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「子どものための急な休み」あなたの職場は理解がある? #ママの働き方を考える

働くママが増えているとよく耳にしますが、厚生労働省の平成28年国民生活基礎調査によると、18歳未満の子どものいる世帯のうち、仕事をしているママは67.2%*という数字が出ています。正社員やパートなど働く形態はそれぞれですが、子どもがいる多くのママが働いていることがわかります。

しかし幼い子がいると、子どもの急な体調不良などで止むを得ず仕事を休まないとならない場合もありますよね。そんな場合、職場は理解があるのでしょうか?

ママスタコミュニティには、子どもがしょっちゅう熱を出して仕事を休まなくてはならず、職場で文句を言われて辛い思いをしているママがいました。職種や職場環境にもよりますが、働くママが増えた今、ママたちにとって働く環境はどうなのか、リアルな声をご紹介します。

理解があり、働きやすい職場です

急な休みにも理解のある職場もあるようです。育児経験のある先輩ママが多かったり、周りの方がカバーしてくれたりと、理解ある方々が働くママをサポートしてくれているようです。

『子育て経験者の人には「小学生上がるまでは大変よね~」って理解してもらえてました』

『表向きだけかもしれないけど、快く休ませてくれた。
子どもの体調を気遣ってくれたり、早めに返してくれたり。ありがたかった』

『従業員は、休み明けに御迷惑おかけしましたって声掛けに行くと、「大丈夫? 私も経験者だから平気平気! 気にしないで」と声掛けてくれる。ありがたい』

『私、休んでも何も言われない。翌日「大丈夫だった?」と声かけてもらえる。
が、仕事はそのまま溜まってます。休んでも誰にも迷惑かけないから、おたふく風邪で1週間休んでも嫌な顔1つされなかった。
仕事挽回するのに残業、休日出勤で大変ですが……』

『休みの人が代わりに出れたらでてもらえるし、出れなくてもなんとかしてくれる。
子どもの体調不良で何度か休んだけど、いつもこっちは気にしなくていいからって言ってもらえる。
休み明けて仕事いったら、「もう大丈夫なの?無理して登校させてない?」って心配してくれる。ありがたい』

『休みやすい。私がいたところは理解があったよ。
今3人目妊婦で9月いっぱいで退社した(パートなので)けど、辞めるときにまた戻ってきて……と言われた。
休んでばかりだったし迷惑も沢山かけたけど。
だから理解ある会社もあるし、仕事で休んだ分頑張れば大丈夫だよ』


普段、真面目に仕事に取り組むママも多いと思いますが、子どもの母親の代わりはいない思うと、体調不良などのときには子どものそばにいたいと考えるのも自然なこと。止むを得ず休んだ際に、「大丈夫?」という周りの一言でホッとして働きやすさを感じたり、休んだ分頑張ろうと思えたりするのかもしれません。

仕事内容や職場環境のために休みづらいです……

仕事内容や職場の人員体制にもよりますが、急な休みを取りづらい職場もまだまだあるようです。中には、休むことについて周りから冷たいことを言われた方も。

『私はいろいろな企業のホームページやパンフレット作ってるんだけど、社内で私しかできないから、納期間近は絶対休めない。
しかも女性は私だけで、他に子どもが理由で休む人がいないから、かなり休みづらい…….。

この前は子どもがインフルエンザで、一日私が仕事休んで次の日は旦那が休み、他の日は病児保育。旦那の協力と病児保育がなけりゃ、やっていけない職場です』

『やっぱり理解ある職場はなかなか少ないんじゃないかな。私は昔、「あんたの子どもがインフルエンザになろうが知ったこっちゃないよ!」と店長に言われました』

『すごく迷惑をかけてるしパートのおばさんたちにグチグチ文句言われるから仕事が辛いです』

急な休みを取りづらいので、旦那さんやご実家などに頼れる場合は頼り、どこにも頼れない場合は病児保育などのサービスを使っているという声もありました。周りの声に傷ついているママの声もある一方で「いちいちへこたれたりせず、気にしない」という声もありました。

働く環境を整えてもらいました

体調不良の幼い子どもを一人にはできないし、職場にも迷惑がかかる……そんな子どもと仕事の板挟みになって悩むママも多いと思います。仕事を始める際には、子どもがいて急な休みを取る可能性が出てくることを事前に伝えておくことは大切です。しかし、実際に働き始めて働き辛さを感じたら、職場の方へ一度相談することも一つの手段かもしれません。先輩ママの中には、働く体制を整えてもらったために、働きやすくなったというママもいました。

『上司はチームワークを大事にしていて、1人が休んでもカバーできるようにしてる。当日に休まれても文句どころか心配してる。
だから、すごく恵まれた職場で働かせてもらってる』

『今まで二人体制だったシフトに来月から一人増やした三人体制にすることで辞めずに済みました! 早退・欠勤があっても人手不足にはならないし、同じぐらいの子どもがいるのでお互い様みたいな感じで……会社としても人件費は厳しい中とても配慮していただき、私の気持ちを最優先してくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。これから今まで以上に頑張るぞ!』

働くママが増えているとはいえ、ママの働く環境として十分に整っているのかと言われれば、まだそうでない部分も多いかもしれません。しかし、普段真面目に仕事に取り組んだ上で要望すれば、環境を整えてもらったり、改善してもらったりすることも可能なようです。

さまざまな働き方に柔軟に対応する職場が増え、ママだけでなくパパもさまざまな働き方を選択できるような社会に早くなるといいですね。今後育休から職場復帰をされる方、仕事を始めてみたい方などが漠然と不安に感じていたら、先輩ママたちの声をぜひ参考にしてみてください。

 

文・山内ウェンディ イラスト・んぎまむ

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