「赤富士」をご存知ですか?子宝に恵まれる「妊娠ジンクス」とは
最近、筆者のまわりは2人目、3人目の出産ラッシュです。先日、何人かのママ友とお茶をしていた時の話。2人目の出産を来月に控えたママに、2人目を望んでいるママ友が、あるお願いをしていました。
「私も2人目が欲しいんだけど、なかなかできなくて……。○○ちゃんの妊娠パワーをもらえると嬉しいんだけど、もしできたら陣痛中に赤富士を描いてもらえないかな?」
頼まれたママ友は、「任せて! 入院セットに紙とペンも入れておくね!」と答えていました。
「陣痛」と「赤富士」の関係とは?
この二人の会話の前提にあるのは、陣痛が来ている人に赤いペンで「富士山」の絵を描いてもらうと、その絵をもらった人にも赤ちゃんが来てくれるという、妊活中のママたちの間で広まっているジンクスです。もちろん「赤富士を描いてもらったから、必ず妊娠ができる!」というような効果はありません。都市伝説的な話ですが、縁起を担ぐ気持ちで、今も筆者のまわりで、赤富士をお願いしたり、されたりしているママたちがいます。
ママ友たちのやりとりを見ていて、筆者は懐かしい気持ちでいっぱいになりました。
「妊娠したい!」という気持ちばかりが膨らんで、なかなか結果の出ない日々にモヤモヤしていた妊活期間。なんとなく見ていたママタレントのブログで見つけた「赤富士」の記事に、「お~! これは良いことを知った!」と思い、ちょうど出産が近い友達がいたので、メールでお願いをしました。
「陣痛が来たら、赤いペンで富士山を描いて、それを私に送ってほしい」
当時は出産経験がないので、タレントさんのブログを見て「陣痛が来ていても絵を描く余裕はあるものなんだな」と、軽い気持ちで頼んでしまった筆者ですが、後日、出産を終えた友人から送られてきた赤富士には「死ぬ気で描いたからね!」というメッセージが。その後実際に出産を経験してみて「こんな状態で赤富士を描いてくれた友よ、ありがとう!」と感謝しまくったのは言うまでもありません。
ママスタコミュニティの中にも「赤富士」についての投稿がありました。投稿者のお願いに、多くのママたちが協力していました。
どなたか陣痛が来たときに富士山の絵を描いてくださる方はいないでしょうか?
多くのママたちからのお返事がこちら。
『陣痛待ち3人目妊婦です。余裕あれば挑戦してみますね』
『余裕と紙とペンがあったら描いてみる! あっ絵心はありません(笑) 』
『来週、計画和痛分娩をします。聞いた話によると、かなり余裕が持てるらしいので、絵心はありませんが……描きます。待っててください」
さらに、すでに出産を終えているママさんが、陣痛中に描いた赤富士を投稿してくれました。
『今朝無事に四人目を出産しました! 余裕があまりなくものすごい下手くそですみません』
『ごめんこんなだけど……、必死だったの』
ママスタコミュニティでやり取りする人は、顔も知らない相手ばかり。それでも、妊娠を望む一人の書き込みに対して、多くのママたちが反応し、協力しようとしている姿がとてもステキですね。
赤ちゃんが欲しいと願っているときに、効果があったと聞いたものはいろいろ試したくなる気持ち、ママたちはきっと誰よりもわかるんだろうなと思うんです。そのことに、科学的根拠があるとか、医学的にとか、そういうことはもちろん頭の中ではわかっているけど、そういうことじゃなく。
筆者も、友人から送られてきた赤富士を手にした時、「私のために、これを描いてくれる人がいる」という気持ちが、なかなか結果の出ない妊活で溜まったストレスを解消してくれました。きっと効果があるとしたら「妊娠」そのものではなく、赤ちゃんを迎える心の準備ができたことなのかなと感じています。
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