藤本美貴:第3回 妊娠中に着る服がなくなって泣きました(笑)
全8回に分けお届けしている 藤本美貴さんのインタビュー。
第3回目は、前回に引き続き妊娠がわかってからのお話を伺っていきたいと思います。
過去に掲載した庄司智春さんのインタビューも併せてご覧ください!
→亮&庄司コラム第2回:3Dのエコー見た時には「進化したなぁ」と思ったね
妊娠中に藤本さんが「着られるお洋服がない」と言って泣いて、一緒にお洋服を買いに行ったというお話を庄司さんがお話してくれたのがすごく印象に残っているのですが、覚えてらっしゃいますか?
懐かしい~(笑)。もちろん覚えています。着る服がないって泣きましたね(笑)。
私、「マタニティ服なんて、着る時期も少ないし絶対買わない!」って思って、大きめサイズの服を着たりしてたんです。でも、それも限界が来るじゃないですか?
自分では、持っている服と少し大きめの物を買い足せば何とかなると思っていたのにそう甘くはなくて……(笑)。
ある日、2人で出かける準備をしていたら、とうとう着る服がなくなって泣いたんですよ。
そしたら、彼が「買いに行こう!」って言ってくれて。
それで2人で伊勢丹に買いに行ったんです。
マタニティデニムを履いてみたら、すごく快適で「もっと早く買えば良かった!」って思いましたね(笑)。
なんであんなに意地張ってたんだ!? と思ったくらい(笑)。
そこで「一緒に買いに行こうよ」と言って、伊勢丹に連れて行ってくれる旦那さんはなかなかいないと思いますよ!
彼は私が悲しかったりするのがすごく嫌みたいで、それを解決するためなら! と頑張ってくれるんです。そういうところがほんとにすごくありがたいし、嬉しいです。
他にも、妊娠中のエピソードってありますか?
着る服がない! と泣いて、お買い物に連れて行ってくれた以外にも、私、妊娠する前はヒールの高い靴ばかり履いていたので、「妊娠したからぺったんこの靴が欲しい」と言ったら、一緒に買いに行ってくれたりしました。
なので、妊娠中のクリスマスには、ルブタンのペタンコ靴をプレゼントしてくれました。
あとは、お腹が大きくなってきてからは足の爪を切ってもらったり、私が不安がっているのでメールや電話の回数を増やしてくれたり。
彼がいてくれたから乗り越えられたことって、すごくたくさんあって感謝しています。
妊娠中に胎教はしていましたか?
しっかりした胎教というものはやってなかったんですけど、お腹に向かって話しかけたりはしてましたね。
友達から「初めてトーク」というお腹に声を聴かせる道具をもらって、それを使って話しかけていましたね。
お腹の子が男の子だと男性が触ると止まるって言いませんか? 彼がお腹を触ったときも胎動が止まって、まさにその通りでした(笑)。
性別がわかった時のお気持ちは?
私、けっこう早い段階で男の子だって言われていたんです。
特に性別にこだわりがあったわけではないので、「男の子なんだぁ」と嬉しい気持ちになったのを覚えています。
彼にそっくりな男の子だったらいいなぁと。実際、そっくりな息子が生まれました(笑)。
妊娠中の不安を解決してくれたお母さまの言葉があったと聞いたのですが。
「私はちゃんとした親になれるのかなぁ」と、ぼそっとお母さんに聞いたことがあったんです。
そしたら「大丈夫、子どもが美貴のことを親にしてくれるんだよ。」って言ってくれて。
私を育ててくれたお母さんがそういう言葉を言ってくれて、すごく心が軽くなったんです。
家族が支えてくれるのは特に妊娠中はありがたいですよね。
私、お姉ちゃんが2人いるんですけど、私の3ヶ月前と1ヶ月後にそれぞれ第1子を産んだんです。
3姉妹が同じ時期に妊婦で出産もしてという状況で、身近に相談できる相手がたくさんいたことも助かりましたね。
妊娠中の悩みや不安は、庄司さんの支えがなかったら乗り越えられなかったと語ってくれた藤本さん。
次回は、「2人で戦った!」と語る出産についてのお話を伺います。
お楽しみに。
取材、文・上原かほり 撮影・chiai