年長組の話題はランドセルで持ち切りだけど……ラン活についていけないママたち
ランドセルを買う活動、通称・ラン活は年々早まっていて、2018年も既にテレビCMがバンバン流れています。2017年度ランドセルを検討する時期で多かったのは6~8月という調査もあり、保護者の関心の高さがうかがえます。
しかしそんなラン活の流れについていけない……という幼稚園年長組の女の子を持つママからの投稿がありました。
『幼稚園のママ友の話題は、ランドセルで持ち切り! 「どこにした?」「もう注文した?」「なんの素材にした?」などと、みんな楽しそうに話しています。
その輪に加われない私……。「ランドセルなんて何でも良いじゃん!」って思ってしまうのは変ですか?
娘は薄いパープル系が良いって言っていて、6年間使うこともしっかり説明したうえでそれが良いって言ってます。「じゃあ別に良いんじゃない?」って思っているけど、ママ友から「絶対に阻止した方がいいよ! 今は、中の色とか選べるのもあるから、そっちを紫にして無難な色に誘導した方がいいよ!」って言われます。ランドセルって、子どものものですよね? なんでそこまで親があれやこれや盛り上がるんですか?』
投稿者さんは、子どもを差し置いて親が盛り上がっていること、子どもの好みを無視して親の都合へ“誘導”していることにも疑問を持っているようです。
同じように感じた人、いませんか?
まだまだ入学は先なのに……ランドセル選びに盛り上がれない
高級ブランドのランドセルだと入学前年の1学期あたりから予約受付がはじまるところもあります。まだまだ入学は先なのにもうランドセルの話題。しかもいろいろ調べているママからはアドバイスが寄せられます。こちらはまだその気になっていないというのに……。
『うちも年長。旦那の方が「〇〇のランドセル良さそうじゃない?」とか言ってくるけど、正直なんでもいい……』
『私も工房系のランドセル自慢してくるお母さん苦手。親の自己満足だとしか思わなかった』
『私もなんでも良い派。今1年だけど、ランドセル買ったの2月だったよ(笑)。なんもこだわりないし、見に行って子どもに選ばせただけだわ』
『私もランドセルの話題で盛り上がれない……。アドバイスとか苦痛でしかなかったから、さっさと注文したよー』
子どもの好みと異なる方向へ親が誘導するのにも違和感
大きさや内容量、フィット感は親も一緒に確認することです。しかしなかには、ランドセルのカラーやブランドを自分が望む方へ誘導する親もいるのだとか。理由は6年間使えるよう、無難な色、高品質素材のランドセルにするため。その判断も一理ありますが、子どもの気持ちが置き去りになっているかも?
『よく分からないけど、ランドセルは子どもが使うものだから子どもが欲しいと言ったものを買ってあげたいと思うな。よほど奇抜な色とかデザイン? じゃない限りはだけど(笑)』
『ランドセル使うのは子どもで、母親ではないのにね。それなのにこだわりがある人って、自分のセンスをみんなに認めて欲しいんだろうなって私はしらけた気持ちで聞いてると思う』
『好きな色で、適度な質さえあればいいよね。子どもたちと選びにいって、その場で即決定』
『子どもが望むやつで色やデザインはいいけど、重さや背負った感じはしっかり親が見てあげた方がいいよ』
『昔は、可愛いランドセルじゃなかったから親の方が熱くなっているのかもね?』
入学したらランドセルは話題になるの?
入学してからランドセルが話題に上るかのエピソードも寄せられています。このトピックでは、特に他の子のランドセルなんて見ていない、という意見ばかりでした。ランドセルどころか、他の子どもや保護者、先生に会う機会すら少なくなりますからね。
『入学したらほかの子のランドセルなんて見てもいないし、教科書が入って不便なく使えたらなんでもいいよ』
『今のランドセルはどこのメーカーも充分過ぎるくらいよくできてるよ。6年間なんて思ったより早くて、あっという間だしね』
『本人のランドセルへの関心もせいぜい1学期の中頃まで。選ぶときと不安な学校生活スタート時に気持ちが満たされたらそれで充分だと思ってる』
『1年生は黄色のカバーもするし、デザインも色もほんの少ししか見えないのにね。子どもが選んだ物を買ってあげて、大切に使うことを教えたらいいと思うよー』
『色に飽きても色んなランドセルカバー売ってるから大丈夫』
『うちの地域は6年間ランドセル背負う子はあんまりいないから安いの買ったよ。案の定3年生からリュックで登校してた』
『ちなみに今は塾の話で持ちきりですよ(笑)』
ちなみに2017年度のランドセル商戦では高級ブランドでも、人気商品は完売ながらも定番商品なら2018年1月ごろまで注文を受け付けていたところがあったそうですよ。
子どもが欲しいと思うランドセルが決まっていて、それも数量限定であればもちろん、早く動く必要がありそうです。でもまだ子どもがランドセルを選ぶ気になっていないのなら、親が周りに流されない、焦らないことが、自分たちならではのラン活になるのではないでしょうか。
ぜひじっくり、子どもに合うランドセルを見極めてください。
文・しらたまよ 編集・しのむ
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