はじめてのお弁当作りを応援してくれる、基本がいっぱいの1冊
春から幼稚園入園を控えているママたち、入園準備はいかがですか? 可愛いわが子も春からは幼稚園生。ママがいなくても大丈夫かな? とか、お友達つくれるかな? とか、朝しっかり起きれるかな?(自分が)とか……。心配事は尽きませんね。そんな中、お弁当がある幼稚園のママたちは、お弁当の準備もお早めに! お料理が苦手なママでも、おいしく簡単にかわいいお弁当が作れるようになるおススメの本をご紹介します。
大人とは違うよ? こどもべんとうの基本がいっぱい!
筆者はかつて料理教室の講師をしていたので料理は比較的慣れている方。また、旦那のために毎朝お弁当を作っているので、子どものお弁当なんて余裕~! と思っていたのですが、とんでもない! 子ども用のお弁当は、慣れるまでそれはそれは難しかったです……。
まずは「量」。張り切ってたくさん入れすぎても食べきれないし、少なすぎてもお腹が満たされない。どれくらいが基本なのでしょう?
園児のお弁当は、主食のごはんやパンに主菜となる肉や魚のおかずと、副菜の野菜おかずが各1品あれば大丈夫とのことです。要は「主食+おかず2品でOK!」なんだとか。主食は食べきりやすいおにぎりからスタートするのがおすすめ。はじめのうちは“食べきる”ことが目標なので、苦手なものは入れない方が良さそうですね。
そしてお弁当箱。入園準備のときに張り切って子どもの好きなキャラクターの密封タイプのお弁当箱を購入しました。しかし、入園したての年少さんはとくに開け閉めに力が必要になってきます。あせってひっくり返してしまう恐れもあると園の方からも言われ、ふたをかぶせるタイプを再度購入。意外と高いんですよね(笑)。これからお弁当箱を買うママたちは、是非参考にしてみて下さい。
メニューのバリエーションや、安全対策もバッチリ!
次に悩むのは、やはり「メニュー」。これは今でも頭を悩ませます。『はじめてママのためのきほんの園児べんとう』には、簡単にできて子どもが喜ぶ味のおべんとうがカレンダー形式で紹介されているので「あした何作ろう?」と悩む心配がないのが素敵!
また、お弁当で気になるところといえば「安全面」ですね。特にあたたかい時期は腐敗もすすみやすくなるので要注意。幼稚園によっては保冷剤や抗菌シートが禁止……なんて園もあります。そんなママたちの心配も大丈夫! お弁当の「安心」「安全」対策方法もしっかりと載っています。
抗菌や防腐作用があるスパイスがブレンドされたカレー粉と、めんつゆで味つけした安全対策バッチリのお弁当です。
菌の増殖を抑える働きがあり、お弁当の傷み防止に効くお酢。甘酢いためや寿司めしの他、チャーハンやハンバーグなどに少量くわえるのも効果的ですよ。
キャラ弁はできないけど、これくらいなら……
最後の悩みは「詰め方」です。キャラ弁までは無理だけど、せっかく詰めるあんら可愛くしてあげたい! けど時間がない! というママにおススメ。簡単にできる裏ワザが紹介されています。
ほおをポッと赤くするとかわいくなる!
かりかり梅を水玉模様に見立てて
穴あけパンチで星型や丸型にくりぬいてトッピング
他にも時短テクが満載で、各レシピにはダンドリ(段取り)表が。
前日に準備することや、当日にやることの順番がひと目でわかるダンドリ表。これを見ながら作れば、あせらずにしっかりと作れそうですね。
ママにとっては大変だけれど、子どもにとっては嬉しくて楽しいお弁当。降園後、ピカピカになったお弁当箱を見ると頑張って良かったな~と思う毎日です。50品以上のお弁当例と、70品以上のおかずや主食例が詰まった『はじめてママのためのきほんの園児べんとう』。ぜひ、参考にしてみてはいかがでしょうか?
『はじめてママのためのきほんの園児べんとう』
主婦の友社・編
定価:本体980円+税