夫の生命保険の受取人が義両親!?妻たちがモヤモヤする理由
家族のために、身体を張って仕事に励んでくれてる旦那さん。いつも本当にありがとうございます! これからもよろしくね……と思ってはいても、旦那に万が一のことがあったときの(ないに越してことはありません!)保障のために掛けている生命保険。
しかしこの「生命保険の受取人がなんと義両親でした!」という気になる投稿がママスタコミュニティに寄せられました。
投稿者のママはなにげなく「あれ? わたしじゃないの?」と旦那さんに聞いてみたそうですが、契約したのは独身の頃とのことで今さら変更が面倒くさいのか、旦那さんは「俺が死んでも親は金くれるから大丈夫だよ~」と軽口をたたいて取り合ってくれません。
あまり深くツッコミすぎると、保険金目当てだと思われそうでこれ以上聞けなかったという投稿者のママ。何て奥ゆかしい……。確かに保険金の話=旦那さんが死んだときのことなので、積極的にしたい話でもありませんね。
しかし受取人が義両親ということにはなんだかモヤモヤするという投稿者のママ。さぁ変更してもらうためには、どのように伝えるのが効果的でしょうか?
実はうちも! 結婚しても夫の生命保険の受取人が義両親
『うちも受取人がずっと義母で、保険料を義母が払ってるなら何も言わなかったけど、私の収入も入れた生活費から出していたから納得いかなくて言ったよ。「保険金目当てか」と最初は言われてしばらくは変更してくれなかったな(笑)。言い続けてやっと渋々変更してくれた』
『うちも全く一緒だ。そして旦那も同じ事を言ってた。
まぁ何かあった時は、お金を渡してくれるだろうけど、なんかモヤモヤするよね』
『元旦那も受取人義両親だった。保険料支払いは元旦那。
受取人を私に変えてくれって言ったら、「俺は死なない、俺に死んでほしいのか」って怒鳴られた。
あと「もし死んだら義両親に頭下げて保険金もらえ」とも言われたな』
結婚しても保険金の受取人が義両親だったというママ、実は意外といましたよ。
もちろん独身のときの受取人は義両親だと思いますが、結婚するタイミングで変更してほしいのが本音ですよね(自らの意思で)。
「保険金の受取人、私に変えておいてね」なんて、こちらとしては非常に言いづらい言葉。それに畳みかけるかのように「保険金目当て?」なんて言われたら、それ以上何も言えなくなってしまいます。
旦那さん側からすれば「名義が両親なだけで、金は妻に渡してくれるから心配するな」くらいに軽い気持ち。もちろん妻としても、義両親のことは信じています! 信じているけれど……。
まずはチェック!保険金の支払いはダレ?
生命保険では契約者(保険料を払う人)、被保険者(保険の補償対象になる人)、受取人(保険金を受け取る人)の3人が登場してきます。
まず確認しなくてはならないのが、その保険料を払っている人がダレか。契約者の名義に関わらず、実際に支払っている人です。それによってママたちの対応も変わってくるようですよ。
『たとえば、独身の時から掛けていて義両親が支払いしてるなら、受取人の変更はしないかな。っていうか私からはなにも言わない。うちは独身の時から実母が掛けてくれてた保険の受け取りは、今でも実母のままだよ』
『支払いが旦那なら妻にするべき、死後の遺産相続争いを防ぐため。
支払いが義両親なら受取人は義両親で当たり前。自分達でも必要な保障をかけるよ』
『義両親が払い続けてくれてる保険は義両親が受取人。
義両親は旦那が死んだら私や子どもたちにって言ってるけど、不安だからうちはうちで私が受取人の保険に入ってる』
なるほど。独身の頃からであれば、もしかすると子どものころから義両親が払い続けているものの可能性もありますね。その場合は、結婚後も受取人は義両親のままにしておいた方が……という意見が目立ちました。その代わり自分たちの支払いで入りなおすべきという、相手のお金を当てにしない堅実な考え方、立派です!
逆に支払いがずっと旦那さんであったのならば、それは堂々と変更を申し出るべきだと背中を押す意見。遺産相続争いはしたくないですよね~。
受取人名義が義両親のままで旦那が亡くなったら、お金は全額渡してもらえるの……?
考えたくはないけれど、保険金の受取人名義が義両親のままで旦那さんが亡くなってしまったら? 果たしてお金は全額渡してもらえるのでしょうか?
『義両親が受取人なら妻に権利ないですよ。義両親から渡す場合は贈与税がかかります』
『生命保険は法律上財産分与に当たらないから受取人にしか権利ない。義両親からもらうなら贈与税かかるんだよ。大至急受取人変更だわ!』
なんと義両親が受け取った保険金を妻に渡す際に、贈与税がかかってしまうのです。贈与税とは、個人から財産をもらったときにかかってくる税金です。基礎控除額110万円を差し引いた残りの額にかかるのですが、生命保険の受取額は多額である場合が多く、多額になればなるほど税率があがっていきます。
そうなると、いったん義両親の手元に入った保険金も、そこから妻に渡すことで贈与とみなされ、かなりの額が税金でとられてしまう。保険金の意味を考えさせられてしまいますね。それは大変です!
『「友だちに”義両親が保険金を受け取ってから嫁に渡すと贈与税がかかるから今のうちに変えた方がいい”って言われた」とでも言って変えてもらいなよ』
と、何とも的確なアドバイスが。
投稿者のママの場合、契約者も実際に支払っている人も、ともに旦那さんでした。さっそく旦那さんに贈与税の話をすると受取人の変更を快諾してくれたそうです。良かった~! これにて一件落着です。
旦那さんの生命保険の、受取人は誰になっていますか? ぜひ確認してみて下さいね。
もしかしたら、独身の頃のままかもしれませんよ……?
※妻を受取人にしてもまったく税金がかからないわけではなく、相続税の対象となります。詳しくは財務省の資料をご覧くださいね。
関連記事
※共働きなのに家でも忙しいのは私だけ!?「殿様夫」を持つ妻たち- 参考トピ (by ママスタコミュニティ)
- 旦那の生命保険の受取が義両親だった