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渡辺直美さんが劇中歌も披露!話題の『映画 きかんしゃトーマス』を親子で楽しもう

4月8日(土)より、シネ・リーブル池袋、全国イオンシネマ(一部劇場を除く)ほかにて『映画 きかんしゃトーマス 走れ!世界のなかまたち』が公開中。劇中に登場するインドからやってきた女の子の機関車「アシマ」を演じたのは、お笑いタレントの渡辺直美さん。渡辺さんが演じる「アシマ」は、トーマスと同じ小型機関車です。

今回ママスタでは、「きかんしゃトーマス」アニメ映画史上「初」の女性キャスト「アシマ」の声を担当する渡辺さんに、アシマを演じてみての感想やお気に入りのシーン、子ども時代のお話などを伺ってきました。

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渡辺さんが演じる「アシマ」

完成した映画を見て、自分の声を聞いたときはすごく恥ずかしかったです(笑)

―― トーマスの新しいお友だち「アシマ」を演じてみていかがでしたか?

トーマスより精神的にお姉さんでありながら、アシマの内面から出る「明るさ」とか「元気さ」を表現しなきゃいけないのが、演じていてとても難しかったですね。完全にお姉さんでもなく、まだまだ子どもらしさもあるっていう感じ。その中でもアシマのかわいらしいところをうまく表現できるように気を付けて演じました。

―― 「アシマ」のかわいらしさを表現するために工夫されたところは?

私は元々が低い声で、高い声を出すとふざけているように聞こえちゃうんですよ。だから、アシマのかわいらしさとか強さみたいなものを表現するちょうどいい高さの声を出すのがすごく難しかったです。実際に完成した映画を見て、自分の声を聞いたときはすごく恥ずかしかった(笑)。でもトーマスとの歌のシーンもいい感じに仕上がっていたので、とても感動しました。

※編集部注:渡辺直美さん扮するアシマは劇中にてトーマスとのデュエットで歌を披露しています。

―― なるほど。では渡辺さんがお気に入りのシーンは、トーマスとの歌のシーンですか?

はい、そうですね。CDとかを出すときって声とか音程がズレているところを調整してくれることがあるのですが、声優さんの歌のシーンには直しとかが入らないからもう歌ったまんま流れるので。納得がいくまで何度も録り直したんですよ……監督が(笑)。私は「もうこれでいいんじゃないかな」と思っても、例えばカラオケで歌うような今風の歌い方がちょっとでも出たら「いや違います。そこは」と。ちゃんと伸ばすところは伸ばす、歌詞をきかせるところはきかせる、ということを意識してやったので、そのシーンはとくに気に入っています。

―― 歌詞にも注目なのですね。

そうですね。物語の中のトーマスは、もう今の自分から変わりたくてしょうがない!というところがあって。でもそういう気持ちって誰にだってあると思うし、子どもなら「あの子みたいに強くなりたい」とか「あの子みたいなものが欲しいな」とか。そういうのは大人になってもあるじゃないですか?
だから「今のままでいいじゃない。今の自分を輝かせましょう!」という前向きなアシマのセリフを当てながら、これは自分にも言い聞かせているみたいだなと思って演じていました。

『今のままのあなたでいいわよ』って言える友達ってすごいなって思いました

―― 小さな頃からトーマスのファンだったという渡辺さん。トーマスにまつわる思い出はありますか?

私は小さいころ保育園に通っていたんですけど、保育園にいく前には毎日欠かさずトーマスを見ていました。“お気に入りのチーズ蒸しパンを食べながらトーマスをみる”っていうのが、私の保育園時代の日課だったんですよ。だから大好きでいつも食べていたあのパンとトーマスがすごいリンクしていて。この声優のお仕事が決まったときには、お仕事をする前にそのパンを買って当時の思い出を振り返りながら食べてみたりもしました(笑)。

――子どもの頃は、どんなお子さんでしたか?

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内弁慶で仲のいい友だちにはガンガン言えるけど、みんなの前では何かできなかった子だと思うんですよね。すごい恥ずかしがり屋だし。
でも私、小学生とか中学生時代は、学年のほぼ全員と仲が良かったんですよ。男女関係なく、オタクからヤンキーまで誰とでも喋れるみたいな。私は友だちや学校の先生とのかかわりの中で、「こういうことしちゃいけないんだ」とか「こういうことしたら相手が嫌だと感じちゃうんだ」というのを学んできました。だから、友だちってすごく大事だなって思って大切にしています。

あと、私すごくスポーツが好きで、一輪車とかダブルダッチとか、バドミントンとか……とにかく動き回る! パワーに満ち溢れた子どもだったんですよ。だから母親は大変だったと思います。うるさいし、よく走り回っていたし。でもそのパワーが、ダンスを踊ったり歌ったりするお仕事に繋げられたので、もし自分のお子さん手がかかる子だったり元気いっぱいな子でも「自分のやりたいこと」がみつかったらその力が役に立つこともあるかなと思うんです。

―― 「アシマ」や「トーマス」と子どもの頃の渡辺さん、共通するところはありますか?

私はどちらかというとトーマス側でした。まわりのことがうらやましい。だけど自分にも自信があるから自分の短所が見えていなくて、「何で私のことわかってくれないの?」「こんなすごいイイことやってるのに何でわかってくれないの?」ってモヤモヤしていましたね。「自分の長所をどういかせばいいんだろう?」とはまだ子どもだし思えなかったんですよ。だから同じような思いで葛藤しているトーマスもすごく子どもらしいというか。
そんなトーマスに「いや、そんながんばらなくていいじゃない」「今のあなたのままでステキなんだから、今のままのあなたでいいわよ」って言える友達(アシマ)ってすごいなって思いました。この映画は子どもたちにぜひみて欲しい、素敵な映画だなって思います。

渡辺さん演じるアシマとトーマスがどのようにして友情を育んでいくのか、またハラハラドキドキの大レースの結末も気になりますね。新学期、環境の変化の中でがんばっているお子さんもこの映画を観て、きっとトーマスやアシマの姿から何かを感じとってくれるのではないでしょうか? ぜひお子さんと一緒に劇場へ足を運んでみてくださいね。

取材、文・編集部

『映画 きかんしゃトーマス 走れ!世界のなかまたち』

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(C)2017 Gullane (Thomas) Limited.

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