り上がる時間」が貴重

——女性を被写体にしてきた花盛さんが、今回はなぜ男性を撮ってみようと思われたんですか?

花盛さん:「男性の寝起きを撮ってみて」とリクエストをいただいたことがキッカケでした。これまでは同性だからこそわかる女性の魅力を写真で撮影してきたのですが、そう言っていただけるなら男性も撮ってみようかなって思ったのです。

1097img318

——「寝起き男子」のモデルの男性は、みんなイケメンばかりですね。

花盛さん:あえてイケメンぞろいにしてます。いわゆる美男子だけに限定するのではなく、ちょっとワイルドだったり、やんちゃな雰囲気だったり、様々なタイプの人を散りばめました。インスタで見つけた男の子や知り合いの紹介で出会った子たちが中心です。中には制作スタッフの女性が韓国バーでナンパした韓国人の男の子もいますね(笑)。

——バラエティに富んでますね(笑)。どんな女性でも好みのタイプが見つかりそうな気がします。

花盛さん:そうそう、なのでママ同士で「この人好き!」「えー! その好み全然わからない」とか言いながら盛り上がってほしいんです。私も一児のママだからわかるんですけど、主婦になると恋愛の話をする時間が自然となくなってくるし、それに伴ってときめく気持ちも忘れてきちゃうと思うので。でも恋バナでワイワイ盛り上がる瞬間って、純粋に楽しいじゃないですか。女性である自分を実感できたりもしますし。「寝起き男子」を恋バナのキッカケにしてもらえたら嬉しいですね。

無防備な姿が思い出させてくれる甘い時間と苦い記憶

1382_tsubasa361

——花盛さんは、「寝起き男子を見て、過去の恋愛を思い出してほしい」ともおっしゃっていますね。

花盛さん:寝起き男子は「あの日のトキメキを思い出す」というテーマで撮っているんです。大切に胸にしまっておきたい恋というより、一晩限りの相手とか「やらかしちゃった!」っていう朝のワンシーンを思い出してほしい。酔っ払って勢いに任せて……みたいな軽いノリの恋愛。昔はこんな出会いもあったなって。

結婚すると、旦那さんが每日隣に寝ているのが当たり前だから、夫の寝顔にときめくこともなくなってきますよね。「今日はお泊りできる!」っていうワクワク感もないので、そういう青春時代の気持ちをふっと思い出せる時間っていいなと思うんですよね。

——花盛さん自身も寝起き男子たちを見て、昔の苦い記憶がよみがえりました?

花盛さん:よみがえりましたね。撮影はモデルのみなさんのお部屋をそのまま使わせてもらっているので、「元彼でこんな片付け方をする人いたなぁ」とか(笑)。制作チームの女性スタッフやインスタのフォロワーさんにも、「昔の恋を思い出しました」という声をたくさんいただきました。

寝起きの姿だけじゃなく、“その人らしさ”が現れているリアルなお部屋も見どころです。気になる男の子がいたら、ぜひお部屋のカットも見てみてください。

1937_並木408

安心感がいちばん大事。昔の恋愛が教えてくれたこと

——花盛さんが夫婦生活のなかで大事にしていることはなんですか?

花盛さん:私は何よりも「安心感」がほしくて結婚しました。メッセージを送ったら当たり前のように返ってくる、朝起きたら横にいてくれる、お互いにただ健康でいてくれたらそれでいいと思える。そんな何気ない每日がとても幸せなんです。

いつでも安心していられるために、絶対的な信頼関係を保つことを大事にしています。だから、もし浮気されたりしたら、夫婦を続けていけないと思います。

——そう思うようになったのは、過去の恋愛経験の影響ですか?

花盛さん:そうですね。若い頃は彼の一言で一喜一憂して、ドキドキしたり、嫉妬したりしていて。それはドラマチックで楽しいけど、やっぱりしんどかったんです。結婚前にそんな苦しさを経験したから、安心感が何より大切だって思うようになったんでしょうね。

——安定した日々のなかで、昔の恋愛を思い出す時間が良いスパイスになりそうですね。

花盛さん:そうなんです。昔を懐かしむことって悪いことではなくて、過去に経験したことがあるから今があるし、昔の恋愛を認めてあげることで今をより大切にできると思っていて。なので、私自身もお仕事でご一緒した女性スタッフさんと恋愛話に花を咲かせたり、ほろ苦い恋をなつかしんだりする時間を心から楽しんでいます。それに、キュンとする気持ちを忘れなければ、若々しい心でいられるかなって(笑)。

『寝起き男子』がみなさんにとって、価値ある時間を生み出せる1冊になれたらと願っています。

 

取材、文・小林香織+YOSCA宮嵜幸志、写真・保田敬介、企画編集・FIREBUG

《プロフィール》
花盛友里(はなもり・ゆり)
1983年、大阪府生まれ。中学時代から写真の楽しさに目覚め、2009年よりフリーランスとして活動開始。女性誌や音楽誌、広告などで主にポートレートの撮影を手がける。2014年に出産、一児のママに。同年、自身初の写真集『寝起き女子』を、昨年に女子のためのヌード写真集『脱いでみた。』を発売するなど、活躍の場を広げる。今年1月には、撮り下ろしを加えて新しく生まれ変わった『寝起き女子- girls in the morning -』を、5月には『寝起き男子- boyls in the morning -』を発売した。

関連記事

あの一言に胸キュン!夫には見せられない妻のトキメキ事情
結婚して生活を共にするようになると、ドキドキすることが減るもの。決して浮気をしたいわけではないけど、ときめきたいって思うことはありませんか?そこでママスタに寄せられた「旦那以外の人に言われてときめいた言葉」を紹介します。
怒ったところを見たことがない!?「仏の心を持つ旦那さん」エピソード
どんな時もニコニコ子どもたちと遊び、奥さんに対しても優しさで溢れている。そんな旦那さんを持つ友人がいます。「旦那さんって、怒ったりすることある?」と聞いたことがあるのですが、「うちの旦那さん、出会...
ママたちの本音炸裂!生まれ変わったら今の旦那さんと結婚したい?
ママたちの人生のパートナーである旦那さん。恋愛が「日常」になる結婚生活は、より一層相手の「内面」に触れる毎日のなかで、期待をしたり、妥協をしたり、歩み寄ったりの繰り返しです。 そんな日々が積...