お出掛けに1枚あると便利な「小児用PASMO」。購入の際に気を付けることとは
未就学児のうちは大人と一緒であれば無料で乗車できていた交通機関の子ども料金も、小学校に入学する6歳の4月1日から大人の半分の運賃がかります。習い事や親子でのおでかけなどに電車やバスを利用するという場合は、小児用PASMOを1枚作っておくと、その都度、切符を買わなくていいのでとても便利。
お金をチャージしておくと、改札機にタッチするだけで子ども料金で精算できます。この春、小学生になるお子さんがいる家庭では、1枚作っておくといいかもしれません。小児用PASMOの発行手続きや注意点についてお知らせします。
購入場所と発行手続きに必要なものを確認
小児用PASMOの発行は、PASMO取扱事業者の各駅の窓口や券売機で買うことができます。「最寄り駅で買えると思ったらだめだった!」なんてことにならないよう、あらかじめPASMOを発行できる駅がどこにあるかを駅員さんに聞くなどして確認しておきましょう。小児用PASMOを発行するときは、以下の流れになります。購入するときは、パパやママなどおうちの人でも大丈夫ですが、自分の持ち物に責任を持たせるため子どもと一緒に手続きにいくのがおすすめですよ。
1、駅やバス営業所等に行き、「PASMO購入申込書」に名前・性別・生年月日・電話番号を記入。
2、係り員にパスポート・健康保険証・学生証(写真付)・住民基本台帳(写真付)などいずれかの公的証明書を呈示。
3、購入の際に、1,000円単位で希望の金額を選んで購入(500円のデポジット含む)※デポジットとは預り金のことでカードを返却すれば戻ってきます。
万が一の紛失時は「再発行」が可能
子どもにPASMOを持たせるとき、「落としたり、失くしたらどうしょう」と心配になるかもしれませんが、大丈夫。万が一、紛失しても小児用PASMOは記名式のため、再発行することができます。さらに、PASMOにチャージしていた分や定期もそのまま引き継がれるので安心です。ただし、紛失してしまった場合は、再発行手数料(510円)と、新しいカードの預かり金(500円)がかかるので、注意してください。持ち歩くときは、ひも付きのカードケースに入れてカバンなどにつけておくと、より安心です。
PASMOを使って勝手に買い物しないか心配
小児用PASMOは電車などの交通機関に乗るための電子カードですが、同時にコンビニや自動販売機などで商品を購入することができます。ママからしたら「子どもが勝手にお菓子などを買ってしまわないか心配」ということがあるかと思います。そんなときのために、お金をチャージするタイミングなどで「履歴表示」を確認する癖をつけておきましょう。これは現金をチャージできる販売機であればどこでも表示や印字することができます。
小児用PASMOから「大人用」に切り替えるタイミングは?
小児用PASMOの有効期限は、12歳となる年度の3月31日までです。4月1日以降に手続きをすることによって子ども用PASMOを大人用PASMOとして続けて利用することができます。切り替えるのを忘れていて「電車に乗れない!」なんてことがないよう、注意しましょう。
この春から1年生になる子どもたち。行動範囲が広くなると、ママとしては心配なことも多いですが、同時にちょっぴり頼もしく感じることも増えてきそうです。電車やバスなど交通機関を使っておでかけする際には、小児用PASMOを1枚作っておくと便利ですよ。