焼いた「魚の皮」って残す?食べる?和食のテーブルマナーとは 美味しい皮の食べ方も!
健康は食生活も重要。日本人の代表食である和食、なかでも日本に根付いているのは魚食文化ではないでしょうか。しかし、魚の「皮」を食べるかどうかとなると、好き嫌いが分かれるようです。
「焼き魚の皮」は鮭が人気
香ばしく焼き上げた焼き魚、では、この魚の皮はどうしていますか?
『鮭の皮大好物! ホッケの皮は食べたり食べなかったり。骨があったり、鱗っぽくなければ大体食べてるよ~!』
『鮭は食べれそうなのと無理なのがある……。秋刀魚だったら皮も食べるよ。ものによってだね』
『鮭の皮はおいしいって聞くけど、やっぱり光ってる感じとか見た目が苦手で食べる気にはなれない。他の魚の煮魚とかでも、とれる皮はできるだけ取り除いて食べてる』
『皮は残しちゃう。魚の皮を食べる人は、ほとんどがエビのしっぽも食べるってテレビでやってた。ホント!?』
魚の皮を美味しく味わうママたちからは「鮭」が人気とのコメントが寄せられました。味は美味しい、しかし光っている感じが苦手……などビジュアル的に食べられないという声も。
和食のテーブルマナーでは、魚の皮は「お皿の奥にまとめる」
食べ後が見苦しくなりがちな焼き魚の食べ方は和食の中でも最難関だといわれています。焼き魚を食べるときのコツとしては、頭から尾へ一方向に食べ勧めることが食べ散らかさないコツのようです!
食べ始め
食べ始めは上の身の頭側から食べていきます。魚の身の構造上、頭側から食べ進めた方が骨から身がほろっとはがれやすくなるからです。このとき、魚の背側を食べてから腹側をいただきます。場所としては先に上半分を左から食べていき、上半分が食べ終わると、下半分を左側から食べていきます(左上→右上→左下→右下の順)。
醤油やレモンを絞る場合
最初にしょうゆを魚の上にかけてしまうと、お皿が汚れ、味にもムラが出ます。ですので、大根おろしに数滴だけかけるようにしましょう。レモンなどをかける場合は同席者やほかの方に飛ばないように必ず手を添えて絞りましょう。
上の身を食べ終えたら
上の身を食べ終えたら、骨をはがします。ここで多くの人がひっくり返してしまうのですが、最初にも言ったようにひっくり返す行為はタブーです。もう一つのタブー行為は骨の間から身をほじくりだして食べる行為です。「すかし箸」と呼ばれしてはいけません
骨と頭のまとめ方
骨をはがし終えたら、頭とともにお皿の奥にまとめましょう。このとき、骨は半分にぱきっと折ればコンパクトにまとめることができます。その後に下の身を食べていきます。下の身を食べ終えたら、小骨や皮、すだちなどもお皿の奥にまとめましょう。
「魚の皮」をおいしく味わう方法
和食のマナー的にNGであっても、自宅では、魚の皮の食感をおつまみのようにカリッとさせる、濃い目の味付けをするなど、美味しく調理しているママもいるようです。
『1度だけ、鮭の皮をパリパリに焼いて、チャーハンに入れたらおいしかったなぁ。オススメだよ!』
『皮にも栄養あるんだよ。生臭そうなのは生姜、日本酒、醤油に漬け込んで焼いて食べる。だんなと子どものおにぎりにも皮入れると喜ぶよ!』
『フライパンでごま油でパリッと焼くとおいしいよ! 醤油をかけてね。食べられる場所少ないけどね。少しでも栄養とってほしいから皮好きの子どものご飯にのせてあげてる。ふりかけ的な? 上からめんつゆかけたりもするよ』
魚によって、食べる、食べないと分けている人もいるようでした。食べられなくても、油を使ってさらに香ばしく焼き上げたり、ほかの料理に合わせたりすることで食べきっている方も。自宅では残さず食べつつ、外での和食マナーもきちんと子どもに教えていけるといいかもしれませんね。
文・編集部 イラスト・むらみ
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