ミシンいらず&手縫いでできる!入園に役立つコップ袋のつくり方
もうすぐ入園シーズン。お子さんの入園をひかえたママ、ご入園おめでとうございます! この節目のときにお子さんの成長に思いをはせたい――と考えながらも、入園準備には気ぜわしくなりますね(汗)。
でも今は既製品やオーダーサービスがたくさんあり、ママの負担感を減らしてくれます。
いっぽう、裁縫は苦手、ミシンももっていない……でも「ちょっとくらい、ママの手づくりのものを」と考えるママもいるかもしれません。
そんなママ向けに、子どもがお昼ごはんのあと歯みがきにつかう、コップ・歯ブラシ用の巾着袋のつくり方をご紹介したいと思います。
ほつれ防止のための‟ジグザグミシン”不要、つまり、ミシンをもっていないママも手縫いでできる、「袋縫い」という方法でコップ袋をつくってみましょう!
コップ袋のつくり方
【できあがりサイズ】タテ 約17cm × ヨコ 約16cm × マチ 約8cm
【材料】
布:タテ 49cm × ヨコ 20cm
0.5cm幅アクリルコード(ひも):48cm × 2本
~はじめに~
・糸はすべて2本どり。指定場所以外(手順⑦の一部以外)はすべて波縫い。
・縫い始め・縫い終わりは返しぬいをわすれずに。
・折り目をつける際(手順③・⑥・⑧)は、アイロンをつかいましょう。
・生地と同色の糸をつかいましょう(ここでは見やすいよう、目立つ色の糸を使用しています)
①外表で脇を縫う。
生地を外表で(生地の表面が外側にくるように)半分に折ります。
上から7.5cmのところを‟あきどまり”(縫いあわせはここまで、という部分)とします。下から‟あきどまり”まで、端から0.5cmのところの両脇を縫います(赤い糸部分)。
②裏返す。
裏返す前に画像のように、縫い目を折ってアイロンをあててから裏返すと、次の作業がしやすくなります。同じ理由で、裏返したあともアイロンをあてておきましょう。
③マチ部分を折りあげる。
マチをつくるため底部分を4cm折りあげます。
④脇を縫う。
マチ部分を折りあげたまま、‟あきどまり”まで端から0.8cmのところの両脇を縫います(赤い糸部分)。
(縫うとき、端からの長さが短いと、手順①で隠したはずの生地の端が、できあがり時に見えてしまうので要注意!)。
⑤切り込みをいれる。
両側の‟あきどまり”部分に0.7cm程度の切り込みをいれます(手順①・④で縫ったときの糸を切らないように注意してくださいね)。
⑥切り込みをいれた部分を三つ折りにする。
切り込みをいれた部分を、4箇所、三つ折りにします。
4箇所を三つ折りにしたところ
⑦コの字型に縫う。
三つ折りした部分の、端から0.2cmのところをコの字型に縫います(青い糸部分 / 画像は袋を横から見た図です)。切り込みをいれた部分を縫う際は、強度を増すために、本返し縫いにしましょう。
⑧袋口を三つ折りにする。
ひも通し口をつくるため、袋口を2.5cm幅の三つ折りにします。なかに折り込む部分は1cmです。
⑨袋口をぬう。
下から0.2cmのところを縫います(緑の糸部分)。
⑩アクリルコードを通して、できあがり!
表に返します。ひも通し(ヘアピンでも代用可)をつかい、2本のアクリルコードをそれぞれ両側からいれ、一周させて結びましょう。
お疲れさまです!「ママがつくったの」と、お子さんに見せるのが楽しみですね。きっと喜んでもらえるはず。
すてきな園生活が送れますように!
文・福本 福子