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「か、け、わ、な」……日本語1字も意味ある言葉。うちの地方の「方言」自慢とは

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「か、け、わ、な」。一見、意味がわからないこの4つの言葉。実は、それぞれ一字ずつに言葉の意味があるのです。これはどうやら津軽の方便のようです。初めて聞く人からしたら「何をいっているのかまったく理解できない」状態でしょうが、その土地に住んでいる人からしたら愛着のある言葉なのです。全国のママたちから寄せられた方言の数々をご紹介します。

知られざる「別の意味」がありました

普段使っている言葉とは、一味別の意味があるようです。似ているだけに通じそうで通じないところが難しい。

『えらい→疲れた』

『こわい→疲れた』

『チョコが泣く→チョコが溶ける』

『すきやき→好きだから』

『なおす→しまう』

びっくりするほど「超短縮形」ワード

一音だけで会話が成り立つとは、ある意味かなり先鋭的な土地柄かもしれません。

『か→どうぞ』

『く→食べる』

『け→食べてください、痒い』

『こ→食べよう』

『わ→私』

『な→あなた』

『どさ→どこにいくんですか?』

『ゆさ→銭湯に行きます』

『まね→だめです』

『めやぐ→申し訳ないです』

『わいは→呆れた、びっくり』

『へば→さようなら』

「理解できる言葉」が一言もありません

昔、東北の人の会話を聞いたことがありますが、一言も聞き取れませんでした。

『きゃんど ほへで ぼぼへで のごなぁ→道路 干されて 埃立って 暑いね』

『ごーぎだりこっぺにして!んーね…しじゃらほじゃららねっか! こんがんのぶちゃれてば!→すごく散らかしすぎ! ほら……バラけてるでしょ! こんなの捨てなさい!』

「新たな日本語」が誕生

知らない場所に嫁いだら、その土地に住む人と会話するためにはまず新しい単語の意味を覚える必要があるかもしれません。

『ごんごち→おばけ』

『ぬすくる→拭う』

『みやすい→簡単』

『しろしい→うるさい』

『やし→ずる』

『むすくけえ→ゆっくり食べろ』

『のめしこき→なまけもの+だらしない』

『しじゃらほじゃら→ごっちゃごちゃ』

『おおくじくう→怒られる、叱られる』

『たんたん→赤ちゃん語で靴』

『ほんなこつ→そうだね・本当だね』

『えずい→怖い』

『ほげる→穴が開く』

初めて聞いた人には「誤解を招く表現」かも?

思わず「え?」と聞き返してしまいたくなる言葉です。状況を考えて使わないと、あらぬ誤解を生むことに……。

『ちんちんかきなさい→正座しなさい』

『ちんちん→熱い』

『ちんちこちん→すごく熱い』

『だいてやる→おごってあげる』

『気の毒な→ありがとう、すみません(両方の意味を持つ)』

『もうよっぱらになった→もう飽きた』

悪口ではない、はず!?

決して悪きがあっていっているわけではないようです。

『のうが悪い→具合が悪い(体調、使い心地や服の着心地など、色々使える)』

結論はどっち?

両方の意味に取れる、逆の意味に取れるからやっかいです。

『変わるに変わらん→変わるに違いない』

『さげる→持ち上げる』

その土地に住んでいる人にとっては日常会話で使っている方言も、他県の人から見たらまったく意味が伝わらないこともあります。地域によっては「何をいっているのかまったく理解されない」「オリジナルワードがいっぱいある」というところもあるかもしれません。あなたが長年使い続けて愛着のある方言には、どんなものがありますか? 住んでいる地域とともに、普段使っている方言を教えてくださいね。

文・長瀬由利子

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