ゴール目前で立ち往生!イヤイヤ期の子どもへのママの対策とは #産後カルタ
子どもをもつほとんどのママが通るといっても過言ではない子どもの「イヤイヤ期」。自我が芽生えた子どもは場所や時間を問わず自分の主張を通そうとしますよね。毎日、あるいは一日に何度も子どもの自己主張に付き合わされるママは疲労困憊してしまうでしょう。目的地まであと少し、見えているのに子どもの自己主張に阻まれてたどり着けない……ということもめずらしくないのかもしれません。
ママたちの悲鳴とあきらめに似た声をお聞きください。
『息子が今二歳半なのですが、本当にワガママで手をやいています。電車が大好きで、駅や線路を見つけると乗りたい乗りたいと泣きわめいて、今日は乗れないと分かると地べたで暴れます。階段も大好きで階段を見つけると登らないと気がすまないようでダメだと怒っていたらまた泣きわめいて暴れます。エレベーターに乗りたがったり自動販売機にお金を入れたがったりとにかくワガママすぎて参ってしまいます』
スーパーではひとり旅!雨でも三輪車に乗りたい!イヤイヤ期の「自己主張あるある」
『うちもそんなかんじですよ。プレ幼稚園では全く座らず言うこと聞かないし、スーパーではいつも勝手にどっかいって大変です』
『うちも下が二歳四ヶ月だけど、ほんとそんな感じ。聞き入れてもらえるまで泣き叫ぶ。この間は雨のなか三輪車に乗りたいと、アパートの部屋の前で30分泣いていた』
『私の次男は、1歳9ヶ月。物凄く好き嫌いはっきりしていて…ダメな事でも、自分がやりたいと思ったらやらないと気が済まないみたい。泣きわめいて大変』
イヤイヤ期の子どもをもつママたちからは、スーパーではすぐにひとりでどこかへ行ってしまう、雨の中でも自転車に乗りたいと30分も泣く、自分がやりたいことは曲げない、といったイヤイヤ期の子どもあるあるが寄せられました。ママが精神的にも時間的にも余裕があればとことんイヤイヤ期の自己主張につきあってあげられるかもしれません。しかし、ママにはやるべき家事もあります。子どもの自由な自己主張にいつまでも付き合っているわけにはいかないこともあるでしょう。疲労困憊するママの姿が目に浮かぶようですね……。
幼稚園に行くまでの辛抱?成長するプロセスと割り切ってイヤイヤに付き合う
『うちも二歳の時は全く一緒だった。気にくわないと泣き叫んで暴れていました。毎日公園に行っていました。疲れるまで遊ばせてから買い物に行ったりしていた。今は四歳になり物分かりも良くなりました』
『幼稚園に行きだしたらどんどん成長して、今は癇癪も無くなったし、外食や旅行もお利口にしていられるようになりました。大変だけど、終わりが無いわけじゃないから大丈夫だよ』
『めんどくさいが、我慢して付き合っていたら、参観とかで見ていたら、なんでも一番に動いて、ちゃんと自分でして、周りを引っ張れるようになっていた。家ではわがままで、なんでもやりたがりで、疲れる子だと思っていたけど、園では頑張って自分でできて、偉いなってうれしかった』
ママたちからは、幼稚園に行くまでの3歳ごろまではイヤイヤ期の自己主張が激しかったけれど、幼稚園に行くようになったら、成長して強い自己主張をすることはなくなった、というコメントが寄せられました。中には、イヤイヤ期にママの都合よりも子どもの自己主張を優先してつきあっていた結果、幼稚園では、お友達をリードできるようになっていた、というママもいました。
2歳~3歳ごろの「イヤイヤ」の連発は、第一次反抗期の現れです。「自分でする」「ひとりでする」という思いが芽生えるもののうまくできないために、かんしゃくも起こしがちなのです。子どもたちのこういったある種の自己主張には感情的に向き合うのではなく、「どっちにする?」と子どもに選ばせたり、「お茶、飲もっか」と目先を変えたりするのが効果的です。また子どもの「やりたい」という気持ちを尊重し、できたことを褒めてあげましょう。「惜しかったねぇ」「悲しかったねぇ」と代弁してあげるのもいいでしょう。子どもの気持ちに寄り添ってあげるのです。できたときには「できたね」とその姿を認め、その子供なりの満足感や達成感が味わえるようにしてあげましょう。それが、自立に向けての意欲が育つことに繋がります。決して子どもが「指示された」などと思ってしまわないように、ママやパパは声のかけ方を考える必要がありそうですね。
ママもパパもいつでも子どものイヤイヤ期の自己主張を受け止めてあげられる余裕があるわけではないでしょう。とはいえほとんどの子どもの場合、イヤイヤ期はいつまでも続くわけではありません。あっという間に子供は成長してしまい、イヤイヤ期すら幼少の頃の貴重な思い出となってしまうタイミングがやって来るのです。今日、そして明日と子どもの「イヤイヤ」を認めてあげられたなら、また一歩また一歩と「イヤイヤ期のゴール」へと近づくはずですよ。
文・しのむ 編集・blackcat イラスト(産後カルタ)・チル
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