おばあちゃんが考えた「節分の豆まきの新アイテム」 #育児は大変で楽しい
2月3日は節分の日。
我が家は大人5人、子ども5人の総勢10人の大家族なので節分の豆まきイベントも毎年豪快に繰り広げられます。でも豆まきの後片付けって大変です。
そんな我が家の試行錯誤の遍歴をご紹介します。
豆まきは毎年子どもたちの担当。数年前までは升に豆をザザーッと入れて玄関、窓から「鬼は外ーッ!!」と外へ向かって投げ、「福は内ーッ!!」と室内にも豆を投げてました。
もうそこらじゅうが豆。豆。マメ……。
テーブルの下やら椅子の隙間やら、布団の中とか後片付けが大変。踏むと痛いし。粉々になるし。あと幼い我が子が拾い食いするし! 危険!
そこでおばあちゃんの一言「……家の中に豆まくのやめい!」
……ですよね。でも豆をまきたい子どもたち。そこで編み出された案が「福は内」の時は自分たちの口の中に豆を入れる、というもの。
「鬼は外―ッ!!」(外に豆ザザーッ)
「福は内―ッ!!」(手で掴んだ豆を口の中に放り込む)
しかしこれ、最初は良いものの、玄関、リビング、台所、各部屋など巡って行くと流石に子どもたちの口に豆が入りきらない……。口の中パッサパサだし。
小学生の甥っ子たちからクレーム入りました。「つかれる!!(口が)」
……ですよね。幼いわが子は自分も口に入れたくてギャン泣き。いやいや危ないから! まだ食べられないから! と制す。
次の年、スーパーでおばあちゃんが新アイテムを買ってきました。いつもの豆と小分け袋に入ってる豆。
おばあちゃんは言いました。「福は内は小分け袋の豆投げな。回収が楽だから」
まさかの豆まきの作業効率化! 革新!
その年は福は内の小分け袋の豆たちが家中にばらまかれました。散らばる無数の豆よりは回収も確かに楽です。幼い我が子も小分け袋なら誤飲もしないし、小さい子が小分け袋をまく姿は可愛さ爆発でした。
さらに次の年、スーパーでおばあちゃんが買ってきた「福は内」用の小分け袋の豆。
大豆以外にもありました。
それは「徳用おつまみセット」。
おかきとか柿ピーとか色々小分け袋になってるアレです。
おばあちゃんは言いました。「おいしいから」。
……もはや大豆ちゃうやんけ!
……豆まきって柿ピーでいいんだっけ?(笑)
ツッコミ所満載な豆まき。子どもたちは例年以上の盛り上がりでおつまみセットの豆を家中にまいていました。まいたら即回収。早速柿ピーを食べる子どもたち。幼い我が子も柿ピーをポリポリ食べてる……。乾燥大豆より食べやすいみたい。そうよね。
節分の日って年の数の大豆を食べるんじゃなかったっけ?(笑)
そんなツッコミをしながらおつまみセットのピスタチオの小袋を手に取り食べる私。
……おいしい。大豆だけだと飽きてくるし、バリエーションある方が楽しい!
大人にも好評なおつまみセット豆まき。
という事で、以来わが家の豆まきは毎年「鬼は外」用の大豆、「福は内」用の小分け袋大豆と徳用おつまみセットが定番になりました。
今年はどんな味の豆がまかれるのでしょうか。楽しみです。