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「服選びが自己肯定感を高める」ユニクロの体験型サービス「MY FIRST OUTFIT」

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子どもの洋服選び、どうしてますか? 幼い子どもと一緒に服を買いに行くのは手がかかる……そんな思いから親が買ったものを着せるお家が多いかもしれません。しかし、子どもが自分の意思で服を選ぶことが、その子の成長に大きく関係していくとしたら。

低価格でキッズラインも豊富に揃えるユニクロが、子ども向けの体験型サービスを開始しました。その発表会をレポートします。

子どもに服選びを任せるサービス

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ユニクロの新サービス「MY FIRST OUTFIT」は、子どもが店内から自分の意思で服を探し、気に入ったものからコーディネートを考え、最後にコレだと思える服に決定する体験型のサービス。

親から離れて自分の服を選び、実際に試着して最後に親に披露するという流れです。ユニクロのスタッフが子どもたちをサポートしつつ、自分の意思で洋服をトータルコーディネート。幼い子が大きなカゴを持ち歩いて服を探したり、お気に入りの服がありすぎてコーディネートに悩んだりする姿などをリアルに収めた動画を見れば、服を通して子どもたちが大切なことを学んでいることが垣間見えます。子どもの新たな一面に出合えるこのサービスは、3月25日から4月23日の土日に、全国のユニクロ105店舗で実施します。

発表会には、Eテレ「すくすく子育て」などにも出演中の大豆生田啓友氏(玉川大学大学院教育学研究科教授)も登壇しました。大豆生田氏は、自分で服を選ぶことが自分の自信となり、自己肯定感を高めることにもつながるといいます。

「近い将来、子どもが大人になる時代は今の社会とは大きく変わってしまう。自分で考えてアクションが起こせないと、これからの新しい時代は立ち行かない。こうやって服を選ぶということも自己決定です。自分で決めるということが自分の自信につながって自己肯定感が育つと、実は自分のことを好きになるだけではなくて、人の思いに立てるとか、自信を持って行動できることに繋がっていくので、非常に重要なことと考えています」

今は情報も多く親が何かと先回りしがちですが、子どもが自分で決めるところを、親自身も見守る姿勢が大事だとおっしゃっていました。

今まで買い物に連れて行かなかったことを後悔!

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続いて登壇したのは、4児の母であるタレントの東原亜希さん。今回のサービスをご自身の息子さんが一足早く体験し、本当に感動したと言います。

「普段の洋服は、お店に買いに行くと周りのお客さんに迷惑かけちゃうかなって私の方で決めつけて、子どもがいない間に私が選んでました。今回体験させていただいて、次の日の朝にまず、まったく同じコーディネートを持ってきて、もう一回ここに行きたいって言ったんです。本当に、感動と驚きとちょっとした後悔。今まで私の都合で連れて行かなかったことを後悔しました」

ご自身のお子さんが選んだのは青いパーカーにボーダーのTシャツ、ジーンズの長ズボンというコーディネート。今まで青い洋服を選んだことがなかったのに、本人は青が好きだったんだと気付いたそうです。子どもの新たな一面や親としての気付きがあり、今後は一緒に買い物に行くと心に決めたそうです。

続いて、発表会の少し前に一般の親子がサービスを体験しました。お母さんは、いつもモノトーンや迷彩柄を選びがちだったのに、こちらのお子さんも青い服を譲らなかったそう。また、半年前にお母さんの意思で買わなかったドラえもんのTシャツを今回はしっかり選んでいたそうです。

「普段だったらお洋服に関心がないんですけど、今回はたたんでお会計に持っていたんですよ。こんなにも愛着が湧くんだなと思ってびっくりしました」

子どもの自己決定の機会や、親としての気付きの多そうな今回の体験型サービス。実施期間は3月25日から4月23日の土日。1人で着替えができるお子さんで、サイズは110cmから150cmが対象。申し込みは店頭、電話にて予約が必要です。早めの予約が良さそうですね!

 

体験中のイキイキとした子どもの表情が印象的なムービーも公開中。

 

取材、文・山内ウェンディ

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