電動アシスト付き自転車を選ぶときのチェックポイントは?
子どもを乗せて園への送迎や、買い物時にあると便利な電動アシスト付き自転車。緩い坂道だったら子どもを乗せたままでも楽に登れて、とっても便利ですよね。「春からの新生活に向けて電動アシスト付き自転車がほしい」というママもいるかもしれません。そこで悩むのが、どんな基準で選んだらいいかということ。価格は10万円台を超えるものがほとんどで、一般の自転車よりも高額です。さらに子どもを乗せることから、より安全性が高いものを選びたいですよね。電動アシスト付き自転車を選ぶときのチェックポイントについてお知らせします。
安全基準マーク「BAA」「幼児2人同乗基準適合車」とは?
安心安全で快適な自転車利用のために重要となることは、車体そのものの安全性能です。まず確認したいところが、「BAA」「幼児2人同乗基準適合車」というシールが2つ並んで貼ってあることです。通常、サドル下のフレーム縦パイプあたりに貼ってあります。
「BAA」とは、ブレーキやペダルの強度など、約90項目以上の検査項目をクリアした、一般社団法人自転車協会が制定したマークです。
「幼児2人同乗基準適合車」とは、幼児2人同乗対応のための高いレベルと安全基準を満たした自転車に貼られるものです。「BAAマーク」「幼児2人同乗基準適合車マーク」がついている自転車は、子どもを乗せて走る自転車として安全性が高いといえます。新しく電動アシスト付き自転車を購入する場合は、必ずこの2つのマークがついているかを確認しましょう。
すでに電動アシスト付き自転車に乗っているというママは、「BAAマーク」「幼児2人同乗基準適合車マーク」がついた自転車かどうかを、一度確認してみましょう。
子どもを乗せて走る自転車はここをチェック
自転車の前かごと後部座席、同時に子ども2人を乗せることができる自転車は、造りが頑丈で安全性が高いものを選びましょう。チェックポイントを9項目にわけてお知らせします。
1、「幼児2人同乗基準適合車マーク」「BAAマーク」
幼児2人同乗の基準に適合している自転車には、「BAA」と「幼児2人同乗基準適合車」の両マークが、フレーム縦パイプ前側に貼られています。
2、ハンドル
幼児座席(チャイルドシート)と子どもの重さを支える強度があるかをチェック。
3、ハンドルストッパー
転倒防止用のハンドルストッパーの機能があれば、駐輪時のふらつきが軽減されます。子どもをシートから降ろすとき、信号で一時停止したときなどに、前かごがふらつかず便利です。
4、ブレーキ
子どもを乗せると重くなるので、ブレーキの利きが悪くなりがち。性能のいいものを選びましょう。また定期点検では必ずしっかりチェックしてもらいましょう。
5、サドルと前シートの間隔
子どもを乗せた状態でママが楽に乗り降りできるよう、前シートとサドルの間隔が十分にあいているかを確認しましょう。幅が狭いと乗り降りがしにくくなるので注意しましょう。
6、フレーム
自転車の前輪後輪を連結させ、運転者の体重を支える役割を担うフレーム部分。走っているときにグラグラしにくい、ねじれに強いものを選びましょう。
7、荷台
幼児座席(チャイルドシート)を取り付けるためには、最大積載量25㎏、または27㎏が必要です。一般の荷台は最大積載量18㎏の場合が多いため、子どもを乗せる自転車としては適しません。
8、ドレスガード
子どもの足を乗せるドレスガードがあるかを必ず確認してください。ドレスガードがないと、子どもが足をブラブラさせたとき、足が後輪に巻き込まれて大ケガをすることがあります。必ずドレスガードがついたものを使用しましょう。
9、両立スタンド
幅が広く、強度が十分にあり、転倒しにくい設計であることを確認しましょう。片足スタンドの場合、自転車を止めて前かごに乗っている子どもを下ろそうとすると、バランスを崩して転倒するなど事故につながることがあるため、両立スタンドのものを選びましょう。
電動アシスト付き自転車はこまめに点検
一般的な自転車の点検は、1年に1回程度行えばいいといわれています。ですが、子どもを乗せて走る電動アシスト付き自転車は、一般的な自転車に比べて重さは2倍。そこにママと子ども2人の体重が加わり……となったら、電動アシスト付き自転車には相当な負担がかかるはず。ブレーキの効きが悪い、タイヤの空気が減ってきたなど、少しでも気になることがあれば、こまめに自転車屋さんに行って点検してもらうことをおススメします。
子育て中のママにはとっても助かる電動アシスト付き自転車。子どもの安全にかかわるものなので、上記の9項目をチェックして、安全性が高く快適に乗れるものを選びたいですね。